レビューメディア「ジグソー」

小ささは正義

その小ささから、発売当時猛烈に欲しかった一品。
結局発売当時は買うことができず、中古にて入手。

見た目のとおり、携帯性はピカイチ。
しかし、標準搭載のWindows Vista(と標準インストールアプリ)が重く、Webブラウズも若干もたつく感じ。

2009年の発売当時は、まだまだいわゆるガラケーが主流で、タブレット端末もごくわずかであった。

そのような当時に提案されていた、カフェなどでのWebブラウズやメール、SNSは、今ではスマートフォンやタブレットで事足りてしまう。

そのため、本機が活躍するのは、キーボード一体型の携帯性に優れる端末が必要な場面だろう。

もう少し高速化したモデルの再販を強く希望する。

更新: 2015/07/16
キー配列

このサイズの機種にしては配列は普通。

普通、本機種のように携帯性を重視したような機種では、キーボードの配列は犠牲にされがちである。

しかし、本機種は、キー配列が犠牲にされることはなく、非常に打ちやすい。(なおこの文章も本機種のキーボードで入力している)

 

キーピッチも標準的であり、キーボードについては非常に高く評価してよいと思われる。

 

また、本機種はポインティングデバイスとしてスティックポインタ(ThinkPadで言うところのトラックポイント)を搭載している。

これは好みが分かれるところだろう。ThinkPadを好む私にとっては、これは好都合であった。

このスティックポインタは押し込みによるクリックも可能となっている。

しかし、感度が微妙で、思わぬところでクリックを認識してしまい、特にキー入力をしている際に思わぬ箇所が選択され、勝手にカーソルが移動してしまうのはどうにかならないものかと思っている。

更新: 2015/07/16
サイズ

絶妙なサイズ感

さすがに「ポケットにも入る」は盛りすぎだとは思うが、それでもバッグにスルッと入るのは好評価。

また、付属ACアダプタもコンパクトにできており、携帯性に優れる。

更新: 2015/07/16
バッテリーの持ち

電池は持たない

これは私の購入した中古の機体によるものであることを一応断っておくが、バッテリーのもちはあまり良くない様だ。

幸いにしてACアダプタが小型軽量であるので、充電すればよいとは思うが、これは機動性にも関わる問題であり、本機種の「提案シーン」(公式サイト等で提案されている利用シーン)にて紹介される活用場面において、ユーザーに十二分な満足感を与えられないのではないかと危惧する。

更新: 2015/07/16
機動性

サイズはいいがその他の面でイマイチ

このサイズは機動性が特に期待されるクラスであると思われるが、サイズ以外の部分で機動性が削がれている。

まず、バッテリーのもたなさ。 

これはすなわち、サスペンドからハイバネーション(休止状態)に移行するタイミングとも関連する。

バッテリーがもてば、ハイバネーション移行のタイミングまで時間的余裕があるので、使いたいと思った時にすぐにサスペンドから復帰して使用可能な状態になる。

しかし、本機種は、バッテリーのもちが良くないため、サスペンド後すぐにハイバネーションに移行してしまい、使用可能な状態に復帰するまでに1分~2分かかってしまう。

これでは、思いついたことを書きとめようにも、インターネットで調べ物をしようにも、使えるようになった時にはもう忘れてしまっている。

こういった面で、折角の機動性を生かせそうな本体サイズであっても、残念ながらそれが生かせることはない。

 

強いて言えば、メモ・調べもの用のセカンドマシンとして、常にACアダプタに接続した状態で机上に置いておき、さっと立ち上げ、用件が済んだらさっと閉じてしまう、といった(提案シーンでは述べられない)活用法だろう。

更新: 2016/07/27
総評

サイズ・キーボードがいいだけに、バッテリー・遅さが致命的

サイズの割に打ちやすいキーボード、そして適度な大きさの携帯性がよいだけに、稼働時間の短いバッテリーと、Atomの圧倒的な遅さで使用感がスポイルされているのが残念。

当モデルはAtom搭載の製品が出回り始めた頃の製品で、発売から7年ほど経っているので、現代の技術で作り直したものの発売を強く望むものである。

更新: 2016/07/27
追記

携帯性を生かして

ブログの執筆や、文書作成に活用している。

……というのが当製品の想定シチュエーションなのだろう。

しかし、残念ながら、バッテリーの持ちと、サスペンド・ハイバネーションからの復帰の時間の遅さのため、実際には、もっぱら、Raspberry Piのコンソールとしての使用がほとんどである。

その他、広い画面を必要としない、スクリプト作成などにも活用している。

当製品のキーボードの打ちやすさはピカイチなので、こういったキー操作の多い作業にはうってつけである。

このような用途は、CPUのスペックもさほど必要としないので、Atomに起因する遅さもほぼ問題にならない。

用途を限定すれば、まだまだ戦える、そんな機種である。

  • 購入金額

    19,800円

  • 購入日

    2014年10月頃

  • 購入場所

    パソコン工房

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