レビューメディア「ジグソー」

使ってびっくり、どこでもファイル共有が可能な超便利NAS

ホームメディアサーバー Storaのプレミアムレビューに選出いただき、ありがとうございます。
この場をお借りして御礼申し上げます。


■Storaとは?

Stora
Stora

Storaとは、NETGEAR社製のホームメディアサーバー、つまり音楽や写真、動画、ドキュメントなどを簡単にネットワーク上で共有できるNAS(Network Attached Storage)の一種です。
NETGEAR社はアメリカに本拠地を置くネットワーク機器専門メーカーで、中小企業および家庭用の製品に特化し、HUBやルーター、無線LAN関連製品やNASなどのラインナップを揃えています。

Storaの主な機能は下記の通りです。
・音楽、写真、ドキュメントの共有
・Windows7やOSX TimeMachineのネットワークバックアップ
・DLNAによるコンテンツ配信

また、ハードウェアとして下記の特徴を有しています。
・2台のHDDによるRAID1/JBOD対応
・エントリー価格帯のNASとしては高速なLAN接続時Read:33MB/s、Write:23MB/sのアクセス速度

機能を見る限りでは、他社製のNASなどと比べ特に際だった機能はなく、ありふれた印象も受けますが、実際に使ってみたところ、とても便利な使い勝手の良さが満載です。
いくつか他社製のNASを使ってきましたが、これらの製品と比べると、Storaのどこでもファイルの共有が可能な仕組みと、直感的なインターフェースと使い勝手の良さは別格です。

では、早速導入からレビューしていきたいと思います。


■Storaを導入するにあたって

StoraはNAS本体のみであり、HDDは付属しません。
このため、Stora本体の他に2台のSATA HDDが必要です。
あとは当然ですがインターネット接続環境とルーターも必要となります。

・使用可能なHDD

HDDは3.5インチのSATA HDDに対応しています。
HDDを別に買わないといけないという点は面倒でもありますが、逆に好きなメーカーの、好きな容量のHDDを選べるのはHDD内蔵のNASにはない特徴です。
また、RAID1構成時に片方のHDDが壊れた場合など、メンテナンスが容易であるというメリットもあります。

1プラッタの薄型HDDも対応可能ですが、ケース内で遊びが出てしまうため、HDDが斜めになった際にSATAコネクタに負荷をかける(最悪壊してしまう)可能性があるため、通常の厚さのHDDがお勧めです。
また、2TBを超えるHDDについては、公式のHDD互換性リストに掲載が無いことと、英語のForumでも動作しているというコメントも見かけなかったため、2TBまでのHDDにした方が良いと思われます。

Stora Hard disk Compatibility List
http://support.netgear.com/app/answers/detail/a_id/12109

今回はWD2500JS(250GB)×2台構成でテストを行った後、SeagateのST3500630ASとWesternDigitalのWD5000AAKSという種類の異なる2台のHDDを使ってRAID1構成にしてみました。
本来であれば同型番のHDDが良いのですが、正常に運用できることが確認できるまではトライアルということで、余っていたHDDを引っ張り出したためメーカーおよびモデルが異なってしまっています。
2台の異なるHDDでRAID1構成を組みましたが、問題無く構築可能でした。

・uPnP対応のルーター

Storaを使用する場合、1本のインターネット回線にPCとStoraを接続することになるため、ルーターが必要となります。
ルーターは今時のルーターであれば問題無いと思いますが、uPnP機能が必須となりますので、uPnPに対応していない古いルーターをお使いの方は買い換える方がよいかと思います。
また、Storaはセットアップの際にDHCPを利用してIPを取得するため、ルーターのDHCP機能はONにしておきます(通常はONになっているので問題ありません)


■Storaのセットアップ

・HDDを取り付ける

Storaの箱を開けると、本体とACアダプタ、LANケーブル、ドライバCDが入っています。
早速、Stora本体を取り出し、HDDを装着することにします。

HDDはStoraのフロントパネルを取り外し、前面から挿入します。
Storaのフロントパネルは上にずらすと簡単に取り外せます。
フロントパネルを取り出すとHDDを入れるための穴が見えますので、HDDの基板が内側を向くようにして差し込みます。
最後にフロントパネルを逆の手順で取り付けて、装着完了です。
HDDの装着にネジなど不要ですので、10秒ほどできわめて簡単に取り付け可能です。

StoraはHDDのホットスワップに対応していますので、RAID1使用時にHDDが故障したような場合、電源を入れたままHDDの交換が可能です。

・配線&電源投入

LANケーブルとACアダプタを接続した後、電源を投入します。
電源を投入すると、青色のパワーLEDが点滅を始めます。
パワーLED点滅中は機器のイニシャライズ処理の実行中となります。
しばらく放置すると、DHCPでIPアドレス取得などのイニシャライズ処理が完了し、パワーLEDが点灯に変わると使用可能となります。

・CDからセットアップユーティリティを起動

パワーLEDが点灯に変わったことを確認し、付属のCDからセットアップユーティリティを起動します。
セットアップユーティリティはStoraの初期設定とアプリケーションのインストール、Windowsバックアップ/OSX TimeMachineのセットアップという3つで構成されています。
セットアップする順序はメニューに「ステップ1」というように分かりやすい名前がついており、完了するとチェックマークが付くようになっていますので、間違える心配はありません。


■セットアップが出来ない!

希なケースだと思いますが、我が家の環境ではStoraのセットアップが出来ませんでした。

Storaのセットアップは、
1,StoraがDHCPでIP取得
2,セットアップユーティリティがStoraを検出、セットアップユーティリティのウィンドウ内にStoraの管理画面を表示
3,Storaの管理画面からstora.comに接続、シリアル登録およびstoraの名前、ユーザーのID/Passの登録を実行
4,stora.comの登録完了後、HDDの設定
という流れで進みますが、私の家のネットワークではstora.comに接続出来ないというエラーが出てしまい、何度試しても2で止まってしまいました。
正常な動作であればStoraからstora.comへ接続し、シリアル番号を登録する画面が表示されるのですが、私の家の環境ではなぜかStoraから正常にstora.comに接続することが出来ないため、エラーが発生して処理を継続することが不可能でした。

考えられる状況としては、
WindowsのFirewallがブロックをしている→Firewallを無効にしてもNG
使っているPCの環境がおかしい→別のPC、異なるOSで試してもNG(いずれもFirewallはOFF)
ルーターの設定がおかしい→ルーター側のFirewallを切ってもNG、NAT設定を初期化してもNG
DNSがおかしい→プロバイダのDNSのほか、GoogleのDNSを利用してもNG
ルーターがおかしい→MN9300、WZR-HP-G302HのいずれもNG
他にいろいろ試してみる→直接インターネットと通信出来るDMZに置いたりしてもNG
…という状況で、考え得る対応を一通り試してみたものの、セットアップすることが出来ない状況となってしまいました。

私の家の回線はCATVなのですが、どうもこのCATV側のネットワークの問題である可能性が濃厚という印象を受けます。
いろいろと問題の切り分けを試してみたものの、結果は全滅だったという状況から考え得る原因としては、やはりCATV側のネットワークに問題がありそうです。

この問題を切り分けるためには、別のネットワークに接続して設定を行う必要があります。
そこで、会社のネットワークを使用してセットアップが可能か確かめることにしました。
会社のネットワークは回線こそ企業向けの光回線を利用していますが、比較的シンプルな構造になっているので問題の切り分けには使えそうです。
会社のネットワークにStoraを接続し、ユーティリティを起動してみると…あっさりとシリアル登録画面が表示されました。
やはり、CATV側のネットワークに問題がありそうです。

Storaがセットアップの際にどのような通信を行っているか不明なため問題点の特定までは至りませんが、インターネットに繋いでいるにもかかわらずStoraがエラーを出す場合には、違うネットワーク(友人宅、職場、あるいはemobileなどのモバイル回線)を使ってセットアップを行ってみると良いかと思います。

初期のセットアップ(Stora名の登録など)を行った後は、自宅のCATV回線でも問題無く運用出来ています。


■セットアップ時に必要な情報

Storaのセットアップを行う際には、下記の情報が必要となります。
・Stora名
・ユーザー名
・パスワード

Stora名は、リモートアクセス時にmystora.comのサブドメイン名としても使われますので、ユニークなもの(他人と被らないもの)を設定する必要があります。
今はそれほどStoraユーザーが多くない?こともあり、取りたい名前で登録することができましたが、英単語などの簡単な名前はすでに取られている可能性があります。

・Storaセットアップユーティリティ起動画面

セットアップ画面
セットアップ画面
ステップ1~3にメニューが分かれていますので、迷うことは無いと思います。

プロダクトキー入力
プロダクトキー入力
Storaのセットアップを選択すると、ユーティリティが自動的にStoraを検索します。
無事Storaが検出されると、プロダクトキーとStora名の登録画面が開きます。(自宅のCATVではこの画面が表示されず、エラーとなりました)
プロダクトキーは本体裏側およびドライバCD-ROMの袋に印刷されています。
Stora名は前述の通り、ユニークな名前を英数で入力します。

アカウント登録
アカウント登録
アドミニストレーターのアカウントを登録します。
Storaにログインする際のユーザー名、パスワードを入力します。

IP設定完了
IP設定完了
入力を完了すると、StoraのIPアドレスが表示されます。
新しいバージョンのファームウェアがリリースされている場合、ここに表示されると思われます。

通知先メールアドレス登録
通知先メールアドレス登録
Storaに関する各種通知を受け取るメールアドレスを記入します。

HDD設定画面
HDD設定画面
HDDの構成を選択します。
容量重視の場合はJBODを、可用性を求めるならばRAID1を選択します。
RAID1は2台のHDD両方にデータを書き込むことで、片方のHDDが壊れた場合でもデータが消えることはありません。
ここではRAID1構成を選択しました。
(職場でセットアップしたため、HDDはWesternDigitalの250GB×2になっています)

フォーマット選択
フォーマット選択
フォーマットして良いか確認が表示されますので、はいをクリックしてフォーマットを行います。

セットアップ完了
セットアップ完了
フォーマットが完了し、Storaのセットアップが完了しました。

STEP1完了
STEP1完了
セットアップユーティリティのTOP画面に戻ると、STEP1にチェックマークが付いているのが解ります。
続いて、STEP2のデスクトップアプリケーションのインストールを行ってください。

【Storaのここが凄い!】
Storaの凄いところは、既にこの時点でStoraの共有機能がインターネット経由でも利用可能になっているという点です。
Storaの初期設定を行うと同時に、mystora.comへの登録と、uPnPによるネットワーク設定が自動的に行われますので、ユーザーは共有のために特別な設定をする必要はまったくありません。


■Windowsのネットワーク共有でアクセス

Storaのセットアップが完了すると、他のNAS製品と同様、エクスプローラーから\\storaでアクセスすることが可能です。
\\storaでアクセスをすると、共有プリンタ、ファミリーライブラリ、マイライブラリ、マイコンピューターが現れます。
良く使うフォルダはネットワークドライブを割り当てておくと簡単にアクセスができるようになります。
アカウント認証画面が表示された場合は、Storaを登録した際のユーザー名とパスワードで認証が可能です。
ネットワーク名はworkgroupとなっていますが、これはStoraの管理画面から変更が可能です。

あっさりとWindowsネットワーク共有で使えることが分かりましたので、続いてインターネットの共有を試してみることにします。
Storaで共有機能を使う場合、アルバムという単位で共有の設定を行うのですが、最初にこのアルバムについてきちんと役割を把握しておくと、Storaの共有管理の方法がわかりやすくなります。


■Storaにおけるアルバムとは?

Storaでは、アルバムという機能を利用してファイルの共有を行います。
アルバムというと写真や音楽などのアルバムをイメージしますが、Storaのアルバムとは“共有のためのコンテナ”といえばわかりやすいでしょうか。
Storaに保存されている音楽や写真などの様々なファイルをアルバムというコンテナ(容器)に入れ、個別に共有条件を設定することでアルバムに入っているファイルについて様々な共有が可能となります。

アルバムはいくつも設定することが可能であり、1つのファイルを複数のアルバムに設定することも可能ですので、柔軟な運用が可能です。


■家でも外でもどこでもファイル共有

Windowsの共有機能を利用したファイル共有であれば単なるNASとなんら代わりがありませんが、Storaには強力なWeb共有機能と、非常に使い勝手の良いWebコントロールパネルが備わっています。
StoraのWeb共有機能を司っているのが、mystora.comというStoraのポータルサイトです。
ここに登録したStora名、ユーザー名、パスワードを入力すると、mystora.comが自動的にユーザーのStoraを探しだし、Webコントロールパネルにログインすることが出来ます。

・Webコントロールパネルの起動方法

Webコントロールパネルを利用して、自宅でも外出先でも、まったく同じインターフェースでファイルの共有を行うことが可能です。

Webコントロールパネルを起動するには、自宅であれば、Storaユーティリティをインストールした際にStoraエージェントというアプリケーションがタスクバーに常駐しますので、その中の「Storaアプリケーションを開く」メニューを選択するか、あるいはStoraのIPアドレスをブラウザで指定すると、Storaのログイン画面が表示されます。
外出先であれば、mystora.comへアクセスし、Stora名とユーザー名、パスワードを入力します。

ログインに成功すると、Storaの管理画面が表示されます。

Storaログイン画面
Storaログイン画面

Storaのログイン画面です。
これはローカルIPアドレスでアクセスした場合の画面で、mystora.comからログインすると、Stora名を入力するフォームが追加されます。

Storaプレミアムのススメ
Storaプレミアムのススメ

初回ログイン時には、Storaプレミアムアカウントの宣伝画面が表示されます。
Storaプレミアムについては後ほど確認します。
今回は今すぐStoraに移動するボタンをクリックして、Storaに移動します。
※いいえ、結構ですを選択する必要はありません。紛らわしいですよね、これ。

Stora Webコントロールパネル
Stora Webコントロールパネル

ログインしたStoraのWebコントロールパネルです。

・Webコントロールパネルの機能

Storaの管理画面には大きく分けて
・アルバム
・メディアライブラリ
・環境設定
の3つの機能があります。

Storaで設定したアルバムを閲覧、ダウンロードなどを行うのが「アルバム」、ファイルをアップロードして共有したり、ファイル・フォルダの管理を行うためのツールが「メディアライブラリ」、StoraのネットワークやRAID設定など、Stora本体の詳細な設定を行うのが「環境設定」となります。


■メディアライブラリを使ってみる

メディアライブラリの画面は分かりやすいレイアウトで構築されており、左上にStoraのディレクトリ構造が表示され、ファミリーライブラリ、マイライブラリ、マイコンピューターというディレクトリが初期状態で準備されています。
左下にはアルバムのリストが並び、右側にはフォルダの中身が一覧表示されます。

メディアライブラリ 画面レイアウト
メディアライブラリ 画面レイアウト


このインターフェースですが、すべてFlashで構築されており、スムーズな操作が可能です。
また、写真などはサムネイル表示されますし、ファイルの並び替えや検索にも対応しており、NASのファイル管理画面としては非常によく作られています。

・インターネットに繋がっていれば、どこからでも利用可能

Storaの凄い点が、この管理画面が自宅からだけではなく、インターネットに繋がっていればどこからでもまったく同じ機能が使用可能であるということ。
外出先のPCからmystora.comにアクセスするとログイン画面が表示されますので、そこでStora名、ユーザー名とパスワードを入力すると、自動的に自宅のStoraに接続され、同様のインターフェースが利用可能です。

Storaが自動的に自己のIPアドレスをmystora.comへ通知し、mystora.comがDDNSと同様の仕組みを使用してログインしたユーザーがStoraへアクセスできるようにしていると思われますが、面倒なDDNSの登録は一切不要で、自動的にmystora.comにログインすると自宅のStoraが連携する仕組みや、家の中や外出先などどこからアクセスしてもまったく同一のインターフェースで操作可能な点などは、さすがNETGEARと思わせる出来で、とても使い勝手が良好です。

・スマートフォンでも利用可能

利用可能な機能は限定されますが、スマートフォンでも利用することが可能です。
スマートフォンからmystora.comへアクセスすると、自動的にスマートフォン用の画面(stora名.mystora.com/mobile)へ切り替わります。
ログイン後は、登録されたドキュメントを閲覧したり、音楽を聴いたり、ビデオを再生したりすることが可能です。
試しにm4aオーディオファイルとmp4ムービーファイルをStora上にコピーしてiPhoneから再生してみたところ、スムーズに再生が可能でした。
さすがに3G回線では音がとぎれたりすることもありますが、写真アルバムを簡単に楽しむといった使い方の場合は十分かと思います。

iPhoneからのアクセス
iPhoneからのアクセス

iPhoneからアクセスしたmystora.com。
使用可能なメニューが限られています。

iPhoneからアルバムを開いたところ
iPhoneからアルバムを開いたところ

アルバムを開いたところ。
縦に一覧表示され、タップすると拡大表示されます。


■家族や友人、インターネット、Facebookなどで簡単ファイル共有

今までは主に購入者がStoraを使って様々な場所でStora上のファイルを利用する方法を見てきましたが、Storaには家族や友人などの限定したユーザー間でのファイル共有、あるいはインターネット全体への公開など、様々なファイルの共有方法が可能です。
Storaの所有者であればユーザー名とパスワードを入力してStoraへログインしますが、友人やインターネット全体に公開するような場合には、Webコントロールパネルにログインするユーザー名・パスワードを公開するわけにはいきません。
そのような場合、Storaの限定公開機能を利用することで、アルバムを友人などの限定した範囲内で共有することが可能です。

Storaが設定可能なアルバムの公開範囲は下記の通りです。
・ファミリーアカウント
・友達
・全員

また、共有範囲とは別に、ホームネットワーク内のメディアプレーヤーで共有するための「メディアプレーヤー」と、ファイルのダウンロードが可能になる「ダウンロードを許可」、Facebookとの連携機能がオプションとして選択可能です。

》》 個別のユーザー名、パスワードで利用する「ファミリーアカウント」

Stora1台に対して複数のユーザーを作成することが可能です。
この機能を利用して、たとえば家族全員に個別のユーザー名とパスワードを発行する、数人で集まって仕事をしている場合一人ずつのメンバーにアカウントを作成して共有で使用する、といった運用が可能となります。
Storaのライブラリにはマイライブラリとファミリーライブラリの2つがありますが、Storaに登録されているすべてのユーザーがアクセス可能なのがファミリーライブラリです。

Storaの環境設定画面から新規ユーザーを追加すると、マイライブラリもユーザーごとに作成されます。
マイライブラリはそのユーザーのみがアクセス可能なライブラリのため、アルバムを作らないと共有が出来ません。
ファミリーライブラリは全ユーザーで共有できますので、家族など複数人で1つのStoraを使う場合に、ユーザー間の共有はファミリーライブラリを使用すると便利です。

》》 メールでStoraのURLを通知して共有可能する「友達」

ファミリーアカウントの共有の場合、StoraにログインするためのID・パスワードを発行する必要があるため、友達に簡単にファイルを送りたいという用途には適しません。
この場合に便利な機能が、公開範囲の“友達”です。
友達を選択すると、メールアドレスの入力フォームが表示されますので、ここにアルバムを共有したい相手のメールアドレスを入力します。
メールアドレスを入力して招待状を送るボタンをクリックすると、相手にStoraへアクセスするためのURLが記載された招待メールが送信され、メールに記載されたURLをクリックすると、アルバムを閲覧・共有するための専用のウィンドウが開きます。
StoraのWebコントロールパネルにログインする必要がなく、アルバムの中身を閲覧することが可能です。

友達の共有機能を使用する際には、必要に応じて共有期間の設定とパスワードの設定が可能です。
パスワードを付ける場合、このアルバムをパスワードで保護するにチェックボックスを入れると、自動生成されたパスワードで保護が可能です。
一度招待状メールを送った相手は自動的にアドレス帳に登録されますので、次回からはアドレス帳を開いてメールアドレスを設定することも可能です。

》》 共有ページのURLを生成する「全員」

不特定多数に対してアルバムを共有したい場合に選択します。
全員を選択すると、共有用のURLが発行されますので、このURLをメールで送ったり、Twitterでつぶやいたりすれば共有が可能となります。
全員に共有する場合にも、期間を限定して共有することが可能です。

友達に共有したいけどStoraからメールがいきなり送られるのはちょっと…という場合にもこの全員が便利です。
公開範囲を全員にして、生成されたURLをメールやメッセンジャー、mixiなどで相手に送ることで、ある程度制限された範囲内での共有が可能になります。

》》 メディアプレーヤー

音楽や動画ファイルを共有し、ホームネットワーク内のPS3やiTunesなどで再生したい場合には、メディアプレーヤーにチェックを入れます。
共有範囲はホームネットワーク内に限られますので、インターネット越しにDLNAを利用した共有は出来ません。

》》 ダウンロードを許可

アルバムを閲覧する画面はFlashで出来ているため、閲覧のみでファイルのダウンロードが出来ません。
共有したファイルをダウンロード出来るようにするためには、ダウンロードを許可オプションにチェックを入れる必要があります。

》》 Facebookと共有

Facebookアカウントを持っている場合、Facebookと共有機能にチェックを入れるとFacebook上でアルバムを共有することが可能です。


■アルバムの設定方法

実際に、友達と共有するアルバムを作ってみます。

アルバム作成:1
アルバム作成:1

まず、アルバムに追加したいディレクトリ、ファイルを選択し、○に→が組み合わさったアイコンをクリックしてメニューを表示します。
メニューの中にアルバムに追加という項目がありますので、ここを選択します。

アルバム作成:2
アルバム作成:2

アルバムを作成ウィンドウが開きますので、下記項目を入力します。
名前:アルバムの名前
説明文:アルバムの内容を説明する文章
アルバムテーマ:アルバムの背景画像です

アルバム作成:3
アルバム作成:3

詳細共有オプションを表示すると、共有範囲のほか、共有を有効にする期間設定やメディアプレーヤー、ダウンロードの許可など細かい設定が可能となります。
今回は友達にアルバムを公開するため、友達のメールアドレスを入力します。

アルバム作成:4
アルバム作成:4

すべての入力を完了し作成ボタンをクリックすると、自動的に登録したメールアドレスへ共有通知メールが送られます。
メールは送信されましたというウィンドウが表示されれば、Stora側の作業は完了です。

アルバム作成:5
アルバム作成:5

Storaから送られたメールを開いたところです。
こちらをクリックしてという箇所にStoraへのリンクがあり、クリックするとStoraのアルバムが表示されます。


■iTunesとの連携

Storaに保存している音楽ファイルは、iTunesからライブラリとしてアクセス可能です。
iTunesに認識させるには、共有したいディレクトリを選択し、メニューから「DMAと共有する」を選択します。
DMAとはおそらくDigital Media Adapterのことと思われ、この共有をONにすることで各種オーディオプレーヤーやDLNAでの共有が可能になると思われます。

実際にiTunesで共有をしてみたところ。
DMA共有をONにするだけで、自動的にiTunesに表示されます。
iTunesとの連携
iTunesとの連携



■Storaのハードウェア

さて、ここからはStoraのハードウェアについて詳しく確認していくことにします。

・外見

Stora外見
Stora外見
プラスチック製のカバーですが、光沢仕上げになっており、とても高級感があります。
寸法は高さ150×幅150×奥行き170mm(実寸、若干誤差あり)ときわめてコンパクトです。
任天堂のゲームキューブが高さ110×幅150×奥行き161mmですので、ゲームキューブを少し高くした大きさとなります。

HDD取り付けスロット
HDD取り付けスロット
HDDの差し込み口です。
HDDの基板が内側に向くようにHDDをセットします。
3つ並んだLEDは、上から電源LED、HDD1、HDD2となり、下段はUSBコネクタです。

HDD取り付けスロットから見た内部
HDD取り付けスロットから見た内部
フロントパネルを取り外すと、HDDを差し込むスロットが見えます。
隙間から中を覗くと、底面に吸気用のエアホールが多数設けられており、Stora本体の内部は大きな空間になっています。
とてもエアフローがよさそうな作りで、実際に動作中のHDDもほとんど熱を持ちません。

12V 5A ACアダプタ
12V 5A ACアダプタ
ACアダプタです。
ちょっと大きめで、ノートPC用といったサイズです。
出力は12V 5Aと予想外に大容量でした。

LED点灯状態
LED点灯状態
動作時のLED点灯状態です。
一目で何を意味しているのか分かるデザインとなっており、センスの良さが伺えます。

・内部構成パーツ

さて、ここから内部で使用されているパーツを確認していくことにします。
いきなりお借りしているものを分解してしまうのも…と思いましたが、どのようなパーツが使われているのかはやはり気になるところ。
というわけで、普段はなかなか見ることが出来ない?内部パーツをご紹介。

メイン基板(表)
メイン基板(表)
Storaのメイン基板表面です。
CPUやメモリ、Flashなどのパーツが確認出来ます。
基板がH型になっているのは、HDDのリリース用パーツと干渉する部分が切り取られているためです。
電解コンデンサはすべて固体コンデンサが使用されており、信頼性の向上に寄与しています。

メイン基板(裏)
メイン基板(裏)
こちらは基板の裏面。
SATAコネクタとフロントパネル用の配線、FANのコネクタ程度とシンプルな構成です。

CPU
CPU
搭載しているCPUはMarvell 88F6281。
ARMアーキテクチャを採用した1.2GHzのCPUで、NASでの採用例も多いCPUとなります。

メモリ
メモリ
メモリはWinbond ElectronicsのW9751G6JB-25を2つ搭載しています。
DDR2-800のメモリで、1チップあたり512Mbitですので、合計128MBのメモリを搭載しています。

LANまわり
LANまわり
LANはPHYにGigabit対応のMarvell 88E1116Rを、トランスフォーマーはlinkcom LAN3219を搭載しています。

Flashメモリ
Flashメモリ
FlashメモリはSamsung K9F2G08U0C-SCB0で、容量は256MBです。

ファン
ファン
搭載している空冷ファンは6cm角のCROWN製AGE06020B12H。
Storaで一番残念なのが、このファンが五月蠅いこと。
風量は少ないのですが、安物のファン特有の軸がすれているというか、ゴロゴロというノイズがかなり目立ちます。
この手の異音がするファンは今までの経験上寿命も長くはないので、近日中に交換してしまおうと思っています。

HDDリリースレバー
HDDリリースレバー
背面のパーツに付いている、HDDリリース用のレバー。
このレバーを手前に引くことで、アームがHDDを押し出す仕組みになっています。


■ベンチマーク

LAN接続時にどれくらいの速度が出るのか、ベンチマークを測定してみました。

Crystal DiskMark
Crystal DiskMark

シーケンシャルはRead 36MB/s、Write 27MB/sとUSB2.0と同等あるいは上回る速度を叩き出しており、エントリーモデルのNASとしては優秀な部類に属します。
1.2GHzのARMプロセッサが効いているように感じられます。
ランダムもかなり良い数値を叩き出しています。

日常的に使うストレージとしては遅いですが、LAN接続のストレージとしては最低限の速度は出ています。
今まで使っていたNASが10MB/sを下回るくらいの速度なので、その差は歴然です。


■使ってみて

セットアップに手間取り、使い始めてからまだ2日ほどしか経っていませんが、その便利さに圧倒されています。
やはりなんと言っても一番便利なのは、mystora.comを利用したインターネット連携です。
使い勝手の良いインターフェースだけに、どこからでも簡単にファイルのやりとりが可能。
また、いちいちWebインターフェースを使いたくない、という場合にはFTPでアクセスすることも出来ますので、とても便利です。

このレビューも画像やテキストファイル一式をStora上に置き、いろいろなところから更新していますが、やはり1カ所にファイルをまとめておけるというのはとてもありがたいですね。
Webで使えるストレージと言えばDropboxなどのサービスもありますが、Storaの強みはやはり「ハードウェアが手元にある」という点でしょう。
日常的に使うのであれば、いちいちWebでやりとりするのは面倒で、やはりWindows共有などの簡単な方法が一番。
外出した際に使えないのでは困りますが、Storaであればどこでも簡単に使えるインターフェースでファイルの共有が可能になります。
ファイルを友達や家族で共有するのも簡単、DLNAやiTunesにも連携可能と死角はありません。
さらに、FTP接続も可能ですので、Eye-FiのFTP機能を利用して、外出先で写真撮影→ひたすらStoraに転送→Eye-Fiカードから削除という無限機関が可能です。

とはいえ、いくつか不便な点も散見されます。
一番大きな点はマニュアルが初心者向けではないという点。
アメリカサイトではフォーラムがあり、活発に意見交換がなされていますが、日本ではまだ情報もほとんどないため、トラブル時には英語のフォーラムで情報を探すなどの根気が必要になる場合もあります。
また、PDFからリンクが張られているHDDの互換性リストがエラーになったりと、日本向けにローカライズしきれていない点も多々見受けられます。

ハードウェアがすこぶる便利でmystora.comの使い勝手も良いだけに、とても惜しいと思います。
もう少し初心者よりの導入冊子があると、分かりやすいのではないか?と感じました。

あとは、当方の個体がハズレなだけだと思いますが、6cmファンの騒音でしょうか。
とにかく軸がすれるような音がかなり気になります。
うるさいというより、すぐ死にそうなのが気になる感じのノイズを常に発しています。
秋葉原で6cmファン(最近小口径ファンはめっきり減ってしまった…)を買ってきて交換しようと思います。


■Stora Agentのユーザーアカウント制御を回避する

Windows7 Enterprise x64にStora Agentをインストールして使用していますが、Windows起動時に自動的にStora Agentがスタートアップで起動する際に、毎回ユーザーアカウント制御で画面が止まってしまいます。
毎回OKを押すのも面倒なので、タスクに設定して回避することにしました。

1,タスクスケジューラーを起動
タスクスケジューラー
タスクスケジューラー
スタートメニュー→アクセサリ→システムツールを選択して、タスクスケジューラーを起動します。
タスクスケジューラーが起動したら、タスクの作成…を選択します。

2,全般タブ
全般タブ
全般タブ
名前に分かりやすいよう、Stora Agentと入力します。
「ユーザーがログインしているときのみ実行する」を選択し、「最上位の特権で実行する」にチェックを入れます。
構成は「Windows 7, Windows Server 2008 R2」を選択します。

3,トリガータブ
トリガータブ
トリガータブ
トリガータブから新規作成を選び、タスクの開始に「ログオン時」、「任意のユーザー」を選びます。
あとはそのままでOK。

4,操作タブ
操作タブ
操作タブ
操作を「プログラムの開始」、プログラムスクリプトにStora Agentのパスを設定します。
C:\Program Files (x86)\NETGEAR\Stora Desktop Applications\HipServAgent\HipServAgent.exe

5,条件タブ
条件タブ
条件タブ
すべてのチェックボックスを外します。

6,設定タブ
設定タブ
設定タブ
「タスクを停止するまでの時間」と「タスクの再実行がスケジュールされていない…」のチェックを外し、残りにチェックを入れます。
タスクがすでに実行中の場合に適用される規則は「新しいインスタンスを開始しない」を選びます。

以上の設定が終わったらOKを押し、タスクを登録します。
これで、Windows起動時にタスクとしてStora Agentが起動するようになります。
スタートアップに登録されたStora Agentがそのままだと重複してしまいますので、続いてスタートアップに登録されているStora Agentを無効にします。

スタートメニュー→アクセサリ→ファイル名を指定して実行を選択して、「msconfig」と入力してOKを押します。
システム構成
システム構成
システム構成ユーティリティが起動しますので、スタートアップのタブからAxentra QuickConnectを探して、スタートのチェックを外します。

以上で設定は完了です。
再起動して、起動時にユーザーアカウント制御が表示されなければOKです。


■Storaの出荷時リセット

ログインIDを忘れてしまった!という時やセットアップがうまくいかないときには、下記方法でStoraのハードリセットを行うことが可能です。
ハードリセット後は出荷時の設定に戻りますので、再度セットアップが必要となります。

1,電源がONの状態で、Storaの背面にあるResetボタンを押し続ける
2,押し続けて数秒すると、HDD1と2のLEDが激しく点滅(2秒くらい)→消灯を5秒間隔で繰り返す
3,2の繰り返しが6回目になったところでResetボタンを放す
4,青いパワーLEDが点滅開始→しばらくすると点灯して初期化完了

パワーLEDが点滅を開始しない場合は、Resetスイッチを離すタイミングが間違っていると思われます。
HDD LEDの点滅が5回目になったことを確認してResetスイッチを離してみてください。


■ファンを交換してみる

Storaの6cmファンのジュルジュルジュルジュル…という軸音があまりにもうるさい(メインPCよりもうるさい)ので、ファンを交換してみました。

標準搭載ファンとSanAce SF6-S4
標準搭載ファンとSanAce SF6-S4
交換するファンは山洋製のSanAce SF6-S4(Owltech扱い)、2700rpm/16dBという静音ファン。
もう一つ上の回転速度のファンにしようかとも思ったのですが、2700rpmでも思ったよりも風力があったのでこれにしてみました。
標準のファンが20mm厚なのに対しSF6-S4は25mm厚ですので、風量・静音のバランスが良いと思われます。

コネクタを購入
コネクタを購入
StoraのファンコネクタはPCでよく使われている3ピンではありませんので、コネクタをどうにかする必要があります。
標準で搭載されているファンのケーブルを切断して継いでもいいのですが、なるべく標準ファンはそのまま残しておきたいところ。
日頃お世話になっている秋葉原のマルツパーツ館でコネクタを購入してきました。
買ったのはZL2001-3PLという2.0mmピッチコネクターで、オスメスセットで40円です。

コネクタのハンダ付け
コネクタのハンダ付け
ファンの3ピンを接続するコネクタは、余っていたペリフェラル4ピン変換ケーブルのものを切断して使用します。
切断したケーブルの先の皮膜を取り、先に端子板の爪を曲げて固定。
ハンダごてでケーブルの先端部分を熱して、ちゃちゃっとハンダ付けします。
最後にプレートを切り離して、コネクタに差し込んで完成です。

コネクタ変換ケーブル完成
コネクタ変換ケーブル完成
Storaの基板に装着してみました。
これで3ピンコネクタのファンを簡単に装着することが可能になりました。

Storaの分解は
1,フロントパネルを取り外す
2,LEDなどが固定されている金属プレートを、ネジを4つ外して取り外す
3,LED基板に接続されているケーブルを外す
4,右側のプラスチックカバーを手前に引いて取り外す
5,背面のプラスチックカバーのツメを外して取り外す
6,左側のプラスチックカバーを奥に押して取り外す
7,天板のツメを外して取り外す
以上の行程で行います。

隠れているネジ
隠れているネジ
注意点としては、背面のパネルを取り外す際に、HDDのリリースレバーに隠れたところにネジがありますので、これを最初に抜き取ります。
左右2カ所にネジが隠れていますので、両方とも抜き取ってください。

背面パネルをロックしているツメ
背面パネルをロックしているツメ
背面パネルは複数箇所のツメで固定されていますが、左右の大きなツメを外してやると、簡単に取り外し可能です。
左右のツメはケース内側から引っかかっている部分を内側に押すと比較的楽に外れます。
あまり強く押してしまうとツメを折ってしまいますので注意が必要です。

電源ボタンのスプリング
電源ボタンのスプリング
背面パネルの電源ボタンにはスプリングが入っていますので、パネルを取り外した際になくさないようにしてください。

天板の取り外し
天板の取り外し
天板は周囲ぐるっとツメで固定されていますが、角から一つずつ丹念に外していけばそれほど面倒ではありません。
力を強く入れてしまうと折れやすいので、1つ外したら何かを挟んでツメが戻らないようにして、隣のツメを外す…というようにすると、折らずに外すことが出来るかと思います。

SanAceに交換
SanAceに交換
天板が外れたらファンを取り外し、SanAceに交換します。
ファンの厚みが増えますので、元々のネジは使えません。
M3の30mm程度のネジを使用して固定します。

ファン交換後の内部
ファン交換後の内部
交換後の内部です。
ファンの厚みが増していますが、中身はかなりゆとりがありますので、全く問題ありません。
ファンのケーブルが内部で遊ばないよう、ファンの側面にケーブルを束ねるためのパーツを両面テープで固定して、そこにケーブルを束ねて引っかけてあります。

電源を入れてみたところ、劇的にノイズが低減しました。
動いているか解らないくらいのノイズですので、ファンを交換した効果は絶大です。
さすがに2700rpmの静音ファンのため、エアフローは以前より減ってしまっているような気がしますが、HDDを触ってみたところでは、温度が上がっているというようなことは無さそうです。
SanAce SF6-S4は期待寿命が40,000時間(4.56年)という高耐性なファンですので、標準で付いていたファンよりも遙かに信頼性も高いと思われます。
24/365運用を行うNASだけに、やはりファンは信頼の出来るものを付けておきたいですね。

【ご注意】
分解を行うとメーカー保証が受けられなくなります。
また、分解の際にパーツを破損する危険性もありますので、分解は自己責任にて行ってください。
当レビューは分解を推奨するものではございません。


■Storaプレミアムとは

Storaには標準的な機能が利用できるベーシックユーザーと、すべての機能が利用可能なプレミアムユーザーの2種類が存在します。
プレミアムユーザーの特徴は下記の4点となります。

1,ユーザーアカウントの設定上限が無制限

ベーシックでは5ユーザーに制限されていますが、プレミアムでは無制限となります。
家族ごとにアカウントを発行していたりする場合はユーザー数が足りなくなる場合がありそうですが、通常では5ユーザーあれば十分かと思われます。

2,セキュアFTPが可能

Storaはstora名.mystora.comでFTP接続が可能です。
ブラウザからファイルをアップロードするよりも、FTPが使えると便利なことも多々ありますので、これはありがたい機能です。
※外部からFTPを許可する場合、環境設定で外部からのFTPを許可する必要があります。

FTPはclear text(平文)でパスワードが送信されますのでセキュリティに劣ります。
暗号化が可能なセキュアFTPであれば通信が暗号化されますので安心です。
プレミアムではSSLによる暗号化が可能です。

実際にSSLで接続可能かテストをしてみました。
使用したFTPクライアントは、WinSCPとなります。

SCP設定画面1
SCP設定画面1
サーバー名にstora名.mystora.comを入力、ユーザー名とパスワードはStoraにログインする際に使用するものを入力します。
プロトコルはFTPを選択(SFTPではない)、暗号化の項目を「SSL 明確な暗号」にします。

SCP設定画面2
SCP設定画面2
このままだと日本語のファイル・ディレクトリ名が文字化けしてしまうため、ファイル名をUTF-8でエンコードの項目をオンに変更します。
設定が完了したら適当な名前を付けて保存し、ログインを押すとStoraに接続が可能です。

3,USBバックアップ

StoraにはUSB端子が付いており、外付けのHDDを繋ぐことが可能です。
外付けHDDはライブラリで外付けのストレージとして認識されますが、プレミアムではStoraのバックアップデバイスとして指定可能です。
バックアップは指定したディレクトリをバックアップスケジュールに基づいて自動的にバックアップが行われます。
バックアップについても、価格相応以上の本格的な機能が備わってます。
HDDを交換して容量を増やす場合、一度フルバックアップを行いリストアするといった使い方が可能かと思います。

4,RSS配信

RSS配信が可能らしいのですが…試したことがありません。
RSS配信を通じて友達とアルバム情報を共有可能、といった感じだと思います。

5,BitTorrent対応

PCを起動しなくても、BitTorrent機能が利用可能です。
私はあまりBitTorrentは使わないので使用していませんが、最近のNASやルーターにはこの機能が付いている場合が多いですね。

…といった感じで機能が強化されるStoraプレミアムですが、年間$19.99の別途費用が必要です。
上記で使わない機能もいくつかありますが、FTPを多用する場合にSSLが使えるのはメリットがあります。
また、JBODで使っている場合にはバックアップ機能も重要になってくると思われます。
30日のトライアルが付属しますので、まずはトライアルでStoraプレミアムの使い勝手を確認すると良いかと思います。

StoraプレミアムサービスをONにすると、Storaのホーム画面に機能が追加されます。
Storaプレミアム
Storaプレミアム



■今後の更新内容予告

・DLNA動作テスト
・Webコントロールパネルを利用したファイルアップロード方法
・iPhoneおよびWebコントロールパネルでの音楽・動画再生

を予定しています。
お楽しみに~

コメント (16)

  • miraさん

    2011/09/07

    レビューお疲れ様でした。
    写真が多く、特に基盤の写真まで写して戴いたのは非常に興味深かったです。

    うーん、常時稼働するものですし、ファンは残念ですね…。
    ラックマウントのファンなどと違って家庭用なんですから、静粛性を少しくらいは考えて貰いたかったところでしょうか。
  • LUMINESさん

    2011/09/07

    レビューお疲れ様です。

    大変わかりやすいレビューになってますね。
    見習う部分が多そうです。

    私の環境でも6センチファンがガリガリうるさい音を出していました。
    そのうち交換したいと思っています。
  • ちょもさん

    2011/09/07

    miraさん:
    コメントありがとうございます!
    初期設定でドツボにはまったこともあって、予想外に大変でした・・・
    写真は多くしすぎても長くなりすぎて読みづらいですし、要所要所で上手に使っていければと思っていますが、結構難しいですね。

    ファンは…ゴロゴロというかジュルジュルというか、湿った感じのノイズがかなりします。
    メインPCより五月蠅いのがなんとも…
    ファンの回転数は低いだけに、おそらくファンの個体差による軸音だと思われます。
    もうちょっとマシなメーカーのファンを積んでほしいと思います。

    LUMINESさん:
    今回のレビューは未だかつて無いくらい?長くなってしまいました。
    これでもまだ検証しきれていない機能がたくさんありますので、NASはなかなか手強いですね。
    ファンを交換する場合、天板を外すには側板をすべて外す必要があるのですが、裏面のパネルと天板はプラスチックの爪で噛み合わさっているので、折らないように注意が必要です。
    分解はちょいと面倒ですね(そもそも分解を意識して作られていない)

    20mm厚のファンが付いていますが、25mm厚の風量が同等のファンに交換予定です。
    内部の空洞がかなりあるので、ついでにファンコンでも付けてみますか…
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