インテル® SSD 535 - マシンガンレビュー III ノートPC 20機種 復活劇へ参加させて頂きます。
少し前まで、動画編集に使っていたPCですが、元々安く購入した物で有り、それほどお金はかけていませんでした。(メモリー16GBが3,800円の頃です)わざわざSSDを買って入れるには・・・と思いながら、その部分さえクリアすれば、今でも充分なスペックかも?と参加させて頂きました。
ThinkPad E520は、15.6インチの下位ランクThinkPadです。
まずはThinkPadのスペックからです。
OS Windows7 Professional 64bit → Windows10 PRO 64bit
プロセッサ Celeron B810 (1.6GHz)→ Core i5 2520M
チップセット HM65
グラフィックス HD グラフィックス3000
ディスプレイ 15.6インチワイドHD(1,366×768ドット)、非光沢液晶
メモリ 2GB(2GB×1) → 16GB(8GB×2)
HDD 250GB HDD
光学ドライブ DVD-ROM → 750GB HDD
と言うような構成の物でした。このE520や同世代のE420は電源周りに不具合があるロットが出回り、このE520も電源を入れてたった3回目に起動しなくなりました。修理に出した後は快調で今まで元気に動いています。途中でメモリーを16GBに増設し、DVD-ROMドライブをHDDに置き換え、CPUをCore i5 2520Mに交換しています。CPU交換は、殆どすべてを分解する必要があり、手間が掛かる作業でした。今回はHDDをSSDに交換と言うことで、かなり手軽な作業です。このマシンを普段はYoutubeの編集に使ってましたが、今は自作機側に変更し、このマシンは予備環境として置いていました。
※CPU交換時の写真・・・。液晶以外全部ばらす必要があります。
今回のSSDはintel®SSD 535 480GBのSSDに交換と言う事もありますが、かなり大容量なSSDですよね。レビュー用に頂けたのですが、旧マシンなのでここまでお金をかけることは中々難しいかも知れません。自分の自作機でも大きくて256GBのまでの物しか使ったことがありませんでした。
付属品は以前の物と違い、3.5インチベイの変換用金具やステッカーが付いていませんね。(貼ったこと無かったですが・・・)
9.5mmへのスペーサーはシールで取り付けるようになっていました。
スペック
タイプ 容量 480 GB タイプ MLC 2.5インチ Serial ATA 6Gb/s 厚さ 7 mm
パフォーマンス
読込速度 540 MB/s 書込速度 490 MB/s
ランダム読込速度 Random 4 KB Reads: up to 48000 IOPS
ランダム書込速度 Random 4 KB Writes: up to 37000 IOPS
と言う物です。書き込み時圧縮が掛かるようなので、数字はぶれそうです。
ThinkPad E520は厚さ9.5mmの物までは入るので問題なく使えます。インターフェースもSerial ATA 6Gb/s対応なので、問題無さそうです。
物理的交換作業は簡単です。
ThinkPad E520は、HDDやメモリー交換に関しては背面のパネルを開くだけでアクセスでき、留め具なども簡単な物なので、プラスドライバーが一本有れば交換作業は5分程度で簡単に可能です。静電気には気をつけて、作業前に金属の蛇口に触るなどで帯電を抜いておけば良いと思います。
まずは、交換前に元のHDDからSSDへクローン作業を行います。もちろん一から入れても良いのですが、特に不具合が出ている環境では無かったので、今回はまるまる移行します。
intelの移行ツールもありますが、まずは手持ちのAcronis True Imageで移行を試みました。intelのツールもこのツールのintel版だったためです。が、どうもうまくいきません。ThinkPadに取り付けたUSBのケースが悪いのかと交換してみましたが、それでも駄目だったので、結局Easeus Todo Backupを使用しなんとかクローン化出来ました。
SSDを外付けのケースに入れてUSB接続します。
このツール古いバージョンですが、他のPC(Windows10も含めて)大丈夫だったのですが・・・
ケースを変えても効果が無かったです。
何とかクローン出来たので、今度はHDDをSSDに入れ替えます。
まずは本体の電源を落とします。
電源を抜いた後、バッテリーパックを外して、パネルの4カ所のネジを外します。パネルに付いているネジはパネルから抜けなくなっていて、落ちて無くなったりしません。ネジを外したあとパネル自体爪で引っかかっているので、指をかけれるバッテリー側から外せば簡単にパネルが取れます。
パネルを外すとHDDが出てきます。耳のような金具つ付いた2カ所のネジを外します。
HDDの金具に付いたベロを引っ張るとHDDが抜けます。側面4カ所のネジを外して入れ替えれば、元の手順で戻せます。
交換については動画でも撮っていますのでご参考に。
起動後は、SSD化のおかげで起動時間は元よりブラウザや動画編集ツールの起動も速くなりかなり効果が出ます。この辺りは既にSSD化されている方なら充分体験されていると思いますので、当たり前かも知れませんね。今回は何より大容量のSSDだったため、元々250GBのHDDからだと余裕でスペースが空いています。動画変換に関しては、自分の場合Youtube様の物が殆どで動画全体も3分から5分以内と短めなこともあって極端な時短は感じませんでした。時間が短いので差が出にくいと思います。
HDDとSSDの速度比べなので、それこそ比べものにならないほど高速になりました。
いくら何でも元のHDDが遅すぎるんじゃ無いって事もありますが・・・
HDDでのベンチマーク結果
SSDでのベンチマーク結果
効果はとにかく劇的で、それこそCPU交換やメモリー増設より一番体感できると思います。PCの起動時間はノートなのでサスペンド運用という手もありますが、アプリの起動が全然違います。ファイル選択や、画像のサムネイルの出る間での時間などあらゆるところで体感できます。
今回はまた480GBと言うサイズの大きなSSDですので、2台のHDD運用でしたが、動画の元ファイルも置けるスペースが出来たのでこれ一台で充分かと思います。
Core2のThinkPad T500にも入れて見ました。
Core2のThinkPad T500にも入れて見ました。SATAが3GB/sまでなので、このSSDを付けても性能を生かし切れないのは重々承知ですが、入れ替えの効果はむしろこちらの方があるかも知れません。
HDDの交換は、E520よりネジを回す回数が少ない分簡単かも知れません。
まずはSSDにHDDをコピーします。今回はTrueImageで問題無く取れました。最もT500はUSB2.0までで、USB経由だと時間は掛かります。
HDD交換は、収納されているカバーのネジを外せば簡単に出てきます。
出てきたHDDは側面のゴムを外すとネジが出てくるので、ケースから外します。外す前にSATAの端子の位置を確認しておきます。
今度はSSDに付け替えればOKです。SSDのタイプによっては裏表が違うので、535の場合はこの向きで良いですが、それ以外は気をつけましょう。
交換の様子は動画でもまとめておきました。
交換結果はこんな感です。HDDはこれ位の速度です。遅い・・・。
SSDはこちらです。読み込みに関しては、ほぼ限界値まで出ていますよね。実際アプリの起動などはHDDと桁違いです。
と言う事で、今回レビューさせて頂いたSSDの性能を生かし切れないので勿体ないですが、それでもCore2マシンをSSD化しても効果はかなり大きいと思います。古いマシンの復活という今回のテーマでは充分効果があります。
これ書いてから後から気がつきましたが、20機種のレビューなのに2台書いたら21台になってまうやん!って・・・。
応募時に書いた物は必ずレビューに記載してくださいとの事でしたので一台多くなると思いますが、記載しちゃいました。
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