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Thinkpad T60 換装レポート

マシンガンレビューに当選させて頂きましたので換装のレポートです。

Lenovo Thinkpad T60 2623-21I
Lenovo Thinkpad T60 2623-21I

スペックはこんな感じです
スペックはこんな感じです

ICH7MなのでSATA/150までの対応です。
メモリは最大の3GBを搭載しています。
SATA HDDベイアダプター
SATA HDDベイアダプター

ウルトラベイにはDVDドライブの代わりにSATA HDDが内蔵できるアダプタを装着しています。
これはSATAをPATAに変換してSATA/150相当で動作します。

これまでは内蔵ベイに320GBをCドライブ、ウルトラベイに160GBをDドライブとしてHDDを装着して使っていましたが、レビューにあたりCドライブのデータを待避して51GBまでダイエットしました。
この状態でWindowsXPの起動時間が2分58秒、純正の80GBにそのままコピーすると起動に5分30秒かかっていました。
いろんなアプリをインスト・アンインストを繰り返した結果、最悪に遅い状況であったので この機会に純正の80GBに対してリカバリを行い、必要なアプリのインスト 全体のアップデートを完全に行って このHDDを基準として比較を行うことにしました。
リカバリされた状態は最初からAHCIモードになっています。
テストに使用したHDD/SSD一覧
テストに使用したHDD/SSD一覧

元々TrueImage10がインストールされていましたので、内蔵ベイとウルトラベイとの2スロットでディスククローンを行ったので コピー時間は最小限で済みました。

では 現在の環境そのままをクローンする手順を説明します。
HDDアダプタにSSDをセットします
HDDアダプタにSSDをセットします

TrueImageでドライブを丸ごとクローンします。
内蔵デバイス間のコピーなので そんなに時間はかかりません。
コピーが終わったらシャットダウンして ACアダプタを抜いて 電池も外します。
裏返して 外すねじは1個だけ。
このねじを外してカバーを取ります
このねじを外してカバーを取ります

黒いベロが見えるので引き出します
黒いベロが見えるので引き出します

ベロを引っ張るとHDDが出てきます
ベロを引っ張るとHDDが出てきます

黒いゴムの緩衝材を外すと固定ねじが見えます
黒いゴムの緩衝材を外すと固定ねじが見えます

先ほどクローンが終わったSSDを取り付けて元に戻します。
最初の起動時だけTrueImageの作業完了メッセージが出て自動で再起動します。
これだけで今までの環境そのままにSSDに移行できました。
HDDのコピーを行うとアクティベーションが再度必要なソフトもありますが、都度対応していきます。

では効果をみていきます。HDD3種類、SSD2種類でXPの起動時間を測定しました。
ウルトラベイのDドライブに装着した時はフォーマット直後のベンチマーク、本体の内蔵ベイに取り付けた時はクローン後の環境でのベンチマークです。
ウルトラベイではPATAに変換されるオーバーヘッドのため 速度の落ち込みが見られます。
MK8034GSX SATA150 NCQ無し
MK8034GSX SATA150 NCQ無し

元々遅いHDDのうえ、たくさん容量を使っているため Cドライブとしての能力は落ち込んでいます。

HTS541616J9SA00 SATA150 NCQ有り
HTS541616J9SA00 SATA150 NCQ有り

容量にまだ余裕があるので 速度の落ち込みはそんなにみられません。

ST9320423AS SATA300 NCQ有り 7200rpm
ST9320423AS SATA300 NCQ有り 7200rpm

高速HDDなだけあり、ウルトラベイで使ってもそれなりのスピードで動作します。

SSDSA2MH080G1GC SATA300 NCQ有り
SSDSA2MH080G1GC SATA300 NCQ有り

ICH7MのためSATA150の制限により SSD本来のスピードは出ていません。

SSDSA2M080G2GC SATA300 NCQ有り
SSDSA2M080G2GC SATA300 NCQ有り

HDDではSATA150でも問題はありませんが、SSDでは性能が頭打ちになってしまいます。
G1と比較すると 全体にライト性能が向上していることがわかります。

WindowsXP 起動時間比較
WindowsXP 起動時間比較

160GBが性能のほど短縮できていませんが、高速なデバイスほど起動時間の短縮が見られます。
320GBの7200rpmHDDもかなりの高速化と言えますが、SSDはそれのさらに半分です。

起動後のタスクマネージャ
起動後のタスクマネージャ

このように起動直後でもプロセス数が多くメモリもたくさん使う環境なのですが、G2はG1に比べてさらに10秒の短縮を果たし新型モデルの優位性を見せつけています。

WindowsXPの起動時間の短縮がこれほどなので他の何に対しても速いのは当然で、特に他のベンチマークを行う必要性は感じませんでした。体感速度も圧倒的に違います。

以上から SATA150でしか動作できない機種でもSSDに換装するメリットは非常に大きく PCを買い換えるよりもSSDに換装する方がコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
現にCore2Duo最速のノートでHDDの場合よりも T60にSSDの方が圧倒的に高速に動作します。
もちろん高速なPCにSSDを組み合わせるのが最強なのは言うまでもありませんが、2万ちょっとの投資でPCが生まれ変わるのは大変魅力的ですね。

今後は本体にSSD、PATAに変換してもそこそこのスピードで動作する320GBをストレージとしてウルトラベイに装着して運用しようと思います。

最後に こちらを参考 にプリフェッチを無効にしましょう。
高速なSSDでは無用な機能です。

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