zigsow担当者様、ありがとうございます。
初めての単体のSSDですね。(EeePCの内蔵のものはありますが・・・)
私の場合、容量あたりの単価を気にするタイプなので、どうしてもコストパフォーマンスでハードディスクに負けてしまい、なかなかSSDを買う踏ん切りがつきませんでした。
だから、今回の高速SSDはかなり貴重な体験になると思います(;=゚ω゚)=333
ちなみに私は某メーカー製デスクトップのHDからの換装でいきます。
応募時の備考にそう書きましたのでw
コメント (11)
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ふっけんさん
2009/09/23
私のレビューではメーカー製デスクトップパソコンのハードディスクの換装を行います。
(写真の掲載枚数の都合で2回に分けます)
ハイエンド環境での使用や高速SSD同士の比較は他の方が素晴らしいレビューを書いてくださってますので、そちらをご覧ください(^^;
今回生贄となるパソコンは2007年の春モデルとして登場したAcerPower1000(AP1000-
Sem3200+B80,以下AP1000と表記) で、最初のVistaモデルとなります。(AcerPower1000の詳細については私のもちものをご参照ください)
搭載メモリが512MB等、そのままでは常用に耐えないので一部強化しています。
【CPU】Sempron3200+(AM2) → AthlonX2 BE-2300
【メモリ】PC5300-DDR2 512MB → 512MB×2=1GB
【HDD】80GB(S-ATA) → 日立HDP725050GLA360
AP1000でレビューをしようと思ったのは、初期ロット品には2つの難点があり、これをSSDで解決できるかな?考えたからです。
①熱対策が不十分(熱暴走はしませんが)で本体前面・内部がかなり熱くなります。接続したヘッドホンプラグやUSBメモリ等がびっくりするくらい加熱されます。正直、HDが熱でコケそうで怖いです。
このモデルは背面吸気・前面排気ですが、新モデルでは熱対策され、前面吸気・背面排気と逆になっておりファンも2個に追加されています。熱対策モデルを見習って改造している方も多くいるくらいです。
②電源には90WのACアダプターを使用します。Sempron3200+のTDPが62Wだから電力不足感は否めません。2回程、USBバスパワーのデバイス接続時に電源が一瞬落ちて再起動がかかったことがあります・゚・(つД`)・゚・ これも新モデルでは135Wのアダプターに変更されています。
もちろん、SSDならではの体感速度UPにも大いに期待しています(;=゚ω゚)=333
まずは1枚目の写真の紹介から。
【左上】箱を開けたところです。簡易取説と謎の「MY SSD ROCKS!」と書かれた紙が入っています。
【右上】SSDの本体です。黒いラバーを除いては2.5インチのハードディスクを変わりません。振ってもカラカラ鳴らないのが、妙に安心感があります(^^;
【左下】AP1000は3.5インチHDを搭載している為、2.5インチSSDを取り付けるには変換マウンタが必要です。今回はフリーダム製のPMU-08というアルミトレーを使いました。ネジや防振ワッシャも付属します。
【右下】SSDに換装を行うAP1000の本体です。
換装方法は通常の2.5インチHDと同様で、簡単に行えました。
①取り付けられている3.5インチHDを外す。
②SSDを変換マウンタに取り付ける。
③変換マウンタに付けたSSDを3.5インチベイに取り付ける。(2枚目の写真参照)
④S-ATAの電源と信号のコネクタを接続する。
終了。分解も含め5分程度で終わりました。ちょっと味気ないくらいです(´ω`)
2.5インチSSDは3.5インチHDに比べて容積がかなり小さいので空間が多くとることができます。(3枚目の写真参照)これにより空気が流れやすくなり、放熱効果も期待できます。
ドライブ自体の消費電力でも、
HDP725050GLA360は+5V 360mA +12V 670mAであり単純計算で9.84Wの電力を消費しますが、SSDSA2M080G2GCは+5V 1Aの5Wしか消費しません。約半分の消費電力になります。
また、HDは単体でも自己発熱が凄まじいですがSSDが暖かくなる程度です。
これだけでも心理的な安心感が高まります(^^;
換装後、AP1000の電源投入で問題なく認識しました。
続きは【実用編】で行います。
ふっけんさん
2009/09/23
無事にSSDを認識したところで、メーカー製PCならではのリカバリーDVDでOSをインストールします。
SSDに変更したことでリカバリーが出来なくなるのでは?っと危惧しましたが実際には何の問題もありませんでした。リカバリー作業はDVDからの読み出しの為、体感速度はHDと時と変わりませんでした。(1枚目の写真)
Vistaなのでインストール(環境構築)時にもやたらHDにアクセスしてガリガリなるのですが、さすがSSDだけあって無音です。アクセスランプが点滅しますが無音だとルーターのランプのようです(^^;
リカバリ完了後のクリーンな出荷環境同士でベンチを取ってみました。(3枚目の写真)
(ドライバ等も出荷時の古いままです)
【HD(写真の左)】
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CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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Sequential Read : 88.202 MB/s
Sequential Write : 77.672 MB/s
Random Read 512KB : 41.514 MB/s
Random Write 512KB : 54.339 MB/s
Random Read 4KB : 0.590 MB/s
Random Write 4KB : 1.569 MB/s
Test Size : 100 MB
Date : 2009/09/22 14:42:49
【SSD(写真の右)】
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CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 215.996 MB/s
Sequential Write : 79.498 MB/s
Random Read 512KB : 173.893 MB/s
Random Write 512KB : 80.057 MB/s
Random Read 4KB : 16.398 MB/s
Random Write 4KB : 34.343 MB/s
Test Size : 100 MB
Date : 2009/09/23 0:33:47
Σ(゚д゚lll)ベンチで見ると100MBのシーケンシャルリードが2.5倍程度速くなっており、SSDの得意なランダムアクセスでは比べ物になりません・・・これがSSDの実力ですか。
また、EeePC701では起動時にSSDにアクセスした状態が続き、プリフリーズ状態になりましたが、今回のSSDではそのような症状は全くでませんでした。
ベンチで速度差が出ましたがベンチマークスコア=体感速度とは限りません。
なので、頻繁にディスクにアクセスする作業で比べてみましょう。
①WindowsUPdate (WindowsVistaHomeBasic)
リカバリー後初めてのWindows Updateです。先日時点で更新ファイルが66個ありました。
ファイルDL開始から再起動メッセージが出るまでの時間を計測。ファイルのDL自体は10分程度で終わりますが、Vistaの場合はインストールに凄まじく時間がかかります。(2枚目の写真)
【HD】180分
【SSD】85分
これだけで凄まじい差が!HDだとかなり厳しいですね。
普段はXPを使っているので、HDで試したときの遅さには失望しましたorz
②WindowsVista Service Pack1のインストール
SP1をインストールします。工程を2つに分けました。
【HD】
インストール開始→再起動メッセージまで:24分
再起動メッセージ→再起動→ようこそ表示まで:36分
合計:60分
【SSD】
インストール開始→再起動メッセージまで:8分
再起動メッセージ→再起動→ようこそ表示まで:10分
合計:18分
サービスパックインストール中はディスクにアクセスしっ放しでした。
小さいファイルを大量に書き換えている(と思われる)のでSSDの得意分野ですね。
SSDだとHDに比べ、1/3の時間に大幅短縮できました。
③WindowsVista Service Pack2のインストール
ついでにSP2もやってみました。SP1に比べ変更箇所が少ないので短時間で終わります。
【HD】
インストール開始→再起動メッセージまで:15分
再起動メッセージ→再起動→ようこそ表示まで:9分
合計:24分
【SSD】
インストール開始→再起動メッセージまで:6分
再起動メッセージ→再起動→ようこそ表示まで:5分
合計:11分
こちらもSP1と同様にSSDの方が高速で、1/2の時間に短縮できます。
④Windowsの起動時間
SP2+WindowsUpdateでの最新ドライバを適用した状態での起動時間の測定です。
電源ONからようこそ画面までの時間を測定。
高速起動の為のチューニングはしていません。あくまで素の状態です。
【HD】75秒
【SSD】47秒
やはり、起動は速いです。チューニングすれば30秒台にはなるでしょう。
XPだと更に速いはずなのに・゚・(つД`)・゚・
⑤1GBのファイルのコピー時間
ファイルの分割ツールでちょうど1GBのファイルを用意し、同じドライブ内でコピーを行います。
結果は3回行ったものの平均です。
【HD】32秒
【SSD】17秒
SSDが約2倍の速度を示しています。今回のAP1000のような省スペースPCだとHDやSSDが1台しか内蔵出来ない為、パーティションを分けて使用する方が多いと思います。そのとき、同じ物理ドライブ間でファイルの移動やコピーする機会が増えると思います。こんなときSSDは断然有利ですね。
以上、体感速度の比較を行いました。Vistaのようなハードディスク泣かせなOSでは、かなりの効果が期待できます。1台しかドライブが内蔵できない機種ではもう少し容量が欲しいですが、大容量モデルの発売も時間の問題でしょう(;=゚ω゚)=333 プログラミングをする方はビルド・コンパイル時に小さなファイルを大量に吐き出す為、こちらも体感速度の大幅向上が期待できます。
また、SSDの換装により発熱は明らかに下がり、内蔵ファンが高速回転することがほとんど無くなりました。本体の下側(HDのあった所)は、それほど熱くなくなりました。ここには電解コンデンサがたくさんあるのでアレニウスの2倍則から考えると信頼性も向上していると思われます(^^;
AP1000はヘッドホン端子からディスクアクセス時に小さな音で「ピピッー」とか「ジー」とか鳴ります。SSDにしたら鳴らなくなるかな?と期待しましたが変わりませんでした・・・
元々HDから鳴っている音では無いようですね(^^;
結論としてはデスクトップに使用する場合でもシステムドライブとしては間違いなく「買い」ですね。特にVistaのディスクアクセスの遅さに嘆いている方にはぴったりで体感速度が大幅にあがります。intelのCPU部門の方には申し訳ないですが、CPUのアップグレードよりSSDへの換装の方が幸せになれるでしょう(^^;
おまけ
SP2+WindowsUpdateでの最新ドライバを適用した状態でのベンチ
【HD】
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CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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Sequential Read : 78.451 MB/s
Sequential Write : 77.011 MB/s
Random Read 512KB : 34.813 MB/s
Random Write 512KB : 48.258 MB/s
Random Read 4KB : 0.463 MB/s
Random Write 4KB : 1.296 MB/s
Test Size : 100 MB
Date : 2009/09/22 23:16:00
【SSD】
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CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 232.795 MB/s
Sequential Write : 79.691 MB/s
Random Read 512KB : 195.688 MB/s
Random Write 512KB : 80.991 MB/s
Random Read 4KB : 16.604 MB/s
Random Write 4KB : 36.137 MB/s
Test Size : 100 MB
Date : 2009/09/23 3:23:34
何故か、新しいドライバを入れるとHDが少し遅くなりSSDは速くなりました。
SSDに最適化されたのか?(当初のドライバにはバグがあったらしいですが・・・)
退会したユーザーさん
2010/03/30
かじじさん
2010/03/31
Cooler Masterさん
2010/04/17
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