ため、最後のアップグレード用に購入しました。それまでは同じWindsorコアを採用した
下位モデル、Athlon 64 X2 5200+を使っていました。
90nm SOIという、当時としても旧式のプロセスのWindsorコアを3.2GHzで駆動するため、
とにかく発熱は強烈でした。下位モデルと異なり銅を使った重量のあるCPUクーラーが
添付されていましたが、それでもCPU温度はかなり高かった記憶があります。純正の
クーラーの性能では、TDP 125WものCPUを冷却するには性能が足りなかったのかも
しれません。
結局発熱が特に気になる時期(気温が30℃前後まで上がる季節)には、クロックを
2.6GHz程度まで落とすことで、発熱を何とか抑えていたという感じです。当時使っていた
ケースがそれほど排熱性能に優れていたわけではなかったことが、大きな原因ではある
のですが。
ただ、発熱や消費電力と引き替えに性能を追求している分、性能にはかなり満足して
いました。このCPUはM2N32-SLI DELUXEからCROSSHAIR II Formulaに載せ替えて
使っていましたが、後にPhenomII X4 965 BlackEditionに交換した際にも、シングル
スレッド性能ではそれほど差は付いていませんでした。
結局メイン環境として1年半ほど使ったCPUですが、当時の印象としては動画エンコード
さえしなければPhenomII X4と比べてもそれほど遜色はないというものでした。さすがに
サブマシンに気軽に使えるような発熱や消費電力ではありませんが、シリーズ最上位
らしい満足感は十分に感じさせてくれた製品でした。
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購入金額
13,980円
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購入日
2008年07月26日
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購入場所
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