それからNetGenesis SuperOPT-GFiveに入れ替えるまでの約6年間使い続けましたが、ある時期のファームウェアで1~2回若干不安定要素が見えたことがあったものの、それ以外は最後まで安定して動き続けてくれました。無線LAN内蔵ルーターを導入した際にも、無線ルーターはアクセスポイントとしてだけ使うようにして、外部への接続にはこの製品を使い続けたほどです。
最初のうちは主にWeb閲覧のためにインターネットに接続する程度でしたが、しばらく経つとDynamicDNSを使って外部向けのWeb・メールサーバーを運用するようになるなど、負荷はかなりかけて使っていたと思うのですが、全く問題は起きませんでした。PPPoEで接続しても実測で80Mbpsは十分超えます(フレッツ・スクウェアであれば90Mbps以上)し、速度性能はとても10年前の製品とは思えないレベルです。
もっとも、当初は私自身このルーターと、前述のGN-BR401程度しか知らなかったため、ごく普通の市販用ルーターでもこの程度の安定度なんだと勝手に思い込んでいた部分はあります。知人や親類宅などで他の家庭用製品を何台も使ってみて、いろいろな問題を見たことで初めて、これ程の完成度の製品が10年も前にあったということに驚かされたのです。
今となってはただの100Mbps止まりの有線専用のブロードバンドルーターでしかなく、機能面での古さも目立ちますから、市場価値はないに等しいでしょう。事実、私が予備用にこの製品をもう1台中古ショップで買った際には、僅か100円でした。
それでも回線側の速度が100Mbps程度の環境であれば、今でも使う価値は十分にある製品だといえるでしょう。
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購入金額
17,800円
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購入日
2002年11月頃
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購入場所
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