ぬっぺぼう、うわん、わいら、ひょうすべ、しょうけら、おとろしと、各章のタイトルに古い妖怪の名前が連なっています。
読み始めてから、「あれ?」と違和感を感じました。
それもそのはず、この本は助走だけの本だったからです。
なので兎に角本筋にたどり着くまでが長い(笑)
そして、複雑に色々な人物が徐々に事件に巻き込まれる様子が描かれています。
確かに、事件はおきているのですが、何も結果は出ない。
そんな苛苛する展開が続いたまま、最後のおとろしで、あっ!と読者は息を止めるはず。
これだけの分厚さで、導入編というのは一体全体どれだけいぢわるなんでしょうねぇ、京極さんは(笑)
全ての事件はどこかで繋がっているような繋がっていないようなそんなぐちゃぐちゃな状態で本が終わるので、正直たまりません!<ぉ
という事で、宴の始末へ続く。
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購入金額
1,040円
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購入日
2007年10月頃
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購入場所
近くの本屋さん
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