先日、親と話しをしていたところ「実家のネットがようやく光に変わった」「デジアナ変換で今でもアナログテレビが使用できている」ということを聞き、これならようやくロケフリを活用できると思い、実家に帰省した際に設定をしてきました。
【 ロケーションフリーとは 】
自宅で受信したテレビの映像をネット経由でPCなどで視聴できるという、当時非常に画期的だった商品です。
ネットが安定してつながる環境であれば家の外でもテレビを視聴でき、海外に出張に行くようなサラリーマンなどにも人気があったようです。
テレビ放送という著作権が絡んでくる分野の商品ということもありいろいろあったようで、このロケーションフリーも現在では生産完了してしまっています。最近ではSlingboxというアメリカの会社の類似製品が日本でも取り扱われるようになってますね。
このロケーションフリーですが残念ながらアナログ放送のみ対応しています。(地デジの仕様でこんな製品を作れるわけないですが)
現在でもこの機器を使用するためには自分のようにデジアナ変換された部屋に設置するか、地デジチューナーをコンポジットで接続し、IRレシーバーを取り付けることになります。
【 機能や使い方 】
接続はいたってシンプル。テレビの同軸ケーブルをロケーションフリー本体につなぎ、LANケーブルでルーターに接続します。
なお、このLF-PK1には無線LAN親機となる機能も付いており、無線LANを兼ねさせることも可能です。
最初の設定は同一LAN内にあるPCから、後述の「ロケーションフリープレイヤー」という専用ソフトを用いて行います。だれでも閲覧できる状態ではまずいので、必ず「機器登録」を行って使用するPCをロケーションフリーに登録します。
さらにLAN内だけでなくインターネット経由で視聴ができるよう「NetAV機能(いわゆるダイナミックDNS)」を設定を行えば、視聴できる環境は整います。あとはロケーションフリープレイヤーでチャンネル登録などの細かな設定を行います。
【 ロケーションフリープレイヤー 】
視聴ソフトである「ロケーションフリープレイヤー」ですが、このLF-PK1に「LFA-PC2」という型番のソフトウェアが付属していますが、現在では最新版である「LFA-PC20」がこちらでダウンロード販売されています。
なおこのLFA-PC20ですが、Webページ上にて「Windows 7には対応しておりません」とわざわざ専用ページまで作られて記載されていました。
とはいっても自分はWindows 7のマシンしか使用していません。ダメもとで試しにWindows 7に入れてみたんですが、何の問題もなくすんなりインストールできました。
ちなみに32bitのWindows 7が入ったネットブックにも64bitのWindows 7のデスクトップにも両方インストールしましたがどちらも正常に動いているようです。
過去にはMac版なども存在していたようですが、残念ながらそちらはもう販売完了しているようです。
【 使用感・感想 】
過去にADSL環境で使用していたときには音も映像も途切れ途切れでとても使えるような状態ではなく、結局使用しないままになっていたのですが、光回線に変わってからは打って変わって画質設定を最高にしても一切止まったりすることなく普通のテレビのように快適に視聴できています。
アナログ放送ということでデジタル放送になれきった自分には非常に画質的には残念ですが、それでも普段見られないテレビ放送が見られるという点は何物にも変えがたいものがあります。
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購入金額
5,980円
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購入日
2007年頃
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購入場所
ねおさん
2011/11/14
かるびさん
2011/11/15
もう捨ててしまおうかと考えていたんですが、ここに来て活躍するなんて思わなかったです