聴いて絶叫したアルバムの1枚である(この直後に、生協で買った『Coda』にも絶叫させられた)。
幕開け「Achilles Last Stand アキレス最期の戦い」から44分数十秒がずっしりと重量感のある金属のロック(音)で満たされている。
少年になり、ロックを齧り始めたばかりの私にとって「Achilles Last Stand」はあまりにも鮮烈で眩く、衝撃的でカッコよかった。
グルーブをたっぷり孕みつつ爆音を立てて疾走するこのツェッペリン号に、どれくらいたくさんのオーガズムを与えられたことだろう。
音はアルバムタイトル『Presence』そのもの。
そこには一切の贅肉を削ぎ落としたかのような、とてつもない類の音が『存在』している。
ロードス島でドライブ中に事故に遭いプラントが重傷を負ったために、ツアーがキャンセルになり、演奏機会を失っていたメンバーのフラストレーションが爆発したとも、レコーディング期間に限りがあったとも、理由は色々あるようですが、とにかく怒涛の勢いでペイジとプラント中心に音が集められ構築されたようです。
なんといてもレコーディング期間が実質3週間で、平均時間が1日18時間というから鬼の様なハードワーク。
B面(と言ったら今は笑われてしまう時代になってしまった)1曲目、ブラインド・ウィリー・ジョンソンの同名のブルーズナンバーの再構築である「Nobody's Fault But Mine 俺の罪」がとにかくブルージーでカッコよい。
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購入金額
500円
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購入日
1982年頃
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購入場所
近所のレンタルレコード屋さん
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