ずっとフィチャーフォンを使い続けてきたがスマートフォンに移り、ずっとシャープを使い続けてきたが海外メーカーのアップルに移るという私の携帯利用史上最大の転換点である。
購入のきっかけはそのデザインに惹かれてのことだ。
スライド型の機種であるが、FULLFACEとサイドネームが示すとおり、閉じた状態では表面に操作ボタンがなくなる。
大画面でテレビや動画が見られる上、私が最も重視するメールなどで一度に表示できる文字数が当時発売されていた機種で最大であった。
また、最近の端末では当たり前になりつつあるが、端末の向きをセンサが内蔵され、大画面を縦横に使い分けることができる。
デザイン性の良さで購入時に気がつかなかったのだが、キーのバックライトが青色LEDなのだ。
購入した本体色が黒なのだが、全体が黒色の中に、青く光るキーが美しい。
しかも、全体的にコンパクトに仕上がっており、ハイスペック機にありがちな異常に大きく持ちにくいということがない。
もう一点、本機には充電台が付属する。
充電台には本体を横にした状態でセットすると、上下にやや斜めに角度がとられた形になる。
これは充電台にセットした状態でテレビなどが見られるように考えられたもので、かなり気に入っている。
ーーー
大画面、スライド型、コンパクトという3個のメリットを組み合わせると大きなデメリットが生まれる。
そうキーが著しく入力しにくくなることだ。
本機のテンキーのボタンは、それまでに触れてきたケータイの70%程度しかない。
しかもキーとキーの間にスペースがないため、誤入力が多くなり、入力性能が落ちた。
メーカーも問題と認識したのか次機種ではボタンの大きさを確保したが、結果、スライド幅が大きくなり、持ったときのバランス低下により、入力のしにくさは改善したとは思えなかった。
また前述の通り、閉じた状態ではキーがないため操作ができなくなってしまう。
そのため、画面下に光タッチセンサが配置されカーソルキー相当の操作ができるようになっているが、無反応・誤反応が多く実用的ではない。
この点も次機種から全面タッチパネルにする事で改善が図られたが、タッチパネルすると本体を小型かするわけにはいかないため、本機より大きくなってしまった。
ーーー
以上をトータル的にみると、メリットメリットを集めた結果、逆にデメリットの方が多く生まれてしまった感がある。
それぞれ良し悪しでの判断になると思うが、本機を購入する最大の理由はそのデザインを気に入るかどうかではないかと思う。
結局、私は国産フィチャーフォンにトータル的に納得のいく機種が見つけられず、スマートフォンに移ることになった。
-
購入金額
0円
-
購入日
2008年頃
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。