室内の撮影でもストロボを使わずに撮れます。
夜の薄暗い室内であっても、1/20あたりのシャッタースピードで撮影出来ますから、自然な写真が撮れてとても重宝します。
D40の頃に使用していたレンズキットの18-85mmと比較すること自体失礼な感じがありますが、このレンズの特徴はなんといってもF1.4の解放値と、ボケ具合でしょうか。
あまりマクロに強くない(20cm程度)レンズですので、接近して被写体をアップで撮るのには適しませんが、ペット、食事などの撮影にはとてもいい感じでボケを作れます。
前ピンの傾向があるようですが、前ピン調整済みのレンズを中古で購入したこともあり、全く気になりませんでした。
なお、前ピンであっても無償で調整してくれますのでご安心を。
単焦点レンズは一眼で使うのは初めてなのですが、やみつきになりますね。
ちょっと自動露出でファジーなところがあったりと、お茶目なところもありますが、慣れれば気になりません。
D40に付けていたときはレンズの存在感が異様(D40が小さい)でしたが、D90に装着すると収まりもよく、撮影が楽しくなる1本です。
35mmフィルム換算で45mm程度となりますので、標準レンズとしても使い勝手は良好です。
最大のネックは開放で使用した際の周辺部分のコマ収差。
周辺部の甘さは他の記事や評価でも指摘されており、F5.6あたりまで絞らないと厳しい・・・という意見も。
私が使った感覚では、確かに周辺部分の甘さはあるものの、室内などの暗い環境でストロボを使用せずに使える1.4という開放値はとても便利で、明るさとのトレードオフということで割り切って使っています。
ただし、星空を撮影した際のコマだけはちょっと気になります。
D90で撮影した写真ですが、縁の星が三角形に変形してしまっています。
少し絞ればコマは解消しますが、そうなると1.4というメリットが生かせず・・・
Ai AF Nikkor 28mm F1.4Dとか気になりますが…いかんせん値段が。
比較的安価に購入できる、大口径単焦点レンズとしては、とても良い1本だと思います。
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購入金額
30,000円
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購入日
2009年09月05日
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購入場所
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