かつてローランド(エディロール)から発売されていたUSBサウンドインターフェイスです。
現在ではかなり安価で、光デジタル入力にも対応しているのですが、安いモデルなだけに注意すべき点がいくつかあります。
まず、専用ドライバがWindows10に対応していません(インストールする方法はあるそうですが、ここでは説明しません)。専用ドライバは、96kHz対応に必要です。また、本来はASIO対応にも専用ドライバを使うのですが、ASIO4ALLで代用できます。なお、96kHzのときはデータ転送が半二重になるため、録音か再生のどちらかをディップスイッチで選択することになります。
現在はSD-20からの光デジタル入力に使っています(音量の関係でアナログも繋いでいる)。
昔の機種なので注意すべきことが多い
UA-1EXは昔の、しかも安い機種なので最新のオーディオインターフェイスと比べるとどうしても見劣りがします。最新機種であれば対応しているであろう192kHz録音にも対応していません。
まず、専用ドライバがWindows10に対応していません(インストールする方法はあるそうですが、ここでは説明しません)。専用ドライバは、96kHz対応に必要です。さらに、96kHzのときはデータ転送が半二重になるため、録音か再生のどちらかをディップスイッチで選択することになります。
なお、本来はASIO対応にも専用ドライバを使うのですが、ASIO4ALLで代用できます(この場合44.1kHzまでです)。
サンプリングレートの選択は普通OSから行うものですが、UA-1EXは本体裏のディップスイッチで行う必要があります。変えたらUSBケーブルを指し直しです。
うちの環境(Windows 10 Home x64で旧世代のCPU)特有である可能性が否定できませんが、Windows 10で専用ドライバをインストールする手順を使うと、タスクトレイのサウンドのアイコンをクリックしても反応しなくなりました。インストールしても再起動するとドライバが動かなくなる(動く人もいるらしいので環境依存の問題かもしれません)ので結局アンインストールして汎用ドライバで動かすことにしました。アンインストールして再起動すると正常に動作したのでこれが原因でしょう。
もう一つ、「REC SOURCE」と書かれたディップスイッチがあることからわかるように、アナログ入力とデジタル入力は排他仕様のようです。また、S/PDIF光ケーブルを接続せずにデジタル入力に設定するとループバックするようです(説明書にはそう書いてある)。
でも悪いことばかりじゃない
それでもフォローすべき点はあって、この機種のアナログ入出力はRCAジャック(しかも金メッキ端子)が使われています。安価な、特にポータブル型のサウンドデバイスでは⌀3.5ミニジャックが普通ですが、オーディオに拘る人はRCAジャックが使えるなら好んで使います。3極ミニジャックではGNDが共用なので漏話が問題になります。RCAジャックであれば左右のGNDを分離し、漏話を最小限にすることができます。
割り切って使うなら
安い機種なので次のような人に向きます。
- すでにマイクプリを持っている(自作でもよい)
- 他のサウンドインターフェイスをすでに持っているが、入力が足りない
- ASIO4ALLを使う
- 昔のMIDI音源を使って録音したい(特にMU2000とか光デジタル対応の機種)
- ピンジャックで入出力したい
- ハイレゾ? なにそれ美味しいの?
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購入金額
2,200円
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購入日
2018年06月17日
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購入場所
ヤフオク
aPieceOfSomethingさん
2019/02/07
Windows10でもなんとかドライバを入れて使っていましたが、
最近ではICレコーダーのUSBマイク機能が便利すぎてそちらばかり使ってます...。
それでもかなりお世話になりました。懐かしいですね。