カード単体で安い値段で販売されていたので捕獲してみました。
●玄人志向 ENVY24HT-HG8PCI
サウンドチップにVIA製Envy24HT(VT1724)を搭載したPCIバス用のサウンドカード。デジタル出力よりの設計ですがオペアンプを交換することが可能です。
その他にノイズ低減技術アドバンスドNO-PCIテクノロジや電源安定化にOS-CONと大型大容量電解コンデンサを採用した本格的な作りのわりに安価で販売されていたので当時は人気があったようです。
Envy24HT(VT1724)はEnvyシリーズの中では上位モデルのためフロント以外のアナログ出力に制限などはありません。
●OSの対応状況について
OSの対応状況についてはVIAのEnvyシリーズ向けのリファレンスドライバが公開されているのでWindows7 32bit/64bit環境でも動作可能です。(Windows7 64bit環境で動作テストしています。)
●オペアンプについて
オペアンプは2回路入のNJM4580Dを5個搭載。
アナログ出力は7.1chなので1個は入力用でしょうか。
このサウンドカードが販売されていたころは高級品のオペアンプは1個700円くらいしていたようですが現在は300円前後で購入できるので評判の良いOPA2604APあたりと交換してみるのも面白そうです。コストを抑えるなら選別品のNJM4580DDも5個で200円くらいと低価格で販売されているので交換してリフレッシュしてみると効果があるかもしれません。
●アナログ出力について
アナログ出力はミニDサブ15ピンメスから出力します。本体は専用ケーブルが付属しているのですが、カードのみ入手したのでアナログ出力が出来ません。
アナログ出力が試せないのでは意味がないのでケーブルを自作してみました。
秋葉原などのパーツ街なら部品も揃うのですが手持ちの工作用部品では厳しく、短いアナログRGBケーブルとミニDサブ15ピンメスを併用してアナログ音声を取りだしました。ステレオミニジャックも手持ちが2個しかないのでフロントとリアの4ch分のみ取り出しています。
ミニDサブ15ピンオスとステレオミジジャックを入手したときに変換ケーブルを作りなおす予定ですがカード本体より値段が高くなりそうです(^-^;
●感想
2005年と古いサウンドカードのためATAPIのCDドライブ用音声入力端子が付いていたり、HDオーディオピンジャックが無かったりと作りの古さを感じる部分もありますが、アナログ出力の音質はSound Blasterよりマイルドでオンボードより鮮明となかなか良好で音楽や映画鑑賞に向いています。(スピーカーはONKYO WAVIO GX-70HD使用)
コンデンサがへたっている可能性もあるので当時の音質を再現できているのかは不明ですが、現状でも1万円以下のミドルレンジクラスのカードとして十分実用に耐えられると思います。
この製品の最大の特徴のオペアンプの交換につては試していません。自宅にはいろいろパーツが転がっているわけですが流石にオペアンプはないので後で入手して交換してみる予定です。
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購入金額
0円
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購入日
2012年06月頃
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購入場所
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