動作テストを兼ねて最新OSでの動作検証をしてみましたので簡単に紹介したいと思います。
●Panasonic スーパーディスクドライブ LK-RF240UZ
従来のメディアの2倍の容量を実現した240MBメディア(LS-240)に対応したスーパーディスクドライブです。一般的な2HD(1.44MB)に32MBのデータを書きこむことができる”FD32MB”機能を搭載しているのも特徴です。
2001年にノートPCユーザー向けとして発売された製品でUSBバスパワー駆動のためACアダプターレスとなっています。
●ベンチマーク
240MBのメディア(LS-240)は所有していないので120MBのメディア(LS-120)を使用してベンチマークテストしてみました。(写真3)
Panasonic LK-RM734UZに対して2倍近いリードライト性能を実現しているようです・・・といっても0.6MB/sと低速なのはかわりありません(^-^;
●WinXPとWin7への対応について
WinXPとWin7(補足:MOの動作テストのためいくつかのUSBドライバをインストール済み)では標準ドライバーで認識して動作可能でした。
●Vistaへの対応について
Vistaはドライブを認識しますが標準ドライバでは利用できませんでした。
●FD32MB
FD32MBはCD-R/DVD-Rのような追記型の記録方法です。書き込みには専用のライティングソフト(XP対応版も公開されていたようです)が必要となります。ギガバイト単位のシリコンメディアの普及した現状で32MB程度の容量は微妙すぎですが、当時としては便利な技術だったのかもしれません。
ちなみにFD32MBで記録したメディアはSuperDisk 240対応ドライブでのみ読み出すことができるとのことです。
●デスクトップPCでの利用について
USBケーブルは本体に収納可能ですがケーブル長は短くデスクトップで使う場合はUSBコネクタの位置によっては延長ケーブルが必要になると思います。
●背面の拡張コネクターについて
LK-RF240UZの本体の背面に備える拡張コネクターはIDE規格になっているようです。この端子を利用するための変換ケーブルが販売されたのかは不明です。
●感想
外付け用にデザインされたおかげで本体も非常に小型化されてUSBバスパワー駆動となっているので一般的なUSBフロッピードライブと変わらない携帯性を実現しているのには好感がもてます。これならUSBフロッピーの代わりに十分使えます。
120/240MBのメディアは入手困難ですし対応OS的にも汎用性があるかというと微妙なところですが、現在でもWinXPを搭載したノートPCの稼働率は高いと思いますので、ジャンクコーナーなどで発見したらUSB FDDの代わりに掴んでみるのも面白いと思います。
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購入金額
1,000円
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購入日
2009年頃
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購入場所
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