手軽に簡単にデジカメプリントしたいんだけど…というときにすこぶる便利なのが、このSELPHY ES1。
かなり古い機種で、今ではSELPHY CP900にモデルチェンジしています。
このSELPHY ES1、かなり凄いのが印刷機構。
インクリボンと用紙がセットになったカートリッジを、本体右側面から横向きにセットします。
印刷を完了すると本体上部から排紙されるのですが、装着向きと排紙向きが90度ずれています。
これをどうするかというと…用紙をロードした後に、90度回転させて用紙がセットされます。
コンパクトボディを追求するためにこのような複雑な機構にしたのだと思いますが、いかにも日本っぽい発想で感心してしまいました。
アメリカだとそのままストレートに排紙するようにデザインするに違いない。
そんな変わった給紙機構を持つSELPHY ES1ですが、現行のCP900では至ってノーマルな機構になってしまいました。
そりゃ、コンパクトサイズを実現するため、印刷後に用紙の上下を切り取らないといけないとか、微妙ですからね…(名刺用紙みたいな細かいミシン目が入っていて、パキッと折って取れます)
印刷の様子を動画で撮影してみました。
かなり複雑な動きをしているのがわかるかと思います。
ちなみにこのSELPHY ES1、なにげに映像エンジン「DIGIC II」を搭載している上に、入力もSD、CFなどに対応したカードリーダーの他、デジカメと直接つなげられる本体巻き取り式のMiniUSBケーブルを内蔵している上、PictBridgeや携帯電話用にIrDAのほか、USB端子にBluetoothドングルを装着すればBluetoothでの通信も可能。
さらに屋外での利用も可能なバッテリーパックも装着できちゃったりと、至れり尽くせりな作りになっています。
肝心な画質はというと、昇華式熱転写ということもあり、きわめて美しい階調表現が可能です。
CMYの3色印刷のため、どうしても暗部は締まりがなくなってしまいますが、まあ、コストと時間を考えるとしょうがないといったところ。
また、本機の特徴としてCMYの印刷を行った後に、クリアーコートを全面に行う為、とても光沢のある、艶やかな印刷結果を得られます。
カートリッジの値段が少し高めで、Lサイズ印刷時のコストが1枚あたり24円(ヨドバシ価格)となりますが、なんといっても昇華式ならではの階調の表現性、オーバーコートによる艶のある仕上がり、耐水性などはこの機種ならではの魅力です。
手軽に写真印刷するには、すばらしいモデルだと思います。
※写真は北海道・美瑛の青い沼と、旭山動物園のレッサーパンダです。
北海道旅行記については、後日詳細なレビューを公開予定です。
お楽しみに~
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購入金額
0円
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購入日
2007年頃
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購入場所
リーダーさん
2012/09/28
量販店でインターネットを売ってた頃に、これも商品説明したことがありましたw
当時はろくすっぽわかってなかったんですけどねwww
ちょもさん
2012/09/28
当時、エプソンも弁当箱みたいなカラリオ ミー E-520などを発売していましたが、写真の画質、リアルさなどではSELPHYの圧勝でしたね。
ちょっと印刷したいんだけどな…というときに、とても便利なプリンタです。
ヘッドも詰まらないし!
かげちゃんさん
2012/09/28
ちょもさん
2012/09/30
この手のフォトプリンタは、印刷範囲が狭いことや、当然写真印刷がほとんどなので、個人的にはインクジェットよりも昇華式の方が向いていると思います。