CPU：Pentium iii-M/1.2GHz

RAM：SDRAM 512MB

HDD：40GB

液晶：12.1インチ，1024×768,非光沢タイプ

寸法：273（W）×233（D）×30.2（H）mm

重量：約1.62kg

標準OS：Windows XP Professional

バッテリー駆動時間：4.6時間/拡張バッテリー使用で8.9時間

当時「メインPCとしても使える性能」と謳っていただけあって1.2GHz駆動のPentium iiiを搭載しています。メモリも512MB当時ではやや多めの容量でした。このPentium iiiのパワーがなかなかのものでWindows XPを使う分にはとても快適でOffice XPでPowerPointを使用した際もモタツキなどもありませんでした。

Pentium iiiってクロックの割に体感速度が速い理不尽な子だと思うの…

なぜかAthronXP 1700+よりも体感速度は早く感じたし…

ただ、さすがにYoutubeを480pで見ようとするとカックカクです…（´・ω・｀）

「バッテリー駆動時間のカタログ値は4.6～5時間で当時のレビュー記事による実働時間は3～3.5時間程度と言われていました。

当時の普通のモバイルノートPCよりやや短いですが、モバイル用としてはハイパワーな1.2GHz駆動のPentium iiiを搭載しているので仕方ないでしょう。

この駆動時間が不満な方のために拡張バッテリーが存在するのもさすがThinkPadです。

私の所有する個体のバッテリー駆動時間は1.5～2時間程度です。ただ、SPが適用されてOSも重くなって負荷がかかってしまうので仕方ないと思います。

あっ…この駆動時間は今(2019年現在)の話だからね？

このX30、発売から10数年が立つ上に前のオーナーがバリバリ使ってたのに今でも普通にバッテリー駆動ができてしまうのです。

2011年製のUX21Eなんて数日放置しただけで起動不可、満充電かつ省電力設定でも2時間持ちません（´・ω・｀）

X30は12型液晶を採用しているおかげで当時として見ても比較的コンパクトです。重量は1.6kgと最近の超軽量なノートPCと比べると倍近くの重量がありますが、コンパクトな筐体のおかげで十分持ち運び運用に堪えます。

4:3だからなかなかコンパクト

厚みに関してはカタログ値を見るとかなり分厚く見えますが実際はそうでもなく、「やや厚い」程度です。しかもThinkPadならではの打ちやすいストロークを十分にとったキーボードを搭載しつつこの厚みなので下手なウルトラブックよりも優秀かと思います。

これ…17年前のノートPCなんだぜ？

さすがに11インチのUX21Eの方が携帯性は優れていましたがSONY最後のZシリーズであるSVZ1311よりは持ち運び運用はしやすかったです。

最近は携帯性重視のモバイルノートでさえ大型化してしまっているので携帯性では旧世代のほうが優れています。

完全に個人的な意見になってしまいますが、せっかく薄くしてもフットプリントが大きくなってしまっては「モバイルノート」ではなくなってしまうと思います。

タブレットに押されてしまていますが」、このクラスのモバイルノートPCには滅びないでほしいですね…

「ずっと変わらない武骨なデザイン」「打ちやすいキーボード」「キーボード中央のトラックポイント」「頑なに貫き通す12インチ液晶」などなど…ThinkPadにはずっと続いている特徴的な部分が多くあります。

これらの「デザイン性より実用性を重視」といった特徴がThinkPadの証でもあり魅力だと思います。

それに10年以上経っても使えてしまうこの耐久性や信頼性もThinkPadが支持される理由の一つではないかと思います。(一番の魅力はコストパフォーマンスだけど)

IBMからLenovoブランドに代わっても伝統は続き、今なおXシリーズは売れ筋モデルとなっています。

今では12インチクラスのノートPCは絶滅寸前ですが、これからもLenovoには魅力的なThinkPadを作り続けて欲しいですね。

これからも大切に使おうと思います。

ちなみに我が家ではX30がUX21Eの次に新しいノートPCです(えっ)