バンダイではホビーセンター新工場が昨年から稼働しているのですが、施設内にある「BHC PDII MUSEUM」では工場見学の他、プラモデルの企画開発体験ができるという場所になっています。
写真は参加者がもらえるオリジナルランナープレート。
3種類ある中で、これはガンダムのランナープレートです。
廃プラ(ランナーや成形不良品)を再利用して作られた素材であり、工場で出るランナー廃材を粉砕 → 再ペレット化 → 再成形という流れで作られた環境配慮型の記念プラモデルとなっています。
再生材の混ざり具合で色が決まるため、黒・グレー・青系が多いのですが、その中でも少し青味の強いランナーになると思います。同じ色のものがない、僕だけのランナープレート。
工場の見学者だけが入手できる限定ランナーです。
これが新工場。
映えるフォトスポットもあるので、変わった背景の自撮りができます。
ここは小さいガンダムが四方の壁にめちゃくちゃ貼りついてる場所で、ビジュ的にもイケてる。
思わずニヤけてしまいます。
クールなスポットは数あれど、with ガンダムというスポットは他の場所では立像くらいなので。
自撮り用のスタンドを持っていくと1人でも自撮りできて、楽です。
他のお客さんに邪魔にならないようにする配慮は必要ですね。
床に描かれているのは実物大の多色成形機の図面ですね。
デザイナーとしてもインスタグラマーとしても血が騒ぐ場所。
僕も、工場で働くのもいいかなって考えてしまうくらい。
体験用IDカード。かっこいいデザインなのですが、持って帰れません。
見学中に端末にかざすことで、自分のIDで操作することで最終的に自分で作ったプラモデル企画のパッケージ箱を持ち帰ることができます。
エントランス。
スタディエリア。実際の図面がたくさん。
これが体験用IDカードをかざして登録する端末。タッチパネル式。
新工場内。実際に本当に働いている人がいます。
シャアザクやザクをモチーフとした運搬ロボットも稼働しています。
ラボラトリー。体験エリアです。
タッチパネルを操作してデザインを決めたりして、プラモデルデザイナーを体験してきます。
基本的に簡単な操作です。
子供向けですが、自分の好きなものを作るという感覚より、市場に出すためのバランスを考えるといった業務の体験みたいなものです。。
ミュージアムという名前の通り、歴史を感じさせるものが展示されていたり。
プラスチック成形の実演で稼働している機械もあります。
── という工場見学を経て、最終的にオリジナルパッケージを作るシールと一緒に、このランナーがもらえます。
このランナーは「組み立てるためのパーツ」ではなく、
バンダイの技術・環境配慮・工業美学を凝縮した「工場の名刺」ともいえるものです。
単なるリサイクル品ではなく、工業技術としての再生材活用の最先端に近い領域。
廃材を溶かして再利用ではなく、工業製品としての品質を維持したまま、再生材を100%使うという極めて難しい挑戦を行っています。
これら技術は、ただ「環境に優しい」という言葉で片づけられるような軽いものではないです。
むしろその裏側には、工業製品としての品質を一切妥協しないまま、廃材という扱いにくい素材を再び命ある素材へと蘇らせるための、極めて繊細で大胆な挑戦が息づいていると思います。
再生材は、熱を受けるたびに分子構造がわずかに疲弊し、流動性も強度も新品材とは異なる癖を持つようになります。つまり、同じ「PS樹脂」であっても、再生材は毎回性格の違う生き物のような存在です。バンダイはその気まぐれな素材を、まるで熟練の職人が木目を読み解くように扱い、ロットごとに最適な温度、圧力、冷却時間を調整しながら、寸分の狂いもない成形を実現していると思います。
さらに、色の問題もあります。
再生材は混ざり物が多く、理論上は濁りやムラが出やすいです。それを欠点ではなく深みとして成立させるために、バンダイは色材の調整や成形条件の微調整を重ね、偶然性と必然性の境界を美として昇華させている。このランナーの粒子感は、その努力の結晶です。
そして何より難しいのは、これらすべてを製品としての品質基準を落とさずに行うこと。
再生材100%でありながら、寸法精度、表面の滑らかさ、刻印のシャープさまで新品材と同等に仕上げる。これは環境配慮のための妥協ではなく、むしろ環境配慮を理由に品質を落とさないという強い意志の表れだと思います。
だからこそ、工場見学で配られるこのランナーは、単なる記念品ではないのだと感じます。
そこには、廃材をもう一度価値ある素材へと変えるために積み重ねられた技術、試行錯誤、そして工業美学が凝縮されています。
手のひらに収まる小さなランナーの中に、企業が未来へ向けて続けている挑戦の息遣いが確かに宿っていると感じます。
再生材の成形品質を見せるためのデモンストレーション
造形のバリエーションで「再生材の限界」を示すことのできる技術品ともいえる。
ランナーの形式になっているが、組み立てることはできない記念品。
再生材特有の深い青は、偶然性と工業的必然が混ざった色は、既製品には無い美しさ。
光を当てると微細な粒子感が出て、「素材そのものが主役」というミニマルな美しさがあります。
長期保存
通常のPS樹脂と同等で、反りや変形のリスクは低いと思われます。
ランナー状態のままが最も美しく、切り離すと「技術デモ」としての意味が薄れるため、ランナーごと保管するのが最適なメンテナンスだと思います。
非売品
本来捨てられるランナーが、技術の象徴・記念品として再生される、というだけでエモい。
市場では手に入らず、 その工場を訪れた人だけが持てる証明書のような存在。
希少性という意味では非常に高いコスパ。
再生材の流動性、金型精度、刻印の再現性など、 プラモデル製造の“裏側”を手触りで理解できる。
これは金額換算できない学習価値。
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購入金額
0円
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購入日
2026年06月15日
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購入場所
BHC PDII MUSEUM












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