2025年に通勤時間が爆増(3倍以上)することになったので、その間の間を持たせるものを探すことにした。
本がとても好きなので、以前電車通勤をしていたときのように読書生活に戻っても良かったのだが、最近目に関してやんどころなき事情もあり、立ったまま眼鏡を外して読むのは、ちとつらい。あと結構読むのが速いので、読み終わった本の置き場と購入費が大変。以前の電車通勤の時は片道1時間未満の乗車だったのに、週に2冊以上文庫を買っていた事もある。配信元の都合や、 著者の不祥事などで意図せずに読めなくなることもある電子書籍は大嫌いだが、倍以上となった通勤時間で読み進むと1週間で3冊はカタいので、そこを電子でガマンしたとしても、目の問題と購入費の問題は残る。
音楽は、かなり手持ちでソースがあるし、曲との出逢い・サーチ用にサブスクもひとつ契約しているので、音楽を聴いても良いのだが、ちと問題が。今度の勤務先は都心で、最初の数日で気づいたが「ほぼ毎日何処かしらで遅延が起きる」。そのとき、車内放送が聴けないのは致命的なのだ。郊外路線では自分の乗っている路線が止まったらそこで終わりなので復旧を待つしかないが、都心では色々な迂回路が考えられる。どの路線が止まっていて(遅延していて)、どの路線が代替輸送線となっているのか、部分的に動いているならどう使うか、それらの情報を都心に近づく前に捕らえて、どの方面からアプローチするのかを変えることがあることを考えると、都心部の代替線が多いエリアに入る前に判断した方が効率的。そうなると、道のりの半分以上「耳を開けておく」必要があり、イマイチ。
そうなると、一番暇が潰せる??のは配信視聴。...というか、通勤時間が長くなる=家で落ち着いて配信を聴く時間が短くなるわけで、配信を楽しむ時間が減る。歌配信・演奏配信はしっかり腰を落ち着けて良い音質で聴きたい...となると、雑談配信などは聴くのは通勤時間となるかな、と。 音楽と違ってトークメインの配信なら片耳イヤホンで問題ないし。
ただ、メインのスマホのプランは通信容量上限あるが条件良いときなので変えたくないのと、動画を観るとバッテリーに負担が来るので、分けたいということもあり、専用端末を手配することにし、
・片手持ちできる8インチクラス
・SIM入れれば通信できる
という条件でミニタブを探した。
購入検討当時、8インチクラスの一大勢力はMediaTek Helio G99(およびその省電力性能向上版Helio G100)搭載タブレット。Helio G99はエントリークラスのなかでは頭ひとつ抜けた定番の名SoCというものの、2022年半ばの発売で、さすがに2025年に買うのはちと古い。さりとて、それ以外となると、もっと発売が前のUNISOC T606や618あたりでさらに抑えめ性能のものか、もしくはかなり上級で性能も良いが高価となるSnapdragon 7~8 Gen 3採用タブあたりで、一気に5万円前後クラスになるので、通勤時1時間少々、それも週数回しか使わないタブレットと考えるとかなり負担が大きい。ちょうど価格的には間に入ってHelio G99より性能の高いSnapdragon 6 Gen 3あたりを搭載するタブレットがあればベストなのだが、なぜか8インチクラスでは採用例がほぼない。
そんななか、2025年に発表されたのがMediaTek MT8791(Dimensity 7050)搭載のALLDOCUBE iPlay 70 mini Pro。MediaTek MT8791は2023年発売だが、明確にHelio G99より上級のSoC。AnTuTuのスコア(Ver.10)は55万点クラスで、40万点を少し超える程度のHelio G99を大きく超える。
ALLDOCUBEは8インチクラスをはじめとしてタブレット界では存在感が大きいメーカーで、一般に同一世代で複数グレードをリリースするが、当時の最新世代70シリーズは、エントリーグレードの無印モデルはなく、Snapdragon 7+ Gen3採用の上級版iPlay 70 mini Ultraと、このiPlay 70 mini Pro。

ALLDOCUBE iPlay 70 mini Proは8インチクラスのタブレット
70シリーズでは、Ultraの方はモバイル通信機能がない純粋なゲームミングWiFiタブレットなので、(あと上位の4万円クラスで単純に高い)必然的にiPlay 70 mini Proが対象になる。ちょうど発売直後で、まだ市場には前機種のiPlay 60 mini Pro(Android15プリインストールの後期版)が残っていたので比較した。
【ALLDOCUBE iPlay 70 mini Pro vs iPlay 60 mini Pro】

色々なところに手が入っているのだが、モバイル通信バンドの拡充が結構デカイ
iPlay 70 mini Pro⇒iPlay 60 mini Proの進化としては、一番はSOCがHelio G99からMT8791になったことだが、他にもメモリが同容量ながらLPDDR4XからLPDDR5になったり、ストレージ転送規格が最大約1,200MB/sのUFS 2.1から、最大約2,900MB/sのUFS 3.1 になったり、microSDの最大容量が倍になったり、ディスプレイのリフレッシュレートが向上したり、輝度がアップしたり...といろいろ増強されている。
その中でもSOCの向上は劇的で、AnTuTuのスコア(Ver.10)が40万点クラスのエントリーグレードから、55万点クラスのミッドレンジになったので、余裕が大きい。
あとWi-Fiや通信系の向上が大きい。
Wi-FiはiPlay 60 mini ProのWiFi5からiPlay 70 mini ProではWiFi6になっているのと、BlueToothが5.2から5.4になっているのは、スペック表見ると一目瞭然で誰でもわかりやすいが、実は4G LTEまでの対応は変わらないながら、モバイル通信の対応周波数の変更が大きい。劇的に大きい(大事なことなので2回?)。
もちろん大多数の周波数帯域は共通なのだが、iPlay 70 mini Proのみの対応バンドとしてバンド18、19、26がある。これらの周波数域は、全ていわゆる「プラチナバンド」で、実はDOCOMOとau(楽天ローミング含む)のメイン帯域。今までSoftBankのプラチナバンドであるバンド8しかカバーしていなかったのが、他の日本の回線業者も恩恵を受けることになった(一方iPlay 60 mini Proのみの対応周波数域であるバンド4、39、66は日本ではほぼ使われていないため、国内使用では悪影響はない)。
使って見ると、使い勝手はかなりよい。
実は8インチクラスのタブレットは2枚目。最初の8インチクラスタブはAmazonのFire HD 8。
これで、スマホでは得られない画面の大きさと、片手で持てる気軽さの両方が8インチクラスタブにある事はわかったのだが、Fire HD 8はあくまで、「Amazonのサービスを使うためのデバイス」に過ぎないため、動画を観るにはソコソコ使えるモノの、解像度がWXGA(1280×800)では、Dot by Dot表示が基本となるテキスト系の記事を読むには読める範囲が狭すぎるし、“公式には”Playストアが使えないことになっているので、アプリの自由なインストールに難がある。また、Android 9ベースの独自OSなので、すでにアプリ側の要求で対応OS外になっているものも多い。

サイズ感はFire HD8と変わらないが、解像度は増えて、ベゼルが細くて、画面は広い!

公称310gのiPlay 70 mini Proは、実測でも312g以下で50g以上軽い
そもそも、Fire HD 8のSOC=MediaTek MT8168はクアッドコアで、AnTuTuのスコア(Ver.10)だと9万点レベル。エントリー以下の「ローエンド」(もしかすると「ウルトラローエンド」??)。反応もかなり悪く、解像度も限られているので画面が狭く見通しが悪い。そのため、使う頻度は下がってきていたのだが、サイズ感はものすごく使い勝手が良かったので、性能が上がった8インチクラスタブが欲しいな、と思っていた。8インチクラスタブは、持ち運びには軽く、片手で持てるし、車載時にスマホホルダーにギリ載せられるので、カーナビとしても使いやすい。そのくせ小さすぎて画面が見づらいことはない、「ちょうど良いサイズ」。
4G LTE対応なので外でも使えるのがなんと言っても便利(見逃した配信を端末に保存して観る以外にも、直接配信をリアルタイムで観ることも出来る)。
購入後、SIMを入れて便利に使っている。
なお、2026年の5月に後継機のiPlay 80 mini Proがリリースされた。こちらはSoCにはAnTuTuのスコア(Ver.11)が約60万クラスのUnisoc T7300を採用。
ただ世の記事には若干ミスリードが??
「Unisoc T7300を搭載するiPlay 80 mini ProのAnTuTuのスコア約63万点」は「AnTuTuスコア55万点クラスのMediaTek MT8791(iPlay 70 mini ProのSOC)」より性能が高いとも読める記述を観ることがあるが、前者のスコアはAnTuTu(Ver.11)のスコアで後者はAnTuTu(Ver.10)のスコア。2026年発売のiPlay 80 mini Proは2025年9月リリースの最新のAnTuTu(Ver.11)でスコアが取られ、その前年2025年5月発売のiPlay 70 mini Proのスコアが取られたのがVer.10。実はAnTuTuベンチマークはヴァージョン間でスコアの互換性がない。世の記事には、旬が過ぎた?iPlay 70 mini ProのAnTuTuスコアをVer.11で採り直したものはない。Ver.11の方が全体的に約20〜30%ほどスコアが高く出る傾向があるので、iPlay 70 mini ProのVer.10での55万点と、iPlay 80 mini ProのVer.11での63万点、後者のスコアが1割強程度しか高くないため、充分逆転範囲。ただ、残念ながらiPlay 80 mini Proは所持していないので、直接同条件で比較することはできない(ALLDOCUBEさん、評価機の貸し出しお待ちしております?)。
【ALLDOCUBE iPlay 70 mini Pro vs iPlay 80 mini Pro】

80 mini Proの方が優れている点も一部あるのだが...ビミョー??
そこで、iPlay 70 mini Pro実機のAnTuTuスコアをVer.11でもVer.10でも取ることにした(このとき、Ver.10を導入するより前にVer.11をインストールしている場合は、Ver.11だけでなくAnTuTu 3DBench Lightも含めて一度アンインストールしないとVer.10はインストール出来ないので注意)。
そして、Androidの代表的なベンチマークも取ってみた。Android系の評価ではよく使われるマルチプラットフォームベンチのGeekBenchと3DMark。
まずは簡単に「その他」のベンチマークから。
■Geekbench 6

Single約900、Multi2,000超というのは、2022年のミドルクラススマホ級
■3DMark

性能は2024~25年頃のミドルクラススマホ並みだが、ストレステストでもバラツキがないのが良い
問題の?AnTuTuは2026年6月現在現行のV11と本機(iPlay 70 mini Pro)発売時のヴァージョン、V10で取得。
■AnTuTu

AnTuTuのiPlay 70 mini ProでのV11とV10のスコア比較は貴重?
Geekbench 6と3DMarkのスコアから言うと、2022~5年くらいのミドルレンジ(ミドルハイではない)スマホ程度の性能。だだ、明確に「エントリー」「ローエンド」は超えているという立ち位置。
...で、問題の?AnTuTu。
本機ALLDOCUBE iPlay 70 mini Pro発売時に世のレビューで「AnTuTuスコア55万点クラスのMediaTek Dimensity MT8791搭載の8インチタブレット」というのは、スコア取得してみると、まさにドンピシャで全くウソ偽りない。

AnTuTuのスコア、55万点のタブレット...というのはV10では間違いないのだが...
しかし、後継機発売時に一部で流れた「AnTuTuスコア63万点のiPlay 80 mini ProはiPlay 70 mini Proを凌駕する」というのは完全に間違い。
AnTuTuのスコアは、V10からV11になると20~30%上昇すると言うが、本機iPlay 70 mini Proでは明確に3割を超えて4割増しに迫る勢いで、V11の実スコアは概ね75万点(今回V11は複数回スコアを取ったが、一番低くても74万点後半だった)。

V11ではAnTuTuベンチマークスコアは75万点付近...
今回同じ機種どころか同じ個体でスコア取っているので、使われている内部パーツなどのスペック②現れない小変更などもなく、純粋にV10とV11のスコア評価の力点の違いが見えた。総合スコアはV10⇒V11で55万点⇒75万点に上がっているが、全てのスコアが同比率で上がっているわけではなく、CPUのスコアは倍くらいに上昇しているのに対して、GPUは3/4程度に下がっている。特にCPUスコアの数字演算性能が高く(3倍以上)評価されていて、同じクラスのSoCでも、CPU性能とGPU性能で、CPU性能が高めのSoCがV11では高めに評価される可能性がある。
他の大項目、MEM性能とUX性能はV11の方が高め評価だが、細項目では逆転もある。
MEM性能に関しては、入り繰りはあるものの、V10はROM重視、V11はRAM重視の傾向?UX性能の方は、トータルスコアは明確にV11の方が高いが、ドキュメント処理性能の超重視(V11はV10の8倍以上のスコア貢献度アップ)が引っ張っているだけで、細目は入り繰りがあって甲乙付けがたい。
こういう性能ごとの評価の上下があるので、後継のiPlay 80 mini ProはAnTuTuスコア(V11)は63万点で、このiPlay 70 mini Proの75万点と比べると1段低いが、世の評価でもiPlay 70 mini ProのSoC、MediaTek MT8791は明確にCPU性能全振りSoCで(事実V11のグレードは、総合スコアだと「ミドルレンジ」だが、GPUスコアは1段下の「エントリー」であり、CPU性能に“振った”SoCであるるのがわかる)、iPlay 80 mini Proの採用するUnisoc T7300のCPU性能とGPU性能の比率次第では特定のケースでは、iPlay 80 mini Proの方が上回る可能性もある(ALLDOCUBEさん、評価k...)。ただGPU性能を観てわかるように、重いゲームはNG。ゲーミング用途には適さないと言える。
ただ実際、前機種のiPlay 60 mini Proからは明確に性能も、対応周波数などの利便性も上がっていて、後継機のiPlay 80 mini Proと比べても大きく劣る部分はなく(むしろAnTuTuスコア上は良く)、2025年度ベストミドルクラス8インチタブレットといえるこの機種、ひょっとしたら2026年もその称号が通用する??
iPlay 80 mini Proの発売直後の今なら、まだ市場に残っているので、気になるならば急げ?
通信可能なタブレット、片手持ち可能なのにスマホと違って小さい文字でも拡大なく読める画面の広さ。スマホホルダーをギリギリ使える大きさなので、スマホ用に取り付けた車内アームに乗ることからカーナビとして使える。
スピーカーの位置がType-Cの両側なので、画面を縦長に持てば左右配置になるが、横長画面にしたときは片方に寄ってしまうのが、スピーカーで映画などを鑑賞するのにはイマイチだが、イヤホンなどを使えば解決するし(つか自分の使い方の想定では、カーナビ用途以外でスピーカーは使わない(使えない)ので問題ない)。
こんなALLDOCUBE iPlay 70 mini Proは定価の約3万円でも充分魅力溢れるミドルクラス8インチタブレットでした。
....ま、自分は2万円切りで入手してるんですがw(爆
【仕様】
《総合》
OS:Android 15
CPU:MediaTek MT8791(Dimensity 7050)
プロセッサ:Octa-core(Cortex A78×2@2.4GHz & Cortex A55×6@2.0GHz)
RAM:8GB
ROM:128GB/256GB UFS
拡張ストレージ:microSD Card
《スクリーン》
サイズ(インチ):8.4
解像度:1200×1920
画素密度:270
形式:IPS
タッチスクリーン:静電容量式10点マルチタッチインセルフルラミネーション
リフレッシュレート:90Hz
輝度:450nit(標準)、400nit(最低)
コントラスト:1200:1(標準)、900:1(最低)
《カメラ》
フロントカメラ:500万画素
リアカメラ:1300万画素、オートフォーカス
《ネットワーク》
形式:デュアルSIM 4G LTE
対応バンド:
GSM: B2/3/5/8
WCDMA: B1/2/5/8
FDD: B1/2/3/5/7/8/18/19/20/26/28A/28B
TDD: B38/40/41
SIMカード形式:2 nano SIMカード、1 TFカード(同時使用は、うち2つ)
《無線機能》
Bluetooth:Bluetooth 5.4
Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz+5GHz) WiFi6
《センサー》
重力センサー・光センサー・ジャイロスコープ・モーター
《その他》
対応衛星:GPS / Beidou(北斗) / Galileo / Glonass
マイク:シングルマイク
スピーカー:2
《インターフェース》DNen
USBポート:Type-C ×1(OTG(USB On-The-Go)、充電、データ転送対応)
ヘッドフォンジャック:Type-C
《バッテリー》
容量:3.85V/6050mAh
充電:PD 18W
《外形》
寸法:202.7mm × 126mm × 7.3mm
質量:310g
ミドルクラスの常識を塗り替えた
永く続いた「ミドルクラスSoCはMediatek Helio G99」という時代を打ち破る、MediaTek MT8791(Dimensity 7050)のパワー。ゲーム以外の作業では、ほぼ不満がない。
FHD+で動画鑑賞にも不足はないし、4Gとはいえ単独で通信可能なので、外でも使える。
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購入金額
19,999円
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購入日
2025年07月21日
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購入場所
ShenZhenShi BaiChuanRuHai Technology Co., Ltd











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