ここのところずっとワイヤレスマウスを使っていたのだが、今までメインで使っていたLogicoolの705r
の調子が悪くなってきた。「マラソンマウス」の名の通り、電池の持ちが驚異的で、ONのままで年単位で使えることと、フリーホイールの高速スクロールが好きで愛用していたのだが、どうにも上手く動かなくなってきた。症状としては使っている途中に電波が途切れるような感じで、動かしてもカーソルが反応しなかったり、逆にカーソルがワープするように動いたりする。電池を新品に替えてもダメ。いままでPC本体に付けていたドングルを延長コードで手元に伸ばして、マウスと10cm位しか離れていない位置に置いてもダメ。
使えなくはないが、思ったところにカーソルを持っていくのに無駄な動きが必要になってストレスがたまってきたので、取りあえずマウスを交換してみることに。
ワイヤレスが飛ばないような事象だったので、長年(気がつけば10年以上??)使ってきた705rのマウスの送信機、もしくはUSBドングルの受信側に、経年劣化の問題がある可能性が高かったが、以前の単身赴任時とは家具配置や周辺環境が異なるので、電子レンジなどの電波妨害の可能性も捨てきれず、自分の手持ちで使っていなかった有線マウスを試して見ることにした。
5年以上前に、限定で売り出されたケーミングマウス、Thermaltake IRIS RGB OPTICAL GAMING MOUSE HATSUNE MIKU EDITION(MO-IRS-WDOHBK-09)。
その名の通り、Thermaltakeのゲーミングブランド、Tt eSPORTSから発売されているプログラマブルゲーミングマウス、 Iris Optical RGB(MO-IRS-WDOHBK-01)の初音ミクヴァージョン。

ケースを開くとVOCALOIDのミクパッケージが描かれているように「正規品」

精悍なモノクロの通常説明書に挟まれ、ミクグリーンの専用ソフトダウンロードコード用紙が異質
IRIS RGB OPTICAL GAMING MOUSE自体は、
・最大解像度5,000dpiまでのオンザフライ調整に対応する高性能PIXART PMW-3325センサー搭載
・2,000万回のクリック耐久性を誇るスイッチを搭載
・ポーリングレート2,000Hz
・ARMベース32bitコントローラ搭載
・最大30通りのマクロ設定が可能な、6つのプログラマブルキーを搭載
・ワンボタンで5段階=400, 800, 1600, 3200, 5000dpiの切り替えが可能
といった基礎性能の高さに加え、
・マウス外周部とThermaltakeのドラゴンをライティング可能
・ライティングパターンは9種
と、ゲーミング的外観要素も兼ね備えたマウスだったが、HATSUNE MIKU EDITIONは、TSUKUMOとコラボした限定生産モデルで、
・通常版でドラゴンマークだった部分が、apapico師デザインのミクのシルエットに
・dpi切替ボタンのカラーがピンクに変更
・ライティングに「初音ミクブルー」など特別色が追加
・マウスの電飾・ボタン等の制御ソフトは初音ミクエディション専用ソフトウェアを採用
・パッケージにはapapico師デザインの初音ミクがあしらわれている
という追加要素が入っている。
使ってみると、ライティングやミク要素、ソフトの出来といった付加価値よりもまず、マウスとして使いやすい。最近ゲーミングマウスは、とくに競技用に関してはメッシュ状にしてg単位で削った超軽量だったり、ウエイト移設でバランス調整できたりと先鋭化してきているが、これはそこまで尖っていなくて、通常の「やや軽め」程度のマウス(120g)。ボタンはマクロ登録などができるとは言え、ボタン数は一般的な左右とホイールボタン、ホイールの後ろにあるデフォルト割り当てではdpi切替ボタン、親指側にあるサイドボタンが前後2つと計6ボタンで、取り立てて「多ボタンマウス」というわけではない。

持ちやすいフォルム。トップのピンクのボタンはデフォルトではdpi切り替えボタン

膨らみのトップがやや後ろ寄りというのが(自分にとっては)持ちやすい
ただ、形状が絶妙で、完全被せ持ちで、親指つけねまで机につけて、そこを起点に動かす方法だと、フィッティングがちょうど良い。そして、ボタンによるワンタッチのdpi切替と、切り換えた直後に光るミクのシルエットの色で今どのdpiなのかがすぐにわかるのは、狭いスペースで上記のように掌の手首側を支点に小刻みに動かすような動きにちょうど良い。dpiはマウスの最小の動きで2画面が端から端まで動くような大きめdpiが好きなので、実際にはほとんど3200dpiか5000dpiでつかってるのだが。

ライティングはデフォルトの「初音ミクブルー」の他にレインボーなどいくつも選択可
より細かい制御は初音ミクエディション専用ソフトウェアがあり、それで行う。このソフトでは、ライティングの他に、ボタンの割り付けや反応性の調整、さらにマクロを組むことも出来、より細かくマウスを調整することが出来る。

マクロ作成機能もあり、ゲームからクリエイティヴまで広く応用可能
最初はワイヤレスマウスのピンチヒッター的位置づけで引っ張り出してきたものだけど、ワイヤードの確実性と、ワンタッチdpi切替の利便性、手にへのフィット感で、もう「コレでいいンじゃね?」となってる(以前マウスのケーブルを“喰って”いた猫も今はもういないし)。
これは5年ぶりに発掘して正解のマウスだった。
【仕様】
センサー方式:オプティカル
インターフェース:USB
ボタン数:6
最大解像度:5,000dpi
プロファイル:5
マクロ登録数:30
バックライトカラー:RGB
サイズ:123×68.71×41.13mm
ケーブル長:1.8m
重量:120g(ケーブル含む)
有線のストレスと無線のストレス、天秤にかけると...?
手元が広くないから無線を使っていたので、特に奥行き方向が狭い現在のスペースでは、マウスを大きく動かすとケーブルの付け根が奥にあたって「跳ね返る」ような事があるのでそこが不快だが、簡単にdpiが調整できるので、dpiを高くしてあまり動かさなくても良いようにすればクリアできる(超微細な動きが必要な場合はdpiを落とす)。
直前使用の無線マウスの不動やカーソル飛びに比べると1000倍良い。
ワイヤレスマウスは探せば(開けていない引越荷物の何処かに)他にもあるはずなので、最終的には「無反応」や「ワープ」の問題が現在の無線環境の問題か、旧マウスの問題かを判断する必要があるが、今のところ有線のダイレクト感が快適・快感。
ライティングに凝っても、地味に使っても◎
外観上は、マウスの周囲のライティングラインとミクのシルエットが、色が変わりながら煌めくのが楽しいが、そもそも形状が絶妙で使いやすい上、サイドのハニカム状の彫り模様がすべり止めになっていてしっかり手になじむ。
dpiの瞬間切替や、プログラマブル多ボタンも装備しており、マウスとしての基本性能がそもそも高い。
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購入金額
6,458円
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購入日
2018年09月11日
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購入場所
TSUKUMO







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