先ずはパッケージ。

パッケージ裏面。

開封してみるとプラケース無しの紙によるエコな梱包。

内容物一覧。

ヘッドセット本体に取説にケーブル類、そしてシリカゲル。
湿気取りは必ずしも必要では無いとは言え、音のことを考えれば湿気取りが入っているのは好印象ですね。

コード類の袋の中身。

フレキシブルアームマイクに、USBレシーバ、充電用のUSBケーブルに、オーディオケーブル。
オーディオケーブルは3.5mmの4極。

ヘッドセット本体。一般的な形状ですね。

正面から見た右側、左ハウジング前面下部にマイク取付用のジャックがあります。

以下はジャックにフレキシブルアームマイクのプラグを差し込んだ所。

フレキシブルアームは柔らかく、ある程度自由に曲げられるので使い勝手が良いですね。

左ハウジングの底面部には、充電用のUSBポート、有線接続用の音声ジャック、ステータスLED、マルチファンクションボタンがあります。

ヘッドセットを裏返して……

背面から見た左側、左ハウジングの後部下部に、マイクのOn/Offスイッチと音量調整ダイヤルがあります。

左ハウジングにはサイバーガジェットの文字が……

そして右ハウジングにはサイバーガジェットのロゴが記されています。

ハウジング部は多少伸び縮みする仕様。

以下は伸ばした所。

以下は縮めた所。

ヘッドアームの下に、ゴムのヘッドバンドがあります。

ヘッドバンドの根本は2段階に調整が可能。

イヤーパッドは柔らかく、耳当たりが良いです。

デザイン全体として、如何にもゲーマーが使ってます、って感じの形状に加え、ハウジング部にLED搭載で光りまくる……

えぇ、中学生男児には、それは魅力的に映るようです（＾＾；

息子曰く「おぉ～！ええやん！格好良い！」だそうです。

製品スペックを公式サイトから引用。

Bluetoothは5.3対応で、コーデックはSBCとAAC。 

apt-X等については製品価格に跳ね返りますし、本製品の独自低遅延でカバー出来てるので非対応でも、まぁ、妥当かな、と。

Bluetooth接続および付属の2.4GHzマルチレシーバーを使用してのワイヤレス接続が可能です。

加えて、Φ3.5mmのステレオミニプラグケーブルでの接続も可能なので、幅広く使用できますね。

連続再生時間はLED消灯前提で約40時間。連続1日半強使えることになります。

流石に音声ミックス機能は非搭載なので、ゲームの音とスマホの音を両方とも、みたいな場合は別途ミキサーを用意する必要があります。

使用する前に先ずは充電。充電中はLEDが赤く光ってます。消灯されたら充電完了。

ヘッドセットの重量は、実測で289g。スペック表では284g。

5gの差はフレキシブルマイクの重量ですかね？

中学生男子が装着した所。正面から。

側面から。

斜め方向……

嬉しいのか撮影中にもニマニマと……(w

　スマホとの接続　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

先ずはスマホと繋いでみます。

ペアリング待ちデバイスの一覧に「CYBER-P5SWGHS」が表示されるので、それを選択します。
後はペアリングの許可を出せばOK。

接続は通話とオーディオ。

開発者向けオプションで対応コーデックを確認。

スペック表通り、SBCとAACでした。

音楽再生してみましたが、普段もっぱらカナル型イヤホンでヘッドホン久々すぎて違和感がｗ

ヘッドホンの場合、耳の上に被せる形になるので、耳の中が痒くなったりとか無いのが良いですね。

遮音性は特に高いわけではなく、音量低めだと外音普通に聞こえます。

音量操作は左ハウジング後部のダイヤルで。ダイヤルでの音量調整って楽ですね。

カナル型イヤホンで聴く時に比べて、ソース音量も少し大きめくらいの方が良い感じです。
微調整はハウジングの音量ダイヤルで。

音量に気をつける必要はありますが、それさえ注意すればイヤホンよりもヘッドセットの方が耳への負担が少ないので、子供に使わせるには安心出来て良いですね。
まぁ、子供的には見た目的にもヘッドセットの方が格好良くて良い、って事のようです(w

操作に関しては前回レビューした「CYBER・ワイヤレスゲーミングイヤホン」とは大きく異なり、操作可能なのは再生と停止のみですね。

機能的な違いは、イヤホンとヘッドセットの使用目的の違いによるものだと思われます。

正直、音楽聞いたり映像見たりするのにヘッドセットは使いませんしね……

　WindowsPCとの接続　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

お次はWindowsPCと接続。先ずはBluetoothで。
こちらもスマホ同様の手順でペアリングを行います。
ペアリング待ちデバイスの一覧から「CYBER-P5SWGHS」を選んで接続します。

WindowsPCの場合、使用中のコーデックを判別する方法がかなり面倒なので割愛。
有償ツール使うか、事前準備した上でログ記録して解析しないと無理なので。

手順さえ間違わなければBluetoothでの接続は簡単ですね。
二回目以降はペアリング不要で自動的に接続されます。

最後に子供に貸与しているノーマルなSwitchに接続。

フォートナイトプレイ時に使用して貰いました。

使用中はLED切らなければ、ハウジング部のLEDがカラフルに点灯している訳ですが……

ぶっちゃけヘッドセット装着している本人には見えないよねっ（＾＾；

Switch2でチャットプレイとかになってくると、他のプレイヤーから見えて「おぉ！」ってなるかもしれない（＾＾；

とりあえず、マルチファンクションボタン2連続クリックでLEDのOn/Off切り替えられるので……

と、ここで大きな誤算が……

SwitchにBluetoothで接続している場合、マイクが使用できないと言う……

え？マジで！？

SwitchにBT接続してフォトナでボイチャ計画が破綻……orz

Switch本体下部のUSBポートは映像出力に使用しているので、そこにレシーバー挿してって訳にはいかないんですよね……
Switch本体の液晶でプレイするなら刺せるけど、そうなると今度は画面が小さくて、って言う。

と言う訳で、マイクについては後日改めて Switch2 で試せたら良いな、って事で。
フォトナもSwitch2用が別途出るみたいですし。

一旦、ヘッドホンとしての使用になってしまいましたが、遅延についてはイヤホン同様に本当に低遅延。

息子曰く「え？これ音ズレへんやん……凄っ！」との事。
普通のBTヘッドホンで繋いだ場合に比べて、音のズレが無い事に喜びの声。
そうだろ、そうだろｗ

フォートナイト等FPSの場合、スプラ以上に周囲の音を拾っての動きになるので、遅延の少なさは重要ですね。

Bluetooth接続時は遅延60msと言う事で、apt-Xよりも遅延が少なく、apt-X LLよりも遅延が大きい、って感じですね。（apt-Xが70ms±10ms、apt-X LLが40ms未満）

イヤホンとは違い、エンターテイメントモードの切り替えとかはありません。
と言うか、標準でエンターテイメントモード（ゲームモード）Onの状態。

そして、USBレシーバーを使うと、その遅延速度が僅か25ms、apt-X LLよりも低遅延になると言う……

と言う訳で、2.4GHzマルチレシーバー。

イヤホンのレシーバーと異なり、端子の位置が中央ではなく端っこにありますね。

以下は、イヤホンのレシーバー。こちらは端子が中央に……

レシーバーの裏面には技適マークが付いてました。

スマホに挿した所。

レシーバーを外した所。

レシーバー挿してる間は、スマホのマイクやスピーカー使うことないけど、どちらかは丸っと塞がれちゃう感じですね。

以下、PCにレシーバー挿した場合のデバイスの状態。

USBAudio1.0として認識されます。

Bluetoothは未接続。

USBレシーバー使用時の性能は、イヤホン同様との事で、apt-X LLより低遅延な25ms。
まぁ、正直BT接続時の遅延でも、遅延が起きてるの判らないレベルなので、余程のガチゲーマーじゃないと区別はつかないかもしれない（＾＾；

以下、Switch2の端子配置図。

※任天堂 Switch2 紹介ページより引用

これ見ると、USBレシーバーの端子が端っこに寄ってる方が良さそうな感じがしますね。
上面のUSB端子に挿す事になると思うので、レシーバーの本体をヘッドホンマイク端子側に被せる感じで装着するのが良さそうです。（給排気的に）

とりあえず、電源On～イルミ～電源Offと、BT接続とUSBレシーバー接続の切り替えを動画にしてみました。

前回のイヤホンのケース程では無いけど、LEDイルミ光りまくりです。

流石にパターン切り替えは無し。邪魔なら発光OFFにも出来るのはGoodですね。

さて、総評。

ゲームプレイする上で遅延少ないので、音のズレが致命的になる系のゲームをプレイするのに良い感じなヘッドセットですね。

ただ、SwitchでのBluetooth接続時にマイクが使えない、ってのは致命的。

まぁ、Switch2になるとUSBポートが上下2つになるから、USBレシーバー使えば解決される問題ではあるんですが、Switchで使いたいって人には微妙ですね。

巷で売られているUSB Type-C→Type-A変換器を使ってドックのUSB Type-Aポート等に挿すって手も無くはないけど、そもそもType-C→Type-A変換自体がUSBの規格的にはアウトですし、販売元のサイバーガジェットも「USB レシーバーを変換アダプターなどでUSB A に変換して使用する行為は、絶対にしないでください。USB の規格違反であり、故障・発火のおそれがあります。」と警告（取説に明記）しているので、どうしても変換して使うって場合は本当に自己責任ですね。