SSDが普及したのでHDDは専ら大容量のデータ倉庫向けになっていて、3.5インチという規格サイズの中でどんどん容量が上がっていってマジすげーって感じなのだが、基本的にその時点で高い容量のモデルは割高。自分が以前HDD買った時なら同性能帯において8TB1個より4TB2個のが安いというような。
時は巡って8TBが定番レベルの世界になっているが、このバラクーダの新モデルは容量当たりの価格が定番の8TBと同じかヘタしたら安いというすごいやつ。これを書いている2025年6月時点でバラクーダの8TBを3台買うよりバラクーダの24TBを1個買う方が安いという。
という訳でそろそろHDD増設したいなーってところでこのモデルの存在をドライブの休憩中に教えてもらってしまい、ファイルサーバーのHDDの年数が経っているのもあって思い切って買っちゃうことに。
ただお財布と使用量からして24TBではなく20TBの方。こちらも容量辺りの単価が24TBモデルと同等というバリュープライス。シーゲートさんパネェ。自分はヤフーショッピングの還元率が高いタイミングを使ったので約39000円&4700ポイント付与。20TBで35000円を切る計算。ミラーリング用に2個かっちった☆
あくまで注意したいのはこのバラクーダはファイルサーバーのようなRAID・24時間稼働は想定されていないというもの。ただこの値段なら数の暴力と自己責任でRAIDを組んでみるのもいいかと。
安い・速い・音は普通
きっちり3.5インチ規格に収めてネジ穴位置も普通。容量が容量なので普通であることに素直に感動しちゃう。
とにかく圧倒的な容量を1台で収められる上に容量単価が安い。それだけで★5なのだが、加えてシーケンシャルの速度も昔のHDDより上昇している。
ファイルサーバーに入れっぱなしだったCDMでの計測なのでバージョン古いのは許して。
ベンチマーク上は250に迫ろうという速度。さすがにランダムはほどほどだが、あくまで普及価格帯グレードのバラクーダでこれはつよい。
ちなみに保存形式は一般的なCMR。回転数は7200rpm。てかCMRでこの容量実現できるの?マジで?今回置き換えようとしているバラクーダ8TBはSMRだったのに。実際ベンチ上もSMR 8TBバラクーダはRead 180MB/s Write 160MB/s だったのでなかなかの速度差。
音はさすがにモーター音が大き目。但しシーク音は静か。かつてのゴリゴリガリガリとは違う。
ただちょっと気になったのはスピンアップまでの時間が長い点。普段使いのPCに組み込むとコイツのスピンアップ待ちで起動が遅くなるかも。
ところでCDM3も入ってたのでそちらでもベンチ。
環境が全然異なるので単純比較はできないが、2014年…10年前のレビューから引っ張り出してきたベンチ結果がこちら。
当時HDDとしては最速クラスのWD Black 4TBやシーケンシャル番長なHGSTの1TBプラッタ採用モデル、その後出てきたHGSTの系譜のTOSHIBAモデル…そしてその頃のレビューで比較対象にした手持ちの(当時ですら)旧型モデル、2.5インチの一般モデル、高回転の高速モデル…。
思えばSSDに置き換えられる前、HDDが容量だけでなく速度も全面に押してアピールしていた最後の時代かもしれない。そんな時代のHDDたちをあっさり上回るシーケンシャル性能。ただランダムライトに関しては当時のハイエンドモデルが「意地」を見せている。まあこれ普及価格帯なんですけどね。
ミラーリング用に
実使用ではコイツを2台使ってミラーリングRAIDを組む。繰り返しになるがバラクーダはRAIDや24時間使用を想定していないモデルなのだが、この価格差はでかい。
また自分はファイルサーバーといっても普段は電源を切っておき、PCからのバックアップ時やデータが必要な時のみ(月数日程度)起動するという変わった使い方(その代わりローカルPCには結構重複データを保持している)なのでファイルサーバーといういうかデータ倉庫的なやつ。なので今まで使っていたバラクーダ8TBも特に問題は起きていない。
またミラーリング…一番シンプルなRAIDを使うので、もし片方が壊れてもデータの復旧が容易というのもある。IRSTのRAIDを使うのだがこの場合片方壊れてもそのまま別PCに挿せばファイルを認識できるのでファイルサーバーマシンごとぶっ壊れても復旧し易い。
一方使用しているPC本体が古いのでIRSTに繋げられるストレージは6個まで。1個はシステムドライブ用のSSDなので、ミラーリングの場合2+2の4台が限度。なので単発で大容量を実現できて低コストなこのバラクーダはとても助かる。
今回は先述した通り8TB x2 のバラクーダの置き換え。シンプルに12TBの容量アップだ。
もう1ペアは6TBのHGST He6でこちらは更に前から使っていて製造からは10年選手になるのだが、バラクーダと違いエンタープライズ向けモデルなのでちょっと悩んだがこちらは維持。
しかしまあTB級はデータのお引越しも1日がかりだ。
また残った1ポートにはミラーRAIDに入れるほどじゃないデータ(再入手が容易なDL購入コンテンツ等)を突っ込んでいるのだがそこの4TBを今回のミラーからはじき出した8TBに置き換えて完了。
…そう、その4TB、10年前のハイエンドHDD事WD Black 4TB。お疲れ様。ただ4TBならまだまだ使えるしUSB3.0ケースにもでも突っ込んでおくつもり。
ちなみにHDD容量を圧迫しているのはドライブ時に記念に残しているドラレコ動画がでかい。やっぱり動画とっときだすといきなり必要容量が増える。サービス終了前に録画しまくったTERAやパンヤもなかなか食ってる。
また写真データ(特にRAW)もなかなか無視できない容量だが、去年1年間で200GB程度なのでやはり動画か、動画だ。
絵のデータ?もう滅多に描かないから全然ふえてないよ。
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購入金額
39,000円
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購入日
2025年06月13日
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購入場所
ヤフーショッピング(コジマ)










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