昔からあるスプリングデザインタイプの車用ドリンクホルダー。
底面に両面テープがついているとてもシンプルなものなので、車意外でも机などに固定して家で使うのもアリ。
今の車はそりゃもう乗車定員分どころかそれ以上にドリンクホルダーがあったりするが、ペットボトルが普及する以前はあまり需要がなかったのか、ユーティリティ寄りな車以外だと案外数が少なかったりそもそも無かったり。当時のRV車のカタログにはドリンクホルダーが誇らしげに書かれていたと思う。一方入れ替わるようにどんどんスミに追いやられ消えて行ったのは灰皿か。まあ自分もタバコは吸わないので2002年製で辛うじて残っていたアテンザの灰皿は小物入れになっている。
で、ユーノスコスモさん。90年代初期の設計。インテリアもデザイン極振りなのでそもそも収納スペースが少なめなので、ドリンクホルダーなんてありません。ちなみに同世代のマツダ車の有名どころだと初代ロードスターやFD RX-7なんかも無いようで。有名どころなら専用のドリンクホルダーがあったり色んな増設アイディアがあったりするのだがユーノスコスモはそもそも残存台数も少ないので自分で考えるしかない。
エアコンルーバー等は奥まった位置にあったりそもそも弱った樹脂に負担をかけたくないので却下。窓枠に引っ掛けるタイプが有力だがこちらもウインドウがガタついているのであまり余計な事したくないのが本音。
ふと気づいたのがシフトレバーとシガーソケットの合間。アテンザだとこのあたりにドリンクホルダーがあるので使い慣れているのでこの辺にあると便利そう。
そして自分のコスモはタイプS。ラグジュアリーグレードのタイプEだと助手席も電動シートになるのでスイッチが並ぶのだが、タイプSは運転席側だけで電動部も少ないのでスイッチも少なく、助手席側は小物トレーになっている。
シガーソケットは通電していない飾りなので使えなくなって構わない。ここのトレーを何かで埋めて置き型のドリンクホルダーを使えばいいのでは?
という訳でまあ汎用性が高そうなこのPZ-330を買って現物を見て固定方法を考えてみる。
アイディア次第で色々使える
Z-330の底面はプラなのでネジ穴をあけるのもできそう。ただ受け手側のトレーも樹脂かつ経年で弱っているのでトレー側の穴あけ加工は避けたい。
またトレーを埋めるだけでは横のスイッチに干渉してしまうので少しかさ上げしてやる必要がある。
何か加工しやすい素材で土台を作ってトレーにはめ込むのがいいかな?
…鉄道模型収納ウレタン!
鉄道模型用のブックケースの空きスペースを使うときに切り出して余るヤツ。確かこれはTOMIXの2軸貨車用ケースから切り出されたやつ。なんかサイズがちょうどいいし弾力性と程よい硬さ、カッターで切れる程度の加工性。とりあえずこれでいってみようか。
はい数個を接着剤で合体させてカッターでちょっと形を削る。弾力があるのでギュっと押し込む。いい感じにハマったがドリンクこぼれてもやなのでトレーとウレタン土台は両面テープで追加固定した。
土台とドリンクホルダーはもう外さないので接着剤でがっちり繋げてしまう。
ウレタンのおかげでクッション性もあり思った以上にいい感じにドリンクホルダーしてくれている。真夏の熱も問題ないようだ。背の高い飲み物を入れると2やLにした時シフトレバーが操作しにくくなるのが難点だが、ほぼエンブレでしか使わないのでそういう時はドリンクをどかしておけばいいだろう。実際これにして半年乗ったが特に邪魔だと感じた事は無い。ドリンクは手放せない人間なのでたすかる。
PZ-330自体もがっちりしていてかつ余計な装飾や部分が無いので、シンプルに固定はもちろん今回のようなちょっと変則的な使用のベースにもピッタリ。
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購入金額
673円
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購入日
2024年04月頃
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購入場所
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