以前、センタースピーカーを入手したので専用アンプが欲しいと思いました。
高品質なアンプは必要なくて、中品質くらいのアンプがいいなと思いました。
1万円くらいのAVコンポなどの中古品でもいいのだけれど、中華製のアンプってどうなんだろうと思い購入。
そしてこれが、オーディオ沼に続くのであった・・・。
そして開封のお時間
配送時の外装とか普通ではあった。
外箱は少し潰れている。荷物を積み重ねて重量オーバーで耐えられなかったのだろう。
箱を開けて本体がシュリンクされていることにビックリ。梱包材もしっかりしていそうだ・・・。
内容物(本体、説明書、電源ケーブル、赤外線リモコン)
本体の正面
本体の背面・・・を確認して端っこに違和感。
金属の箱が潰れているがな。横方向に梱包材があったはずなのに、どういうことだ?
天板上部の空気穴から斜めになっている基盤が少し見えて、一気に不安になった。
速攻分解フェーズへ。天板に外すときのネジ数は9個かな。多すぎだよ。
電源基板を固定している樹脂が衝撃により欠けてしまい、基板が浮いている。
後々わかったことだが、電源基板から18Vと12Vを出力しているのだが、12V側のケーブルが外れている。
名称がわからないけれど、4つの基板により構成されている模様。
電源基板、スピーカー出力部、Bluetooth・FMラジオ・AUX基板、音量ボリューム関連基板
ちなみに、注文時にUS PLUGと指定しているのだが、EU PLUGの製品が届いたようだ。
メガネ型ケーブルなので、家にあるもので代用する。
輸送によるトラブル・・・というより、メーカー側の箱詰め段階で天井まで積んでいた完成品の本体が一気に崩れて金属筐体が凹んだが、気にせず梱包した・・・というのが自然かもしれない。
未実装機能があるので、自分で拡張可能
初期段階だと使い物にならないのですが、【使用感】の項で改善したのでようやく機能の評価が出来るようになった。
【詐称?内容】
- AUX(RCA AUDIO INPUTS)が2つあるが、切り替えることが出来ない。内部で混合される。
- 販売店ページでAUXが2つとあるが一つは上記、もう一つは未実装機能のため通常は使用できない。
【機能的に問題ない?と言える機能】
- 赤外線リモコンが付属している。ボタン電池が付属しているが電池残量が無かったらしい。新しいもの電池を入れ替えたら動作した。ボタン電池はCR2025と指定があるがCR2023でも入ったし動作した。取り出しできるかは不明。
- 赤外線リモコンにてイコライザー機能が使用できる様になる。リモコンでON/OFF機能が利用可能になる。モード切替としてBluetooth・FMラジオ・AUXの変更が可能になる。
- ボリューム調整:音量が大きくなりすぎてしまうのでボリューム半分くらいしか回すことが出来ない。音量面で小さすぎるということはない。
- bass, treble調整:一般的な範囲内な感じはする。
- Bluetooth:Bluetooth 5.0 SBCコーデックだが上を目指さなければ問題ないと思える。
- AUDIO OUTPUTはボリューム調整された音源が出力される。
- 音源ソースの切り替えはAUXとその他の大きく2種類。その他の中ではBluetooth・FMラジオ・AUXと切り替え可能。
- その他機能のAUXは配線が未実装。AUDIO INPUTの3pinが設けられているので、繋げば音が出ることを確認した。同じくUSBの4pinが内部用に用意されている。
ひどい状態だが、動作確認をしてみる。
初期評価:★★☆☆☆
試行錯誤を繰り返していく中での現在評価:★★★★☆
【初期評価】
電源基板の12Vケーブルが外れていたが、おそらくここだろうと思われる場所に接続。
家にあるメガネケーブルで電源コンセントに接続。
本体にON/OFFスイッチがあるが、デフォルトはONだった。
とりあえず動作はするようだった。
気になったのは2点。
- 電源基板の電源トランス2つから高音を常に発していてうるさい。
- 30分ほど稼働させているとヒートシンク部が熱くなるが、スピーカーから「キュー」という音が聞こえるようになって、ブツブツ音が切れ始める。
1点目は電源トランスを変更可能なら交換することで解消するのかな。
2点目は冷却ファンを追加すればいいのかな?
ひとまず・・・音に対する評価までたどり着かない。
製品としては一応動作するのだが、「趣味で試行錯誤して作成した試作機を販売しました」という品質な感じがしてならない。
Bluetooth・FMラジオ・AUXの機能が1つになった基板があり、これは独立している。
AUDIO INが2つあるが、うち1つは上記のAUX側になる。
AUDIO INのもう1つはアンプ側と直接繋がっており、このオーディオソースと上記基板のオーディオソースは物理スイッチにより切り替える感じ。
そういえば、FMラジオのアンテナが付属品に無い。コスト削減か?
アンテナを付けなくても一応ラジオは聞ける。
Bluetoothは普通にスマートフォンに繋がる模様。やはりSBCコーデックのようだ。
独立した基板・・・手持ちの5V駆動するBluetooth受信基板と入れ替えようかな・・・。そちらはaptX・LDAC対応。
Zigsowで活動している タコシーさん の フォノイコライザーアンプ と似たような感じでパーツ毎に変更・改良になるかもしれませんが、こちらは低予算で済ませたいので小手先対応で行くかもしれません。
★2024-10-30追記
電源を入れるとピンクノイズが出る。時間経過とともにノイズが解消され始める。
5分くらいエージングしているとノイズがなくなる。
これが仕様なのか部品が温まったからなのかが、よくわからない。
ドライヤーなどで温めてから電源ONしてノイズが出なかったら部品の問題かな?
電源基盤をピックアップ。
左真ん中とその下に計4本の線が出ている。
基盤を見ると18V-,18V+、そのしたに12と記載されている。
テスターで電圧を調べてみると、実態は14Vと12Vだった。
下の3本のケーブルは12V+,Gnd,12V-という感じで、±12Vという両電源だった。
AC電源からDC 14Vと12Vを出力可能なボードとDC電源12Vから±12V出力可能なボードを手配してみることにした。
両方とも中華製なので、結果は変わらないかもしれない。
★2024-10-31追記
下記製品で電源置き換えの仮組みをしてみた。
この構成の場合、ピンクノイズが全くなくなり、電源トランスからの高音もなくなり非常に快適になった。
その結果、不良品から正常品へと状態が変わったと思えるくらいにはなった。
電源基盤の品質が非常に悪くて製品全体のレベルが下がっていたが、電源基盤を交換するだけで大きく改善出来ることが確認できた。
あとはAC-DC基盤が届いたら再テストは実施する予定。
長時間稼働の安定度のために冷却ファンくらいは増設してもよいかなとは思う。
★2024-11-02追記
【機能性】の頁を追加。
本製品の販売店情報の嘘情報と機能として出来ることを今後メンテしていく。
当初電源モジュールに不良が発生していたが、ここが解消出来れば非常によいアンプという評価に変わる。
●赤外線リモコンについて確認した。
ボタン電池が付属しているが電池残量が無かったらしい。新しいもの電池を入れ替えたら動作した。
ボタン電池はCR2025と指定があるがCR2023でも入ったし動作した。取り出しできるかは不明。
内部に赤外線センサーが無いと思っていたが、どこかにあるようだ。
リモコンが使えるようになったので、イコライザ機能が開放された。
表記が凄くわかりずらい。
r0C → Roc ?
n0r → Normal ?
POP これはわかりやすい
JA2 → JAZ 多分ジャズだと思う。
CUt → ちょっとわからない、Classicではない、Culture?ホール的な?誰か教えてください。
JAZがイコライザ機能の中で一番高音が聞きやすくて良かったので、こちらを設定した。
●その他機能のボードについて確認
未実装(未接続)ではあるが、USBの4PinとAUX(Audio Input)の3Pinが出ていることを確認した。
AUXはAUXL,AGND,AUXRとある。AGND,AUXRの2本でしか確認していないが、AUXモードで音が出ることを確認した。
増設のLDAC対応したBluetoothボード(別途用意)の音源をこちらに接続すれば拡張出来ると思われる。
下にDACL/DACRとあるがデジタル信号になっておりアナログ信号ではない。
恐らくUSBの4Pinが出ていると思われる。5VとGNDが隣接しているので、ここから5Vは取れると思う。
表側に出ているUSB端子と共用だと思われる。
配線順番が変わっているが筐体内部にUSB端子を持ってくることも可能かもしれない。
★2024-11-05追記
電源ボードの入れ替え部品が揃った。
AC 100 V から 14V と ±12V をアンプ側に接続することが出来た。
天板を取り付けて3時間ほど運用してみた。
初期の電源ボードでは上記画像の中央にあるヒートシンクが熱を持っていた。
変更した電源ボードではヒートシンクへの熱はほぼ無し。
電気の損失分が熱になるようだが、変更した電源ボードでは損失分が少ないのかもしれない。
当初、冷却ファンを入れるべきと思ったが、この感じでは不要だと思われる。
★2023-11-06追記
本日、数時間稼働させていたら「パーン」というコンデンサが破裂したような音とともに製品が動かなくなった。
電源を入れっぱなしだと炎上する恐れがあるので、すぐにコンセントから引き抜いた。
そのままだと自室が異臭まみれになってしまうので、アンプを屋外へ移動させた。
数時間置いたのち、ケースを開けてみると白い粉が出ているような状態ではなかった。
焦げのようなものも見当たらない。
逆にどこに異変があったのかわからない。
臭いを辿るとヒートシンク上付近のコンデンサから独特な臭気を感じる。
破裂した原因の一つは電圧が高くなりすぎたため、コンデンサの許容量を超えてしまったのだと推測する。
変更前の電源ボードは14Vだったが、電源ボードが粗悪品過ぎて14Vを維持できていなかったのかもしれない。
変更したことで14Vを維持できるようになったが、電流のムラがなくなってコンデンサ側が耐えられなくなったのかもしれない。
とりあえず、生きている部品の選定作業を行って、部品入れ替えを試みたりするかもしれない。
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購入金額
7,004円
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購入日
2024年10月15日
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購入場所
AliExpress
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