前回のタイヤ交換は2012年。溝はまだまだありましたが、いいかげんヒビ割れもしていて、まあ交換かなとは思っていました。
タイヤ交換のタイミングって難しいですよね。見た目壊れてなくて溝があればまあいいかなと思いがち。
車検のついでに見積もりされるのもいつものことですが、もう何年もお世話になってるGSなのでいいかなと。
タイヤは、いま履いてるNEXTRYの後継にあたるNEWMO。一番スタンダードな安物タイヤです。
すべてにおいて、安全
車検から戻ってきて帰りの運転でまず感じたのは、ちゃんとグリップしてるということ。
当たり前ですが、1トンものクルマを転がしていると、日々タイヤのことなんて意識する人はほとんどいません。昨日より今日、今日より明日はタイヤが劣化していき、すぐに体も慣れてしまう。
よほど鋭敏な感覚でもあれば別ですが、むしろそんな人は毎日運転してても疲れるだけでしょう。
10年落ちの古いタイヤから新しいタイヤに変えたからこそ、その変化により気づけたのだと思います。
グリップを感じたのはコーナーでも交差点でもなく、交差点を過ぎて加速し始めるところ。クルマはハンドルを切った状態からアクセルをいれると、自然とまっすぐに戻ろうとします。サスペンションの構造上これはどのクルマにも共通です。その戻る早さが明らかに変わりました。
古いタイヤはグリップもないので、タイヤ表面は少しずつ滑りながら前に進もうとします。その時、前に進もうとする縦方向のグリップと、横に曲がろうとする横方向のグリップのバランスはある程度の比率の違いこそあれ取れているのですが、古いタイヤはどちらもはっきりせず、新しいタイヤは明らかに縦が強く出ます。
タイヤの性能がハイスピードでコーナーを攻めたりしないとわからないなんてことはなく、誰もが日常のドライブで気づけます。そういう傾向があるということを理解して、少し意識さえすれば。
あとは、普通に直進した時のブレーキング時。転がりが止まりそうなギリギリのところで、以前のタイヤよりも早めに止まります。ブレーキの効きがよくなったという錯覚さえ起きるほど。これも10年落ちのタイヤから変えたから、ですが。
もちろん、ふたつの銘柄を乗り比べたりしたら気づけるかと言われればわかりません(多分わかりますが)。ただ、どんな素人さんでもこれくらいの期間での交換なら気づけるはずです。
すごいレーサーでなくても、CVTの軽自動車でも、新品タイヤで運輝する楽しさは変わらないですから。
あらゆる操作が素直にできる
もう少しいろいろ乗ってみた感想を。
まず、軽自動車の13インチといういわば最小サイズのタイヤなので、選択肢もないし特段すごいタイヤを買う気もありませんでした。
選ぶ基準はメーカーとか銘柄ですが、それも特にこだわりはなし。一番お手頃で乗れるものを選んだだけです。
17インチくらいのスポーツタイヤを履いていた頃は、接地面も広いし、石や凹凸も敏感に感じられましたが、このタイヤは細いので、面というよりは線で感じる。ただ、新品で柔らかいので、ある程度ゴムのところだけでいなしてくれてる感じはします。製造年月も2024年の37週とできたてでしたし。
直線の長い道を走る時には、タイヤ自身のグリップによる直進安定性が際立つと同時に、アライメントのズレによるふらつきも目立つようになりました。やたら引っかかるような靴を履いた時と似てますね。適度なグリップのほうがかえって疲れない。いまはこのタイヤで最もグリップが高い状態なので、それが顕著に出ます。
ステアリングを切るところは人によって差が出ますが、こじらずにタイヤが向きたいように切ると転がりやすくて運転もしやすいです。
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購入金額
4,600円
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購入日
2024年09月24日
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購入場所
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