レビューメディア「ジグソー」

10年ぶりにしておそらく最後の、1DINカーオーディオ

新車オプションで搭載されていたケンウッドのデッキの調子が悪くなってから、だましだまし使ってきましたが、盆の帰省をしようという時にいよいよCDが出てこず。仕方ないので帰省先で交換です。

 

とはいえ、10万以上するカーナビなんて入れるほどのクルマでもないし、未知の土地への遠出もしないので、1DINサイズのカーオーディオに。選んだのは、パイオニア(カロッツェリア)のDEH-5600という機種です。

 

 

https://jpn.pioneer/ja/carrozzeria/car_av/audiomainunit/deh-5600/

 

現行のパイオニアのカーオーディオラインナップは、CDが入る入らない、ネット機能が使える使えないなどの差別化されたシンプルなモデルと、スマホを拡張モニターとして使える少し高めなモデルなどがあります。

 

スマホ連携は音楽だけでなくそのままナビの音も出るので便利そうですが、値段もかなり上がるのと取り付け位置が多分合わない(ダッシュボードが飛び出していてスマホの固定ができない)。

 

という感じで、CDが使えてスマホ接続もできるこれにしました。

 

 

まだラジオとCDくらいですが、旧機種と比べるとかなり音質も使い勝手もアップし大満足でした。

 

ポイントとして、

・取り付け手順

・音質

・操作性

・スマホとの接続など

をじっくり見ていきたいと思います。

 

更新: 2024/08/15
取り付けました

父よ、あなたは偉かった

クルマのオーディオの取り付けは、多少クルマを傷つけてもよければ、さほど難しくありません。

 

考えてみたら、一つ前の愛車以外、乗り継いできた3台すべてで自分でオーディオを交換してきました。まさか令和の時代に自分で交換するとは思いませんでしたが。

 

今回のクルマは、日産の初代モコ。スズキのMRワゴンのOEMなので、外観以外はほぼ同じです。2DINサイズのうち、ひとつはボックスになっています。

 

以前のオーディオはケンウッドのやつ。新車オプションとして搭載されていたので、かれこれ20年にもなるでしょうか。よく頑張った方ですね。

 

 

ただ、ケンウッドは以前に自分も使ったことがありますが、やはりディスクが出てこなくなる不具合があり、あまりいい印象はありませんでした。

 

カーオーディオの取り外し手順は、

 

・パネル系を外す

・カーオーディオを留めているブラケットを外す

・ブラケットからカーオーディオを外す

・ケーブル類を外す

 

という感じです。

 

取り付けはその逆で、

 

・ケーブル類をつなぐ

・ブラケットにカーオーディオをつける

・ブラケットをつける

・パネルをつける

 

でいけます。

 

このうち大変なのは、

・パネル系を外す

・ケーブル類をつなぐ

の2点。これだけできればなんとかなります。

 

で、パネル外し。

 

一般的には、ディーラーに行けば車種ごとのパネル取り付け説明書のコピーをもらえるのですが、いまの時代はネット、それも動画があります。ただ、古い車種なので情報も少なめでした。

 

参考にしたのはこちら。MRワゴンの取り外し手順です。

 

https://youtu.be/tHOg-1lL1LE?si=81Fi6ik3iA1O6Ne4

 

知りたいのは、パネルのどのへんから外せるのかなんですが、しっかり映している動画もそれほどなく…ある程度は予測でなんとかなるやろって感じでした。

 

一見ぴったりくっついてるように見えますが、クルマのパネルは実は強めに引っ張れば壊すことなくボコッと外れてくれます。組立工程を考えてみると、最後は人の手でガコンと押し込んで固定してることが多く、外すのも簡単です。ポイントさえつかめれば、ですが。

 

で、今回はいろいろ調べて、上側に4箇所のツメ、下側に5箇所のクリップがあることが判明。これら全部を外さなくても、どこかを引っ張れば外せます。

 

 

動画を観ていると、運転席側奥のツメを押してこじってる感じ。内装を外すのにはスクレーパーというプラ製の専用工具もあるのですが、自分のはなくしてしまって、最初はマイナスドライバーを使ったためにややガリガリに…。

 

 

ここでそういえば…と、亡き父の工具をゴソゴソしていたら、なんとスクレーパーが!さすがは父。なんに使ったかはわかりませんが、このために買っていたと言っても過言ではないですね。

 

 

こんな感じで少し無理にこじって、ちょっと怖いくらい力を入れてみると外れます。傷もついたけど、もう外すこともないでしょうからまあいいや。

 

パネルが外れたら、4箇所のネジでブラケットを外します。裏側のケーブルを外し、新しいデッキをつなぐだけ。…でしたが、盲点がありました。

 

 

どうやらメーカーオプションのオーディオは取り付け方法も少し違うようで、簡略化されたケーブルになってます。これがセットされてたケーブル。水色のコネクタからこのコネクタまでシンプルですよね。

 

 

でも、市販のサードパーティ製デッキは、スピーカーやアンテナなど、ひとつひとつのケーブルを手動でつなぐタイプ。これは新しいデッキですが、付属ケーブルはバラバラです。つまり、バラバラのケーブルと水色のコネクタの間をつなぐケーブルが別途必要なんですね。

 

 

全部自分で配線し直すこともできなくはないですが、さすがに専用分岐ケーブルを2500円で追加購入。

 

最後の難所はアース線。クルマはマイナス極がボディで、アースのためにつながないといけないのですが、なかなかいい場所に共締めできるネジがなく。結局ブラケットに留めました。

 

 

 あとはケーブルが断線したりしないように慎重かつ大胆に突っ込んで、逆の手順で留めたら終了。パネルまではめちゃうともう市販品みたいなレベルに見えます。

 

久々の作業で難儀もしましたが、満足感ありますね。

 

このあとは音質や機能の方をじっくり試してみたいと思います。

更新: 2024/08/27
使用感

接続のトラブルから抜け出せない→とりあえず納得はした

DEH-5600にはスマホと接続するための機能があります。具体的には、前面にあるUSB端子によるライン接続と、Bluetooth接続です。

 

USB接続の場合は、専用アプリのPioneer Smart Syncを経由して行う、とあります。とりあえず設定してみました。

 

まずは、Bluetooth接続。本体側で待ち受けを設定して、スマホで端末を指定すると繋がりました。以降はエンジンをかければ自動的につながる設定もできています。

 

 次に、ケーブルをつないでアプリを起動。本体側もLINEにすると、スマホ側に接続手順が出てきました。

 

最初に接続設定をしてみたときはうまくいったんです。アプリ側の画面が出てきて、いろいろな機能が使えるようになりました。音源の指定や交通情報のボタンなどもあったり…

 

 

 

イコライザーやエフェクトなんかも選べます。特にエフェクトはホール風とかクラブ風とか、昔のカーオーディオによくあった仮想音響が楽しくて。

 

 

結構効果も大きくて、音質にこだわらなければかなり楽しめます。最後はまったく使わなくなりますけど。

 

 

曲名が文字化けしてるのは、ソースのファイル自体の問題なので、このアプリは悪くないです。

 

 

ところが、何度かつないだり外したりしてたら、ケーブルでつながらなくなり。

 

 

 ここで「本体機器と接続する」を押すと、何度やっても「重なるアプリの許可」という画面が出て、音楽系や動画系のアプリを許可しているにもかかわらず先に進めず永遠に許可画面を行ったり来たり。

 

いろいろ調べてみると、どうもこの機種では有線接続がAndroidのアップデートによってできなくなってしまったようです。新しいOSのサポートが打ち切られるのは、これまでのiPhone対応デッキでも経験していました。アップデートしにくいカーオーディオではまあ仕方ないかもしれませんね。

 

 

ひとつ苦言を言うとしたら、この警告の「OSいくつ以下」はわかりにくい…と思ったら、この画面では「以降」になってますね。

 

実はこの前の別の画面では「以下」になってたんです。もう何が何だか…

 

 

最初に書いたときは接続の関係で評価を下げていましたが、そもそも繋がらないのならさすがにゼロはいかんということで、評価も上げときました。

 

というわけで、ケーブルによる接続はそもそもAndroid8からつながらなかったらしい。ちなみに自分のスマホはAndroid13ですw

 

せめてどこかに対応端末は書いておいて欲しかったけど、調べなかった自分が悪いんでしょうね…

 

更新: 2024/09/02
しばらく使ってどうか

接続の問題がやっと解決

前回の接続設定で抜け出せないトラブルに見舞われましたが、やっと解決できました。

 

結果としては、メーカーが悪いわけでもなんでもなかったですが、やっぱり不親切だとは思います。

 

状況としては、Bluetooth接続をした状態で、アプリを起動すると必ず「他のアプリの上に重ねて表示」設定から先に進めない状況が続いていました。なんのことはない、このアプリを許可するだけでした…

 

 

おそらく設定している中で、許可したりしなかったりもしたんだと思います。ここに気づいたのは、このアプリの名前をちゃんと理解したあたりからでした。

 

USB接続ができないことで専用画面は使えないんだろうと思い込んでいたのですが、そんなことはありませんでした。Androidのバージョンが対応していなくても機能は使えましたね。

 

まあ、こういう説明をメーカーが細かくするのは、アップデートの頻度などを考えると難しいのもわかります…

 

というわけで、無事アプリ起動は確実になりました。

 

 

更新: 2024/09/13
イマイチ度

仕方ないんですが…

こちらもZIGSOWの企画に載せるための評価ではありますが、事実ではあります。

 

唯一気になることは、Bluetooth接続時の音量の違い。有線はヘッドホン端子も兼ねててそれなりに音も出るのですが、無線だとアンプを通してないからか、音量が著しく低くなります。

 

何が困るって、スマホ音源からラジオに切り替えた時。いきなり音がでかくなります。

 

具体的には、Bluetoothだと35くらいですが、ラジオだと20もあればいい。なので、切り替えるたびに音量変えないとガツンときます。

 

一応、ソースごとに音量を変える設定もあるにはありますが、これもちょっと動きが変。

 

有線が使えてればよかっただけなんですが、これも仕様なので仕方ないですね…

  • 購入金額

    13,200円

  • 購入日

    2024年08月12日

  • 購入場所

    イエローハット

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