「AT33PTG」 AT33ML/OCCベースの創立35周年記念モデル
オーディオテクニカのMCカートリッジです 発売は1997年で定価は4万円でした。
PTGと言うのはDAIGO風にプレステージの略称です オーディオテクニカ創立35周年記念モデルでしたが、後続でAT33PTGⅡも発売されています
(株式会社オーディオテクニカは東京都町田市に本社を構え、音響機器や映像機器の販売を事業内容とする企業である。 1962年に株式会社オーディオテクニカを創立。1972年には米国に、自社ブランド製品の販売会社であるAudio-Technica U.S.Inc.を設立した)
「prestige」プレステージは、(地位・業績などに伴う)名声;威信, 威勢, 威厳;威光, 感化力;格が上がること. 名のある, 一流の...位の意味らしいです
家電メーカーの商品説明で、プレステージモデルという語句は良く使われていました。
カンチレバーが金蒸着ボロン・カンチレバーで凄く細いです形状的にはやはりAT33MLに似てますね
今回の針補修に使いました↑ 今回は過日入手した無垢楕円針を使用しましたが、径がやや太いですがこのAT33MLタイプのカンチレバーの細さのものは手持ちではないです。
針は未だ付いていませんがダイヤチップが取れてしまったカンチレバーのみの姿です カンチレバーが細すぎますね カンチレバーの先端にダイヤチップが接着されますが私にはできませんわ...カンチレバーは金蒸着ボロンカンチレバーです。
針を被せました....easy方式です イジイジ...採用判断が微妙ですが...
元カンチレバーに実用旧案?-被せる方式(OVERLAY)です 後は接着剤にお任せです
針圧は2g掛けていますのでレコードとのクリアランスが少ないですが、1.5gでは正常になります(針圧規定は1.8g) プレステージモデルの印刷が右横にありますが、左側にはSINCE 1962の印字があります。
再生時、周波数特性 赤い線です 緑線はノイズです 改造しているので、基本性能を保証するものではないです 今回のカートリッジ固有の特性です。
最後に..
歪みが極限まで少ないしレンジも広いです AT33 ML , OFCをリファインして昇華した感じはしますね F特は10KHz付近でディップがある感じですが、聴感上はそんな感じはなくワイドレンジで低歪みのカートリッジということができます 聴きやすいカートリッジです
再生音が極めて滑らかで歪みを感じません どちらかというとジャンルはオールマイティですがクラシックの曲やイージーリスニングの曲に合いますね 流石にプレステージを自称するだけは有ります オーディオテクニカの技術の粋を惜しげなく注ぎ込んだ逸品です。
1973年頃に購入したAT-VM35 VM型カートリッジ(広い意味ではMM型)
このカートリッジが私にとって初めてのAudioTechnica製品
ウィキペディア
オーディオテクニカ社
オーディオテクニカ創立者 松下秀雄
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E4%B8%8B%E7%A7%80%E9%9B%84
-
購入金額
5,000円
-
購入日
2024年05月頃
-
購入場所
ハイファイ堂
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。