先のレビューでこんなことを私は書きました。
はい、続編です(^^;
MA-1と言えば、アメリカ空軍発祥のフライトジャケットなわけですが
着る温度域の目安がインターミディエイトゾーン(-10℃~10℃)なので
春先の肌寒い時期までは着れますが
10℃を超えてくると、もはや着る季節ではなくなります。
試しに2024年3月の10℃台半ばの気温の日に
ROTHCOのMIL-SPEC MA-1を着て外出しましたが
短時間でも汗だくになりました(^^;
インターミディエイトゾーンよりも温度域が上の
ライトゾーン(10℃~30℃)でもフライトジャケットを着たい
ナイロン系であればMA-1の先祖にあたるL-2シリーズなんかも有りますし
最新であれば、映画【トップガン・マーヴェリック】で
トム・クルーズが着ていたCWU-36Pあたりになると思いますが
そこはあえてMA-1で…と考えると
綿無しのMA-1?
ROTHCOにもそれが有りました(^^)/
「MA-1」-「綿」=通年着れる♪
MA-1の中綿無し→ライトウェイトと表現した
フライトジャケットです。
こちらも
先にレビューしたROTHCO MA-1と同じく
Amazonマーケットプレイスで売られている
紙タグ付きの新品で
USAモデルです。
同じ出品者から購入することが出来ました(^^)
色は3色が販売されており
今回はネイビーブルーを選択しました。
外見は
MA-1そのもの。
ただ綿が入っていない分、ボリューム感は薄れます。
ファスナーは
MA-1ロゴのメーカー不明品で両面引手付きの革タブ付き
表側ポケットは
フラップ付のボタン留めが左右に1か所ずつ
左ポケット内に
品名表示のタグが縫い付けられています。
MIL-J-6141(USAF) とMIL-SPECの証は同じ。
シェル(表地)がナイロンなのは変わらず
ライニング(裏地)がナイロンなのが
通常仕様とは異なる点(通常版はポリエステル)
中綿無しなので
INTERLINING:100% POLYESTER FIBER FILL
の文字はこちらには書かれていません。
※参考 通常版のROTHCO MA-1のタグ画像↓
左袖に
ファスナー付きのシガーポケットとペン刺しと
ROTHCOのRマークのタグが縫い付けられているのも同じ。
内側は
MA-1ではおなじみのレスキューオレンジ
当然これもリバーシブル仕様
内ポケットも
ボタン留めのポケットがハンドウォーマーの位置に左右1か所ずつ。
重さは
690gはハンガー込みの重さ
ハンガーが90gなので
本体重量は600gほど
ROTHCOの公称値は出ていません。
胸囲100cm超えの私がUSAモデルのXLを着ても
余裕ありありな大きさで
重ね着するなら、通常版よりも、こっちの方が使い勝手が良さそうです。
MA-1の綿無しだと、どうなんだろう?と考えていましたが
入手した後だから言えますが、アリです!
ファーストインプレッションは☆5つで
通常版MA-1とライトウェイトMA-1との比較
通常の綿入りMA-1と綿無しMA-1との比較を書きます。
同じメーカーの品なので、正しい比較にはなるかと思います。
見た目は
ほぼ同じなシルエット
綿の有り無しでボリュームが違うぐらい。
素材が
シェル(表地)がナイロンなのは同じですが
ライニング(裏地)がライトウェイトがナイロンで通常版はポリエステルと
違いが有りますが
ぱっと見の違いはやはり綿の有り無しのボリュームの違いぐらい。
重さは
260g違います。
通常版は260gほどの綿が入ってるという事なんでしょう。
同じメーカー品の仕様違いを見ると
なかなか面白いものです(^^)
軽い防水性能は〇 通気性は×
通常版のMA-1でもいえることですが
軽い雨降り程度であれば
水を弾きます。
軽い防水性能は備えてるという点は良いでしょう。
防風性も冷たい外気を防げるので良し。
ただ、それなりに汗をかく環境下では
ライニングを通り抜けた汗の水分が
シェルの内側で多くが溜まり
びしょびしょに濡れます(><)
元々が防寒性を求めたフライトジャケットの
綿を抜いただけの仕様故に
通気性が悪く、汗が表に染み出しにくいようです。
使用温度域が10℃~30℃のライトゾーンの仕様でも
使う場面によっては不快になる場合も有ります。
なかなか難しいものですね(^^;
円安で値上がり前に安く買えた(^^)
本品は2024年5月ごろにAmazonで購入したのですが
円安の影響を受けてか
最近(2024年11月29日午前)の価格は9900円と
5月の購入時に比べて3000円以上値上がりしています(^^;
※この後2024年12月1日現在、8910円にやや値下がりしています。
通常版のMA-1の価格と合わせると
AVIREXとかALPHA INDUSTRIESとかの
1着分にも満たない価格で2着買えた計算になります(^^)
コスパ良くMIL-SPECのMA-1を通年で着る為に買い揃えたい時には
ROTHCOで纏めるのもアリなんじゃないかなと思います。
良かった度は☆5つで
平均気温とMA-1の温度域(気温データから考えた私見)
日本の…と言うと、北海道から沖縄まで広いので
東京で使用することと仮定して
東京における日最低気温、最高気温の月平均値(℃)から
通常のMA-1 インターミディエイトゾーン(-10℃~10℃)は青枠
ライトウェイトMA-1 ライトゾーン(10℃~30℃)はオレンジ枠で
簡単に見える化してみました。
※出典データ:気象庁 各種データ・資料 > 過去の気象データ検索 > 観測開始からの毎月の値より
年々、平均気温が上がってることが表を眺めていると
なんとなく判るかと思いますが
例えば2023年で見ると
インターミディエイトゾーン(-10℃~10℃)に入るのは
最低気温から見ると1月~3月と11月、12月(小数点以下は切り捨て)
最高気温だと1月のみ
使用温度域の概念で考えると、通常の綿入りのMA-1では
着れる時期が東京だと短いのが判ります。
ライトゾーン(10℃~30℃)は
最低気温から見ると1年通しで
最高気温だと7月、8月、9月以外の9か月が使用温度域と考えられます。
気温の面で考えると、綿が入っている通常版のMA-1を着れる時期は
年々減少傾向にあり
今回レビューしたライトウェイトMA-1みたいな
綿の入っていないライトソーン向きのフライトジャケットは
真夏の暑い時期を除けば、通年で着用することができ
この先の主流になるように思えます。
余談 MA-1の洗い方(私見)
基本的に、ROTHCOのMA-1は
DRY CLEAN ONLYと書かれているように
クリーニング屋さんに洗濯に出すのが適切な方法なのですが
私は自宅で洗濯機に入れて洗っています。
ただそのまま洗濯機に突っ込むのではなく
洗濯ネットに入れて、洗剤はエマールを使って
洗濯機で洗っています。
それが良い悪いは使う人それぞれで考えてよいかと思いますが
汗臭くなったMA-1をそのまま着たくないですし
そもそも戦場でドライクリーニングは無いだろという発想で
自宅の洗濯機で洗っています。
ライトウェイトだと、中綿の存在を気にせず洗えるのは気が楽です(^^;
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購入金額
6,500円
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購入日
2024年05月頃
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購入場所
Amazon
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