先日ヨドバシカメラの通販を眺めていて、妙に安く売られているリケーブルや変換ケーブルが幾つかあることに気付きました。リケーブルにも欲しい物はあったのですが、何しろ64AUDIO U6tなど無理して買ったものが多く、なかなか高価な品には手が出せません。

現在私のポータブルオーディオ環境は、主力DAPがCayin N6ii/R01、iBasso DX300＋AMP13、Astell&Kern SE100という3台で、それぞれ出力端子形状がN6ii/R01は4.4mmバランスまたは3.5mmシングルエンド、DX300＋AMP13は3.5mmシングルエンド専用、SE100が2.5mmバランスまたは3.5mmシングルエンドということで、見事にバラバラなのです。強いて言えば3.5mmシングルエンドであれば全て共通で使えるということになりますが…。

元々2.5mmのバランス環境が主力だった時期が長いため、今でも使っているケーブルは2.5mm4極バランス対応のものが主流で、それをBrise Audio STR7-CONV相当の変換ケーブルで4.4mm5極バランスか3.5mmシングルエンドに変換して使うことが多くなっています。このSTR7-CONV相当の変換ケーブルは以前Brise Audioの福袋セットで安価に入手したもので、これでそこそこ満足はしていました。

しかし、以前試聴の機会で普段使っているSTR7-CONV相当品と、同社の上位製品YATONO-CONV及びYATONO-CONV LEを聴き比べたことがあり、当時使っていた64AUDIO U4＋WAGNUS. Petit NEUTRON Lilyで比較してもそれぞれのはっきりとした実力差を感じ取ることが出来ました。

当然上位となるYATONO-CONVが最良ではあったのですが、価格の高さと取り回しの悪さが気になりました。YATONO-CONV LEそれと比べると少し情報量が落ちる感じはあったのですが、取り回しは良好でしたしSTR7-CONV相当品は明確に上回る実力は感じ取れました。価格もまだ理解できる範囲でしたので、自分が買うのであればYATONO-CONV LEかなとは思っていました。

そのYATONO-CONV LEの中で、何故か2.5mm4極バランス － 3.5mmシングルエンド変換のものだけ、通常価格からみれば7割引以上となっていたのです。この形状はDX300＋AMP13で使うためには必要ですし、3.5mmシングルエンドであれば他にも活用できる範囲は拡がるでしょう。というわけで早速買ってみました。私の購入後には価格は元の約4万円まで戻っていたので、本当にたまたま限定特価で出ていたものなのでしょう。出来れば他の形状も欲しいところでしたが、生憎他に安くなっていたYATONO-CONV LEは確認時点ではありませんでした…。