仙台到着後、駅周辺の施設を確認だけして11時になる少し前でしたが、仙台駅ビルにある「牛タン通り」に向かいます。普段から結構混んでいるとは聞いていましたが、私と同じく「きゅんパス」利用者が殺到してしまったらしく、既に平日とは思えないほど長蛇の列と化していました。

駅を出て他の場所で探すということも考えたのですが、何分初めて訪れた土地で土地勘がゼロですし、別に時間の余裕がない訳でもないということでそのまま並びました。並びはじめから大体1時間40分くらいでようやく店内に入れました...。

敢えて千葉や東京で行ったことがある系列の店を外して入ったのですが、十分満足できる程度には美味かったです。ただ欲を言えば並んでいる時に見えていた寿司屋でも食べてみたかったな、と…。

食事を終えたら食後の散歩を兼ねて仙台城址に向かいます。仙台市営地下鉄東西線に乗り、国際センター駅で下車します。

国際センター駅前には、こんなオブジェが設置されていました。

この駅は仙台城址入り口と案内されているのですが、実際に本丸跡に辿り着くには約1.3Kmほど距離があったそうです。距離は大したことないのですが、結構上り坂がきついのでそこそこ体力は使います。まあ時間的には十数分あれば到着するでしょう。

今回は身軽さを重視していたためCanon EOSシリーズのカメラは持っていかず、SONY α6000にTAMRON製18-200mmズームレンズを装着した状態で持っていきました。α6000を使うのはかなり久しぶりでしたが、きちんと動いてくれて良かったです。

仙台城は高台で、仙台市の街並みが一望できてなかなか良いところでした。ただ地震による石垣の崩落により、徒歩以外ではかなり迂回せざるを得ないそうですので、ウォーキングのついでくらいの感覚で行った方が良いでしょう。

さて、しばらく城址を歩いて駅に戻っていると、梅の木と桜の木が並んでいたのですが…。

何と3月中旬なのに、もうつぼみが膨らんで今にも咲きそうなのです。桜の開花は千葉よりも早いかも知れません。

仙台城からは仙台駅周辺に戻り、何故かeイヤホンの仙台店で少し買い物をして、土産の調達です。ずんだもちや菓子類メインで、自宅用は牛タン少々というところです。仕事関連で配ると殆ど残らないと思いますが…。16:30頃仙台を出発して、強風による遅れ等もあり18:10頃東京に戻ってきました。

ここで自宅まで早く帰るのであれば成田エクスプレスに四街道駅まで乗車し、その先は普通列車というのが正解なのですが、ここも敢えて特急しおさいを選択します。このタイミングで乗れるしおさいは、ダイヤ改正で通常運用終了となるE255系車両が使われていますので、こちらも乗り納めです。

もっとも、E255系はかつて都内に通勤していた時代に、ホームライナー千葉として使われていたため割合良く乗った車両なのですが、とにかく乗り心地が悪いという印象しかありません。E255に乗車した時には本を読んだりPDA（時代が時代なのでスマホではありません）を触ったりは殆ど出来ませんでした。乗り物酔いしてしまいますので…。ホームライナー千葉が国鉄時代からの183系だったときには「今日は当たり」と思っていたくらいです。

ちなみにE255系の特急券については、「えきねっと」経由でチケットレス指定席を購入しています。前述の通り通常発券の自由席より安く済みますからね。

地元の駅を降りた時点で19:30を回った辺りで、翌日に影響が出ない程度の時間に戻ってこられました。1日1万円少々で旅気分と食事を楽しめたことを考えれば、やはり満足度の高い切符だったと思います。ついでにいえば仙台駅で土産を調達した際に、「きゅんパス」をみせれば5％値引きがかかるというシステムもあり、そこそこ量を買ったので5％でもそれなりに有り難みがありました。

本当は飲食店でもクーポンがあったのですが、殆どの店は配布量の上限に達していてそちらは使えませんでした。まあその辺りは最初から期待していませんでしたが…。

今回で使い勝手は概ね理解できましたので、次に同じような切符が発売されたら、もう少し東京から離れても良いかなと思っています。まあ、それでも千葉から仙台までは物理的には結構遠いということも実感は出来ましたが。