年度が改まる度にサービスの質が悪化していく、プロ野球千葉ロッテマリーンズのファンクラブ「TEAM 26」。2023年の入会特典を紹介した際に触れましたが、ファンクラブ非会員が当日チケットを窓縁で買うくらいなら、TEAM 26に入会して入会特典の入場引換券を使った方がお得という状態が遂に昨年から崩れてしまったわけですが、今年もこれ以上改悪できる場所があったのかとある意味驚かされる内容でした。
毎年というわけではありませんが、過去にも何回か掲載していますので新しい順に並べておきます。いかに毎年改悪されているかが順にご覧いただければわかると思いますので…。
基本的にはオンラインで入会・更新手続きをしていたユーザーは、ある時期以降は更新手続きは自動継続がデフォルトとなっていて、明示的に停止しない限りは前年度と同じ種別の会員として更新されます。今年も特に確認していなかったのですが、いつの間にか更新手続きが終わっていて案内が送られてきました。
同居家族の会員については、この中にそれぞれの会員宛の封筒が複数入っています。
これは会員1人分の送付物となります。
チケット引き換えコードだけは改善
早速私の分を開封してみました。
こちらが内容物一覧です。個人的に特に欲しいわけではありませんが、昨年までは何らかの形で同梱されていたピンバッジも遂に無くなり、ガイドブックと称する薄い冊子1冊だけが同梱されています。
なお、自動継続してちょっと困ったのは、今まで送られてきていたプラスチック製の会員証が送られてこないということです。確かに会員ページをよく見ると「自動継続者は初期設定では会員証を送付しないが選択されています」と書かれていました。普段からWebで手続きを出来る環境があるのだから問題ないだろうという考えなのでしょうが、これは正しくありません。
私自身はオンライン会員証を使えるので問題ないのですが、親は自分用のスマートフォンを持っておらず、家族会員の代表者(この場合は私)と一緒に行かない限り会員証を表示する手段が無いのです。最悪の場合私の予備スマホに親の会員情報を入れて渡しておくしかないのかな、と…。
ガイドブックはファンクラブ「TEAM 26」のクイックマニュアルのようなもので、普段からWebで会員ページを使っているようなユーザーに必要な内容かどうかは何ともいえないところです…。
入会特典はWebチケット引き換えコード(チケットショップで購入時の支払いの代わりとして利用できるオンラインコード)で、昨年同様紙で印刷された引換券は用意されていません。強いて言えば現時点でコードが発行されている分、昨年の「入場履歴確認後に発行」よりはマシですが。会員ページを確認してみたところ、確かに既にコードが用意されていました。
現在の会員制度に対する不満は昨年の時点でほぼ書き切っていますので、改めて書くことはしませんが、佐々木朗希投手が全国区のスターとして集客力を持っている分、球団側がますます強気になっているという印象を受けます。彼は強いメジャー志向であり、近い将来マリーンズを出て行くのは確実なわけで、その後も現在のような強気な商売を継続してどれだけの人がついていくのか、なかなか厳しいような気もします。
商売が苦しいのはわかるのですが、素人が見ても露骨にわかるほど客単価を強引に上げようとしていますから、佐々木朗希投手のような目玉がなければブランドロイヤリティが高いユーザー以外は確実に減っていきます。広く浅くででファンを育てるよりも狭く深いユーザーだけを相手にする商売が果たして何処まで通用するのか、長期的な視野で考えるタイミングではないかと思うのですが。
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購入金額
2,900円
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購入日
2024年02月17日
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購入場所
千葉ロッテマリーンズ
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