ここ最近、すっごく人気のN97搭載ミニPCです。
2024年1月のamazonミニPCで一番売れたモデルです。
Windows11 Pro、メモリ16GB、NVMe SSD 512GBが搭載されて3万円以下で買えるって価格がバグってます。
とりあえず、デモ機用に3台買いました♪
ちなみに、Intelの第12世代以降のCPUは高性能コアのPコアと、高効率コアのEコアを組み合わせた物になっています。
今回購入してるCPUのIntel N97やN100というCPUは、全てのコアが高効率コアのEコア(4コア、4スレッド)のみとなっています。つまり高性能なPコアは非搭載です。
こんなCPUですが、ベンチマーク結果を見るとN97はだいたい第10世代のcore i5程度の性能があるそうで、これなら軽度な仕事には十分すぎます。
PCウォッチさんで第12世代のCore i5とN95、N100の比較をした記事が上がっていました。機種によってメモリの差とかあるので一概に比較できないですが参考にはなりそうです。
なお、このAceMagic S1機種にはCPUがN100搭載モデルと、N97搭載モデルがあります。
N100は6Wと省電力。他の違いは無線関係でWi-Fi5、BT4.2を搭載。
N97は12Wになるが、N100よりも若干高性能。無線関係もWi-Fi6、BT5.2を搭載。
数字が小さい方が性能が良いという事で紛らわしいです。
消費電力が気にしなくても良いならばWi-Fiも6が搭載のN97モデルが良いと思います。
N100、N97は最大メモリが16GBと公式にはなっておりますが、32GBで正常に認識して動作してるという情報はあります。海外フォーラムではN100のDDR5版で48GBの確認情報はありました。
ケース蓋や底面の土台など、マグネット式で簡単に着脱可能
基本的なスペックは下記です。
このサイズに、非常に良くまとまってると思います。
CPU:第12世代 Alder Lake-N N97 (3.60GHz、6Mキャッシュ、4コア4スレッド、HTなし)
GPU:Intel UHD (24EU / up to 1.2 GHz) ※N100だとIntel UHD (24EU / up to 750 MHz)
メモリ:16GB DDR4 3200MHz Single Channel ※N100だと16GB DDR4 2600MHz
モニター出力ポート:4K HDMI×2ポート
ストレージ用ポート:M.2 NVMe PCIe3.0/SATA共用ポート×1(使用済)、M.2 SATA×1(空き)
初期搭載ストレージ:512GB M.2 NVMe PCle3.0
搭載OS:Windows11 Pro
USBポート:USB 3.0 Type-A×2、USB2.0 Type-A×2
優先LANポート:1GbE×2
Wi-Fi:Wi-Fi 6(802.11ax) ※最大1201Mbps
Bluetooth:Bluetooth 5.2
本体サイズ: 12.38 x 12.8 x 4.09 cm
重量:1.18 kg
その他特徴①:ケース蓋や底面の土台など、マグネッ式式なので簡単に着脱可能!
その他特徴②:本体に小さいLCDが搭載。LCD画面も横置き、縦置きに対応。
仕様上の残念と思える点は以下
・Thunderbolt 3には非対応。※N97、N100というCPUの制限
・電源が専用アダプタ。Type-C充電に対応していたら良かった。
※ドンキのN100ノートPCは対応してて分解を見るとType-C充電対応チップがある
・USBポートが縦置き時に本体上側になる。ここにケーブルが生えると見た目がスッキリしない。
ベンチマーク性能では第10世代のcore i5程度だがコストカットの為かType-C充電非対応なのは悲しい。
Thunderbolt 3非対応なのは廉価版CPUの宿命かね。
まぁ、価格を考えれば当然なんだけどね。
なんと言っても本体に搭載された小さいディスプレイが特徴!
今回は会社で使っている展示会などのデモ用PCとして3台購入しました。
何故、このPCを買おうと思ったかというと本体に小さいLCDが搭載されているから!
観客が気になって足を止めてくれれば儲けもの!
どんな小さな特徴でも良いのです。
そう思える特徴があるPCだから購入しました。
そして、会社のソフトを使う為にはOSもProが入ってる必要がある為、ちょうど良かったです。
本体の液晶ディスプレイを設定するには「CYXTFTtool」という常駐ソフトを使う必要があります。
また液晶ディスプレイの下のLEDバーの明かりをコントロールする「LedControl」が必要です。
PCをクリーンインストールしてしまうとこの2つのソフトは当然消えるので、下記からダウンロードが必要です。
■S1 System 20231117 (ドライバ/画面制御プログラム/LED照明制御プログラム含む)
また「CYXTFTtool」は起動時にUACを承認する必要があります。
なので、スタートアップに登録しても完全に自動で起動しません。
その為、タスクスケジューラーで「ログオン時」に「最高の特権で実行する」で登録する必要があります。
■S1設置制御プログラム(スクリーン・照明制御プログラム含む)スクリプト
ソフト的には難しいことはないので、簡単に設定できると思います。
できることなら、このソフトが静止画だけでなく、gifや軽い動画などに対応してくれたら嬉しいですね。
リカバリして3台セットアップが完了。
色々微妙。自分でなんとか出来る人しか買わない方がいい
残念ポイント①
僕は3台購入しましたが、本来ならばインストールされているOSがWindows11 Professionalなのですが、Home版がインストールされていました。
これについてはメーカーに連絡してPro用のライセンスキーとリカバリーインストーラー(英語版)を貰って再インストールを行うという結果になりました。
リカバリしてライセンス認証後に、コマンドプロンプトから「slmgr -dlv」と入力してライセンス確認。
1台はOEM_DM_channelでした。なのでOK。
残り2台はVolume_MAK_channelでした。なのでグレーな結果でした。
ちなみに簡単に詳細がわかる確認方法としてShowKeyPlusというアプリがあります。
ShowKeyPlusはMicrosoftストアからダウンロードできるフリーソフトです。
情報を検索したところ、ライセンス情報を確認した際に「VOLUME_MAK channel」と表示された場合は、USBメモリからOSを新規インストールし直すと「RETAIL channel」に切り替わることがあるらしいので、一応OKかなとも思えてます。
ですが、いつ使えなくなるかわからん可能性もあります。そしてそうなった時には保証が過ぎていたり、その会社が無くなってたりとか・・・そういう可能性もあり得ます。
ですので、そういう時に自分でなんとか出来る人しか手を出さない方が良いでしょうね。
残念ポイント②
下記のURLに掲載されていますが、AceMagicのパソコンは全てでは無いがマルウェアが仕込まれている可能性があるそうです。
■要注意!安いミニPCにマルウェアがプリインストール済みの危険「AceMagic」
amazonのレビューにもマルウェアが検出されたというレビューを書いてる方がココやココに居ますね。
C:\Windows\OsVerにある「endev.exe」と「endidev.exe」ですね。
リカバリ領域にも含まれてるとのことなので注意。
なので、クリーンインストールをしましょう!
僕は3台ともクリーンインストールしました!
2024/02/23 追記
ここのフォーラムの情報によると、最新のリカバリーイメージでは無問題になってるみたいです。
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購入金額
27,748円
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購入日
2024年02月02日
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購入場所
Amazon
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