レビューメディア「ジグソー」

考察と実験...の巻

フォノカートリッジ SATIN M-117Z

京都にあったカートリッジメーカー「SATIN 」社で1970年代に製造されたM-117Zです。

販売年数は不明ですが1975年頃と思われます 或るお店の通販ページにあったので購入してみました 動作せずでしたが、交換針は活けそうだったので購入に至りました。  

  

  

 

 

到着して見ましたら美品で傷もなく、50年近く使われていなかった様子です 早速ヘッドシェルに組み込んで再生してみましたが音は出ませんでした 針もアーマチャーも正常らしいのですが微音も何も出ません これは判り切ったことですが内部のコイルのダンパーに使っていたグリスが膠着しているものと思えました。   

  

  

      針を外した処 

  

      銘板と端子類

  

上部真ん中の富士山様な処でカンチレバーを受けます その下の楕円形の白く見える奥の影は、コイルで上部の富士山の振動がコイルに伝わります このコイルはアルミ線で丸く固定加工されています 凄い技術です コイルは磁石間隙に配置されているので、コイル振動で発電します。      

 

 カンチレバーはM-117と比べると少し太い感じはします 針チップは接合タイプですね

  

交換針の裏側は鉄片で覆われています これは本体側が磁石なので取付易くなっています 針の名称が捺印されています この針は捺印から117ZE?なのかも 117Zも輸出用なのでしょう。 

  

 

            前面銘板を剥がしました コイルが2個見えます 白く見えるのは背景です         

    

    こちらが判りやすいでしょうか この画像ではアーマチュアは見えません。

  

  

 

  

  

                ------実験君モード-----       

 

コイルにダンパー代わりに付いたグリスの固着が原因なので、お湯で暖めてみました   全く復帰しません  

  

   

 

  

以前購入した超音波クリーナーでやってみましたがビクともしません これも諦めました コイルを爪楊枝を細く削ってタッチしてみましたが硬くて全く動きませんした。

長い年月の固着は何ともいきませんでした やっと超音波クリーナーを使う機会が来ましたが効果はさっぱりでした。 

 

水で流していたらコイルの片側が切れましたさらにがっかり. 長年の澱はそうそう消えるものじゃないです。 

    

    

 

 

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2023年頃

  • 購入場所

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