フォノカートリッジ VICTOR Z-1S & Z-1E
以前、JUNK針無しカートリッジを数点購入した時に今回のカートリッジ Z-1S , Z-1Eが入っていました。 それ以前にZ-1S、Z1E楕円針は所持していたので、入庫品は手つかず状態でした。
身の回りも落ち着いてきたし、暇に飽かしてカートリッジに触ってみました。
各針無しです 左からZ-1S(No1) Z-1S(No2) Z-1E
Z1S No1はZIGSOW登録済みですが、 今回はZ1EやZ1Sを少し細かく見てみたいと思います
3セットとも測定時などの使用針はJICO DT-Z1EB用交換針 接合ダエン針です。
2023-2 ジャンク針無し4個 断線無し 8000円で入手 Z-1S , Z-1E , V15TYPEⅣ , C-550M
測定してみました....
★★★ カートリッジ3個のコイル測定結果 ★★★
Z1S--No1 Z1S--No2 Z1E
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コイルの抵抗値 R 480Ω 694Ω 490Ω
L 484Ω 692Ω 491Ω
ESRメーター(Ω) R 480.6Ω 695.1Ω 492.1Ω
L 482.4Ω 693.1Ω 494.5Ω
インダクタンス R 353mH 458mH 342mH
L 340mH 426mH 341mH
(S: 丸針 E:楕円針仕様 今回は測定などには楕円針だけ使用)
結果からNo1とZ1Eは似た数値です 対してNo2の数値はS仕様でも No1とはかなり違います
またNo1とZ1Eは仕様が違うはずですが同じボディなのか...魔訶摩訶不思議。
No2はコイル巻き数が多い為か、再生音量は他の2機種に比較してやや大きいですね
またZ1Eは低音がやや締まって聴こえます
Z1S,Z1Eで測定値が似ているのは、カートリッジボディが同一で, 交換針の違いとエンブレムで
差別化していたとも思えますね 2種類製造するより2種類の交換針で対応したほうが簡単と、
いう事は当然でしょう。
Z1S,Z1E(B)搭載VICTORプレーヤー
https://audio-heritage.jp/VICTOR/player/ql-y3f.html
https://audio-heritage.jp/VICTOR/player/ql-f55.html
https://audio-heritage.jp/VICTOR/player/jl-f45r.html
https://audio-heritage.jp/VICTOR/player/jl-f44r.html
掲載している波形等は個人の測定結果で、メーカーデータを保証するものではありません
赤い線 : 再生信号 緑線 : 再生時のノイズ 再生時はRIAA回路が低域を持ち上げ高域を下げます
Z-1S No1 SWEEP波形 上LCH 下RCH
SWEEP波形測定時は針圧1.5g , 針は全てJICO DT-Z1EB接合楕円針を使用してます ヘッドシェルは同じ仕様。
やはりカートリッジのコイル抵抗 ,インダクタンスが少ない方が再生周波数は高域まで伸びてますね。
このカートリッジはGLANZのOEMですが、名称は違いますがデザインやボディ?を変えて、Lo-Dや色々なメーカーにOEMされているようです。 ややハイ上がり傾向のカートリッジですがジャンルを問わずそつなくこなす能力のあるカートリッジです。
使用機器
カートリッジの音質は前回掲載をご覧ください
☆eFU氏制作のWAVESPECTRAを使用しています。
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購入金額
0円
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購入日
2023年02月頃
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購入場所
メルカリ
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