自分は既に結構古くなってきたSONY α7IIを使っているのだが、レンズは3年ほど定番のタムロン 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)のみだった。
で、去年いきなりワイドレンジかつ画質も犠牲にしないTAMRON 50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD (Model A067)を投入。
この2本で撮りたいモノはほぼ全て撮れる。特に50-400mmは最早自分の求めるレベルでは暴力的な高性能なのでこれつけときゃなんでもいいってレベル。屋内小物やイベント、距離を撮り難いみっちり並んだ車は28-75mm、それ以外は50-400mmつけりゃもうOK。つよい。
…で実は50-400mmと同時期にこっそり中古で買っていたのがこのTokina atx-m 85mm F1.8 FE。
85mm単焦点だ。同時期に買っただけあって予算を抑える為にキズアリの中古。
Eマウント用の85mm単焦点というとSONY純正があり、性能・新品価格的には近くサイズと軽さでSONYのほうが使い勝手が良いとの事で、あえてこちらを選ぶ理由は情報を見る限りあまりない。
ただそのせいか中古価格が一回り安かったのだ(33800円)。価格差が明確に出てくれるならアリだ。
重いと言っても単焦点なのでそこまで重くはない。
レンズフード逆状態だとなんかすごいずんぐりむっくり。
フードつけてもずんぐりむっくり。ふとい。
50-400mmとかいうなんでも撮れるレンズを入手したのになんでわざわざこれ買ったかっていうと、車のキメ撮り用。
車ってレンズの望遠具合で結構シルエットというか印象が変わる。28-75mmを使っていた時は場所がシビアじゃない限りほぼ望遠側の75mmで撮っていた。それがなんか個人的に好みだったのだ。ただもうちょっと望遠にしたらよさそうな気がしていた。
で50-400mmで試してもその感想は変わらず。75~100mmくらいが自分のイメージする車のカッコイイ写真だった(個人の感想です)。
決して扱いやすくはない
という訳で車をバッチリキメて撮る為だけに買ったようなレンズ。
正式に対応を謳っているのでAFがおかしくなるとかカメラ的な機能に違和感はでていないので問題はなさそう。単純に85mm単焦点というのが使用場面が限られてムズカシイ。
※以下写真はJPGからWEB用のリサイズと、若干の明るさ調整・一部ナンバー加工と微量のトリミングのみ。
85mmだと車全体を収めるにはかなり離れる必要がある。
特に範囲が必要な側面を撮ろうとしたら4mクラスで5台分くらいの空きが必要。全長が長い車なら更に離れなきゃならない。風景を入れるように撮るにはもうめっちゃ離れる。
という訳でこれで車を撮るときは「車の周囲に大きなスペースをとれる」と判っている時に限られる。ちょっとドライブついでにぱっと停めた場所で記念撮影とかはキツイ。↑のスイフトとオーリスもまもなく乗り換えるという友人の車を時間帯等選んで撮影したもの。
複数台並べも風景を入れるのと同じ感覚になるので非現実的。画角の広いレンズとの併用が必須。
F1.8と明るいレンズだが、さすがにF1.8だと車を自然に収めてもリアがボケてしまう。
車のディテールをきっちり撮るならF4以上にする感じ。
とはいえF1.8状態のボケ具合は手持ちの他のレンズでは撮れない写真なので楽しい。
パーツ単体を撮るならいい感じにボケる。
ただ残念ながらマクロ性能は無いのであまり近づけないのも扱いにくい。メーターやアンテナはいいが室内小物パーツとかレベルのサイズになるとトリミング処理しないとチッサイ。
もしこれで近接撮影いけたら室内での模型撮影にもいけたのだが…
あとレンズ本体ではないが付属のレンズキャップが滑って着脱時によく落っことしてしまったので早々にTAMRONの同径レンズキャップを購入してそちらを使っている。
でもたのしい
※以下写真はRAWから色等調整したもの。実際自分がSNSとかに上げるときに使う感じ。
単焦点だと焦点距離が当然固定なので車種毎のシルエット差がざっくりした撮り方でもわかりやすい。
という訳で決して使いやすくはないし動き回るせいで疲れるのだが、それでなんかかっこいい写真撮れた時の満足度は高い。
部位を切り取るような写真なら近くても撮れるが逆を言えば場所が無いとそれしか撮れない。これの使いにくさのおかげで余計に50-400のありがたみが判る。
さすがにモトコンポちゃんならさほど離れなくても撮れるが、バイク用としても扱いやすい距離とは言いにくいだろう。
車2台以上を撮るには角度や距離を工夫しなければならないし、例えば駐車場2台分ずつくらい置く普通のイベントだったらこれは撮影範囲が狭すぎて思うように撮れない。
外出時にこれ1本という事はまずなく、28-75mmを併用する感じ。車キメ撮り用といいつつこれ1本じゃキツイ。
ただ気づけばこの1年弱の撮影枚数は他のレンズとそん色ないかヘタしたら多いくらいになっているので、単焦点全般に言えることだが不便だからこそ楽しいのかもしれない。
ちなみにわんこの撮影にも使ったが動き回る暴れん坊と単焦点の組み合わせはハードモードすぎた。
いやこの犬近いとかそういうレベルじゃない。
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購入金額
33,800円
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購入日
2022年09月30日
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購入場所
マップカメラ
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