34インチの湾曲ウルトラワイドモニタ(UWQHD)と同時に購入。エルゴトロンの「LX」というデスク モニターアームです。僕はマウスも有線派であるくらいコードや支柱に煩わさを感じず、むしろ「堅実」というイメージを持っています。モニタアームの必要性を感じていません。無くて良いと考えています。そんな人のレビューです。
そんな人がなんでモニタアームを購入するんだという話になるのですが、設置場所がカウンターデスクなので湾曲型のモニタが奥行きが足りずにキーボードなどが置けないだろうなと考えたからです。
また、隣の壁の作り付けの本棚の前は作業デスクを置くことで、L字型のコーナーデスクとして使えるため、位置や角度を自由に変えられるアームは適材適所と考えました。
このモニタアームは、34インチまで、3.2kgから11.3kgまでのモニターに対応しており、VESA 100x100mm、75x75mm に対応したモニタに取り付けできるようになっています。
スタンドになるので、めっちゃ重いのかな? と思ったら、そうでもなかった。
普通に持てる重さです。
箱を開けてすぐに製品というアクセスの良さ。
過剰包装無しで製品自体が安くなるのは嬉しい。
説明書は多言語タイプで、英語の図の説明にいくつもの言語で説明文が付くタイプ。
日本語はあります。
正直めちゃくちゃ読みにくいので、英語を読んだ方が早い。
クランプ固定具をカウンターデスクに取付るだけなので超簡単。
安定するかどうかはデスクの重量にや不安定さにもよると思うのですが、住宅の柱に固定されたカウンターデスクなら申し分ないですね。
ただし、この固定方法だと、クランプの向きが逆になるので、手前に引き出さないで使う方が良いかと思います。
隣室や造りつけの本棚との関係で、カウンターデスク奥にスぺースがあるのですが、ここに曲がったアームがコンパクトにちょうど入る空間になっており、超良い感じ。隙間が有効活用できなくて観葉植物置いたりしてたけど、改めてこの空間の存在意義があって良かった。
角の L字のところに普通のモニタを斜めに置くとスペースを無駄に取ってしまうのですが、湾曲モニタだと反っているため角にすっぽりと収まる感じがして、これまた良いです。
モニタ下にスタンドがあると邪魔なのですが、無いことでスッキリし、モノを置く場所もあるのでデスクスペースを活用もできます。
取り付けて撮影したら、金具が天地逆になっていることに気づいた……。
組み立ては、モニタ背面に VESA 規格の金具を取り付け固定。クランプとリフトアームを結合していくだけの超簡単設置です。成人男性は1人で余裕、10分もかからないです。
使い勝手ですが、やはり画面の位置が移動できるのはメリットが大きいですね。
姿勢に併せて画面との距離を調整したり、書き物をするときには跳ね上げておいたりと、改めてかなり便利です。
横方向への移動は軽く置いたり引いたりでやりやすいのですが、縦に動かすときは荷重に対する固定のせいで少しやりにくいです。このモニタを取り付けた場合は重すぎたので調節ネジで強く締めて抵抗を上げる必要がありました。そのため上下の移動は普通より硬くなっています。
ちなみに調節ネジを最大荷重に耐えられるように調節すると、アームの最低可動域は最大 11.4cm 減少するそうです。
取り付けている湾曲34インチモニタは下記になります。
スタンドが無い空白が生む、強者感
手前に引いて画面を水平にすることでタッチディスプレイやスタイラスペンで書き物したり。
画面を 90 度回転させて垂直モニタにすることで上下にスクロールさせない大画面でコードを書けたり。
チェアをリクライニングして寝そべった体勢に合わせてモニタが見えるようにしたり。
プラモを作る際にテーブルを広く使いたいので、跳ね上げて邪魔にならないようにしたり。
窓からの光で画面が反射しないように、画面の角度を変えたり。
いろんな問題がモニタアームで解決できてしまうので、プロダクトデザインとしては完成形に近いと思います。
モニタのような重いものが1本のリフトアームで固定できるわけがない、あんな小さなクランプにかかる荷重で支えられるわけがない、そう思っていた時代が僕にもあったのですが、全然余裕で可能にできるのが現代技術です。スイベル稼働部や芯になる部分に金属部品を使い、それ以外のパーツを非金属にするなど軽量化も考えられており、また指を挟んだりしないように気を付けて設計されていたりと、構造はけっこう勉強になります。可動方向を意識して支柱が組み合うようにして強度を上げるなど、ロボットアームに共通する概念も見え、リフトの荷重と可動に関するバランス取りに経験則が見えます。
製品コンセプトは素晴らしいので、後はデメリットとしての耐久性がどのくらいかということだけしか気になりません。コンスタントフォース機構が採用されており、保証も5年間あるので安心ですね。
外観は、画面の裏に隠れてしまうので気にすることはないですね。
掃除はしやすい、リフトの耐久性だけ気になる
リフトアームの上部には天板が配置されており、機構のむき出し部分が極限まで少ないので埃が付いたとしても拭き取るだけで良さそうです。
経年劣化で関節部分にどれだけ負荷が蓄積され壊れるのか分からないですが、品質的には良さそうに感じます。製品はしっかりとした造りで、固定もうまくされています。
メーカーも「経年劣化に強い製品」と謳っており、品質に対して悪い噂を聞かないことから、へたったりしないで長く使える製品ではないかと推測しています。
ハイクオリティ製品
剛性・耐久性にも定評があり、ビジネスシーンでもプライベートでも得られる体験メリットの多さから、優れた製品であることは明確です。価格に勝る自分への影響力から、価格的にも相応のものだと思います。
プライムデーかなにかでかなり安く買えてよかった。
-
購入金額
15,980円
-
購入日
2023年07月12日
-
購入場所
Amazon
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。