工具オタクの道具箱。
器用な日本人は、一つの道具で様々な作業に対応したりするが、ハサミは切るもの(対象物)によって複数用意した方が良い。
形状的に用途に合ったものがあるし、複数のものを切っていると切れ味が悪くなるのが早い。
例えば布を切る裁ちばさみで紙を切るとすぐ布が切れなくなるし、紙は紙でも薄い紙と厚紙では要求されるハサミの構造が異なる。
そんな切る対象物の中で結構厄介なのが、「粘着性のあるもの」かつ「複数素材の集合体」。
粘着性があると、その「のり」が刃につき、ハサミを動かしづらくなったり、噛み合わせが悪くなったりする。
複数素材が一体化している場合、「柔らかいもの」を切るのに適したハサミと、「硬いもの」を切るのに適したハサミは構造が異なるので、それらが同時に存在していると難しい。
いまでは、食事に関係した袋入りのタレ等を開けるハサミ(非食料系は切らず、使用後すぐ洗う)や、頑丈な酒や油の紙パックを分解する時使うゴツいハハサミ、
会社で使っている封書を開ける専用のものなど、用途によって分けて使っている。
今回(といっても少々前だが...)追加したのは、薬箱常備用ハサミ。
飲み薬や外用でも未使用の包帯などを切るなら、他と共用でも良いが、薬品がついた絆創膏や、湿布などを切るのは食べ物用とは分けたい。かといって、段ボールや頑丈なパックを分解するようなハサミだと大げさで、小回りも効かない。
そこで入手したのが、OLFAのGカットはさみ 169B。
特徴は、「刃ギザ加工でフィルムやビニールなどツルツルした素材も滑らずに切ることができる」という事らしい。
一番良かったのが、厚めの薬用部分を持つ湿布の切断!
湿布はフィルム、ベースとなる布っぽいところ、ペタペタした湿布部分と硬さや伸びが異なる素材の複合物。ハサミにくっついたり、フィルムの部分だけ曲がって切れたりと、なかなか切るのに難しい素材だが、刃ギザ加工でフィルム部分が逃げないし、直線部が比較的長いので、湿布もまっすぐ切れる。
あと、指を怪我したときにつかうカットバン、一般的には小型のものを使うことが多いとは思うが、キズが広範囲な場合、ガーゼのサイズが普通のカットバンサイズの方が良い場合もある。ただその場合、接着部分が長すぎて一周してキズの部分まで接着部分が到達してしまうことがある。そんな場合、接着部分を短くしてしまうのが良いが、切れ味も良いので、接着部分がくっつかず、丸く角を落とすような事も出来る。
今も救急箱に放り込んでいるハサミです。
刃についている細かいギザギザがポイント
あまり厚いものはダメだろうが、フィルムのように滑るものを切るのに適している。
ただ、持ち手の形状が力を入れて切るのには向いていないので、薬の箱の分解などには転用しない方がよい。
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購入金額
0円
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購入日
2021年頃
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購入場所
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