レビューメディア「ジグソー」

AL-842と違って、セミハードタイプの名札

先日某会合に出るために、名札のようなモノを下げる必要があった。

 

会社では、取引業者や業界関連団体のロゴが入った吊り下げ名札にセキュリティカードやIDカードを入れているのだが、その会合は全く会社に関係のない趣味のオフ会だったし、年齢層も下は学生からいるような集まりで、そこで会社名や、所属業界の製品名が入っているようなストラップを下げているのも違うなぁと。

 

実はこの用途では一つすでに吊り下げ名札を持っている。

 

それがSONiCAL-842

クレジットカード大のハードタイプのケースを、ブラックにホワイトのステッチがあるシンプルなストラップで吊っているモノ。万一カード部がどこかに挟まって首つり状態になったときにはカードをリリースする機構がある、ストラップとケースの接合部の造りも良くて、こういった社外の集まりでネームカードをぶら下げる必要がある時にはこれを使っているのだが、今回はこれだけでは問題があった。

 

2枚ぶら下げる必要があったのだ。

 

一枚はクレジットカード大のプラ製の会員証、一枚はいつも使っているハンドルネームを記したネームカード。

 

どちらも見せる必要があったので、もう一つ吊り下げ名札を買い増そうかと。

 

そこで、近くの文房具屋や書店、PCショップなどに行って物色したのだが、あまり良いものがない。

 

手近で見つけたのは

・ごくごく簡素なソフトなプラスチック製のモノ

 ⇒業界会合などで名刺入れとして配布される、半使い捨てのようなモノで見るからにチープ

・合皮もしくは本革製のケースがついた、重厚だが開口部(窓)が小さめのモノ

 ⇒質感は申し分ないが、開口部が小さくてカード全体が見えないし、窓にしわがある場合も

・カードを取り出しやすくするために、窓の中央にカードが触れる長円形の穴があるモノ

 ⇒ケースがハードで透明度が高いのは良いが、見づらくなるので穴が不要

・セキュリティカードのように「見えなくても良いカード」を吊るために、蓋があるモノ

 ⇒今回、相手に見えなければならないので、むしろ蓋は不要

という感じで、どれもしっくりこなかった。

 

近くで見つかると思っていたので、のんびりしてたら使う日取りが目前に迫ってしまったので、翌日配達が確実なAmazonの在庫ありの中から、現在使っているのと同じSONiCの吊り下げ名札を手配した。

 

それがSONiCAL-871

 

これ、パッケージも似てたので、以前から持っていたAL-842と大差ないだろう...と思って手配したのだが、実は結構違った。

パッケージは似ていて...
パッケージは似ていて...

 

ストラップは同一なのだが、ケース部分は結構違う
ストラップは同一なのだが、ケース部分は結構違う

 

名刺を入れる部分が硬質プラスチック(PPとPC/ポリプロピレン樹脂とポリカーボネート樹脂)だったAL-842に対して、AL-871はPVC(ポリ塩化ビニル樹脂)とPP。

AL-842とは似ているようでカード収納部分は結構違う
AL-842とは似ているようで、カード収納部分は結構違う(左がAL-871

 

PVCは柔らかくも加工できる素材で、その中の「軟質PVC」と呼ばれるものは結構曲がる。対して、PPはそこそこ硬い樹脂(ちなみにPCは硬い)。

 

AL-842は背板?も表面の透明カバーも硬質で、背板の部分が途中から折れ曲がって、中身のカードを入れるタイプ。ケースが硬質なので1mmでも大きいものは入れるのが不可能だが、大きささえクリアできれば、ストレスなくスッと入る。一方、今回購入したAL-871の方は、ストラップを通す穴の付近は硬いが、背板も「板」と言うほど厚くなく、柔らかい。中身(カードや名刺など)の入れ方も違っていて、吊り下げ金具接合部の硬い部分を前に曲げて、ポケットの「かぶせ」のようになっている硬い接合部を持ち上げる形で入れるので、ケース部分が変形してやや入れづらい。硬いICカードや厚めの名刺などは問題ないが、カードケースギリギリの大きさに切ったコピー用紙などは入れるのに苦労する感じ。

 

また、表面の透明度はAL-842は完全に透明だが、AL-871はかなり透明に近いすりガラス状。

AL-842のカードの入れ方(名前が書かれていないカードが真っ黒なしかなくて判りづらい...)
AL-842のカードの入れ方(名前が書かれていないカードが真っ黒なのしかなくて判りづらいね)

 

ちなカードはのシリアルナンバーカード
ちなカードは、Zoff SMART HAKUTO Modelのシリアルナンバーカード

 

AL-871はこういう感じで入れる
一方AL-871はこういう感じで入れる

 

AL-871はストラップ吊る部分だけ硬いのでカードは入れづらい
AL-871はストラップ吊る部分だけ硬いので、かなりカードは入れづらい

 

カードホルダー部分は結構違うが、ストラップ部分は完全に共通で2本ぶら下げても五月蠅い感じにならない。

 

結局、AL-842は硬くて曲がらないので、プラスチックの会員カードを入れ、ある程度折れ曲がるAL-871には自作の紙製のネームカードを入れることにした。

 

AL-842に紙製ネームカードを入れると大げさな感じがしていたが、ちょうど釣り合いが取れた。またこちらのみ使うときは、鞄の隙間に入れていって押された感じになっても、「しなる」ので、ケースが割れるということがなさそう。一方、プラスチックカードをAL-871に入れれば、ケースが硬いので、外から力がかかった時にもプラスチックカードの方を護ってくれそう。

 

期せずして、中身によって使い分ければ良いような感じになったので、結果オッケーかな。

カード前面が若干すりガラス状なので、光の当たり方によっては見づらい
カード前面が若干すりガラス状なので、光の当たり方によっては見づらい

 

カードが引っかかった時にストラップから取れるのはと同じ
カードが引っかかった時に、安全のためストラップから外れるのはAL-871と同じ

 

【AL-871仕様】

材質:表示面=PVC・PP、紐=PET
サイズ:紐=約90cm(巾10mm)、台紙サイズ=91×56mm

 

SONiC AL-871

更新: 2023/05/12
実用性

ケースがセミハードというのが、使い勝手が良くもあり、悪くもあり

中身に紙の名刺のような柔らかいモノを入れる場合には、柔らかさが良い感じ。一方硬いモノを入れると、そのカードの保護効果はない。

 

また、表示面が完全透明ではない材質なので、文字を書いているものを中に入れる分には問題ないが、写真などだと、くすんだようになる。

  • 購入金額

    460円

  • 購入日

    2023年04月15日

  • 購入場所

    ソニック(SONiC)ストア(Amazon)

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