平素使っているお気に入りの眼鏡をいくつか...
もともと自分はド近眼なので、多少老眼入っても近眼専用の普通の眼鏡をかけ続けていた。なにせ80cm程度しか離れていないディスプレイの文字でも近視用眼鏡がないと模様にすら見えない(←なんとなく汚れている部分があるなぁ、程度の認識)。当然外歩いたり運転したりは眼鏡必須だったので、常に遠い方に焦点合わせていたわけ。
ただ最近さすがに老眼が進んだのか、小さい文字が見えづらい。特にここのところクッソ小さい文字にして読み取りづらくしたWindowsのアクティベーションコードなんかは、意味のない文字列のため覚えづらくて、眼鏡を外して4~5文字覚えては眼鏡をかけて入力して、また眼鏡外して...というのを確認時も合わせると10回以上繰り返すので非常にウザい。
一時期一番レンズが大きめのフォーナインズのフレーム
に下半分の近眼補正を弱めたレンズ(ニコンのコンフォート)を入れて試してみたが、どうにも違和感があって近視専用に戻してしまった(ただこれはフォーナインズS-130Tの「深さ」のあるフレーム=ダブルフロント構造シートメタルフレームが合わなかったのかもしれんが←眼球とレンズの間が大きいので、斜め視線で誤差が大きい)。
ただ、あまりに眼鏡のかけはずしが多くなってきたので、もう一度挑戦してみようかと。
でもまた合わなくて作り直しだとお金もかかるので、今度はコスト抑えて~ということで、複式はね上げ式サングラス
以外ではひっさしぶりの非フォーナインズのメガネフレーム。
最近流行りの廉価眼鏡屋の双璧、J!NSとZoff。このどっちかでつくろーかなー...と考えはじめていたときに、レアものヲタクの琴線をハードスクラッチ..というか、もはや歯ギター奏法並みのインパクトでかき鳴らしたのがこいつ。
Zoffのしなやかに曲がるフレーム「Zoff SMART」の特別版、「HAKUTO Model」。
HAKUTO(White Label Space)とは民間発の月面探査チーム。Google Lunar X PRIZEという月面探査レースに日本から唯一参戦しているチームで、世界中から16チームのエントリーがあった中、レースの最終フェーズに進んだ5チームのひとつとして選ばれている(2017年1月)。
HAKUTOのミッションは(Google Lunar X PRIZEの達成条件としては)
1. 月面に純民間開発ロボット探査機を着陸させること
2. 着陸地点から500m以上移動すること
3. 高解像度の動画や静止画データを地球に送信すること
の3つ。打ち上げロケットや着陸までのシステムとしては他のものに相乗りし、ローバー(ロボット月面探査機)の開発を中心に据えて活動している。
⇒HAKUTO HP
そんなHAKUTOプロジェクトにZoffも協力していて、その縁で世界限定1000本で制作されたHAKUTOコラボモデルが本品「Zoff SMART HAKUTO Model ZJ78910PC B-1」。コラボ内容としてはHAKUTOの月面探査ローバーの車輪部分にも使われているULTEM樹脂をフレームに採用し、さらにテンプル部分にはローバーにも使われた蒸着技術によって、金属製に見える特殊コーティングが施されていること。そしてHAKUTOのローバーと同じ様々な耐性試験を実施し合格したことを示すシリアルナンバー入りのMOON QUALITY 証明書が付属する。さらに「HAKUTO Model」ならではの特徴として、ローバーのデザイン画をあしらったクリーニングクロスとカーボン調専用ケースの付属と、ブルーライトを50%カットする「Zoff PC ULTRA」というレンズが標準(←これは度なしレンズなので今回の目的では結局使わないが)。このフレームは全国限定15店舗のZoffショップか、オンラインショップで購入が可能。オンラインショップで購入して、その15店舗だけではなく全国すべてのZoff店舗で度付き標準レンズに交換はできる(標準度付きレンズの場合無料)。
...とは言うものの、メガネのかけ心地は実際にかけてみないとわからないし、どのみち実店舗に行って度付きレンズに交換してもらわないと話にならないのならば、行ける距離に販売15店舗のうち一つがあるので行ってみようかと。
実物が店舗にあったのでかけさせてもらうと
●「質感」という意味ではフォーナインズには全く及ばない
●モダン(耳にかける部分)の回り込みがイマイチで耳介と頭部の隙間に収まりづらい
というようなネガティヴな部分もあるが、
○超!軽量
○その割にはしっかりとしている(それに弾性感があって壊れづらそう)
○そして安い!
というアピールポイントもあったので、お願いすることに。
そして造った「Zoff SMART HAKUTO Model 遠近両用 Zoff PC ULTRA仕様」。フレーム自体は税抜15000円で、それにブルーライトカット機能のある(Zoff PC ULTRA)遠近両用レンズ(税抜1枚4000円)を付けたので、計税抜23000円。PC用に購入したので、もともとHAKUTO Modelについていたブルーライトを約50%カットしながらもかなり透明度を高めたという「Zoff PC ULTRA」仕様にはしたが、レンズの薄さは1.60と一番厚いタイプ(圧縮していないタイプ)にして価格を抑えた。とはいうものの、標準レンズ付きフレームが税抜5000円、セール時には4000円からあるZoffとしては破格に高い⇒それでもフォーナインズで遠近両用眼鏡作ること思えば半額以下だが。
出来上がって、つるの調整をかなり追い込んでやってもらうと、片手でサッとかけるとモダンが耳と頭の間に上手く入らず耳の上にかぶさってしまう症状はかなり軽減された。
一方ブルーライトカットレンズは他のものに比べれば劇的に透明度が高い「Zoff PC ULTRA」とはいえ、多少は色調が変わるため若干慣れが必要だし、日光が当たるような非常に明るいところでは青色が二重に見えたりもする。さらに遠近両用は視線を下げると距離があるところは見えないので(たとえば首を動かさずに足元を見るとボケる)屋外使用では不便なこともある。
ただ今回は安めのメガネのため
・室内専用(特にPC作業中心)
・屋外(運転含む)では従前のフォーナインズ使用
・映画やライヴをTV(ディスプレイ)で見ているときも使わない(色合い変わるから)
と割り切って、完全特定シチュエーション用(家の中でPCに向かっている時用)と限定して作ることができたので、その用途には完全フィット。
なんにせよ軽いのが良い。それだけで疲れない。
また素材のULTEM樹脂が結構よくて、フォーナインズのような「構造としてのしなやかな弾性」というのはないのだけれど、「素材としての粘りがある弾性」があって、ちょっとした形状調整もしやすいわりには復元力もソコソコ期待できて「しっかりしている」。眼鏡を複数使うと、ついそのあたりに置きっぱなし...となることも考えられるが、さすがに踏んだりしたらNGだろうけれど、机の上からの落下程度だとOKっぽい。
あとフォーナインズに比べてつるが横に張り出しておらず、さらに構造としてのばね機構などがなくしっかりしているので、簡易VRゴーグル
に潜り込ませて使用することも可。今では、出かけない休みの日などはほぼ一日これで過ごすこともあって、結構気に入っている眼鏡です。
【ZJ78910PC_B-1仕様】
サイズ:55□19 - 143(Lサイズ)
・片方のレンズ横幅:55mm
・ブリッジ(鼻部分)の横幅:19mm
・テンプル(つる)の長さ:143mm
仕上がり寸法
・仕上がりの横幅:約144mm
・仕上がりの縦幅:約38mm
材質:フロント素材:S.E.Plastic (ULTEM)
レンズ:ブルーライト50%カット「Zoff PC ULTRA」搭載(付属度なし標準レンズ)
ケース:オリジナルケース2種(メガネケース、保管用ケース) 付属
付属品:オリジナルセリート(眼鏡ふき)、シリアルナンバー入りMOON QUALITY 証明書
Zoff SMART HAKUTO Model ZJ78910PC B-1
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購入金額
24,840円
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購入日
2017年06月04日
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購入場所
Zoff直営店
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