私はDAPを複数台併用しているため、大容量のmicroSDXCメモリーカードはいくらあっても困りません。元々は販売価格が常に安めで性能もまずまずだったEssencore KLEVVの512GBモデルを愛用していたのですが、最近になって他社製の実売価格も随分下がってきましたので他に安価で高性能というモデルを探しているところでした。
この中ではSAMSUNG EVO Plusが実用上最も高速で、価格もセール期を上手く狙っていけば国内正規品で5千円程度まで下がるという意味で最も手頃でした。しかし、先日のAmazon GWセールで他社製のmicroSDXC 512GBで4千円前後というものがいくつか出ていましたので、4千円前後で売られているものの中から、最も表記性能が良さそうに見えたSilicon Power Superior 512GBを購入してみました。
表記の性能は最大シーケンシャルリード100MB/s、UHS-I U3 A2 V30というところで、A1ではなくA2ですのでランダム性能はそこそこ良さそうに見えたわけです。まあ、EssencoreやSAMSUNGもA2ですので劇的な違いではないでしょうけど…。
Silicon Powerとしては高速モデルという位置付けの筈ですが、デザインは標準クラスのモデルよりも地味に見えてしまいます。銀色が目立たないせいなのでしょうけど…。
5千円以下クラスとしては文句ない高性能
それではいつも通りベンチマークテストで性能を測定してみましょう。
測定環境はRyzen 9 3900＋ASUS PRIME X370-AでWindows 10 Pro v22H2を動かしている環境に接続した、iBUFFALO BSCR20TU3のmicroSDスロットに装着した状態となります。
▲Crystal Disk Mark 5.1.0
▲Crystal Disk Mark 8.0.2 (MB/s表示)
▲Crystal Disk Mark 8.0.2 (IOPS表示)
シーケンシャルの速度は、もはやUHS-I接続の上限に達している訳で、今となっては普及価格帯の製品でも殆どがこの付近の値を叩き出すようになりました。
注目するべきなのはランダムの値で、これまで使った中では実効速度が優れていたSAMSUNG EVO Plusを明らかに超えてきました。ランダム4Kのリード時でEVO Plusの1.5倍、ライト時に至っては2倍以上の優秀さを示してくれました。
DAPで使う際にはランダムリードの速いカードを使うとコールドスタート時に利用可能となる時間がかからない傾向がありますので、SAMSUNG EVO Plusよりも速いとなるとその辺りもより快適になることが期待できます。
今回はセール価格ということで5千円を大きく割った価格でしたから、その価格帯でこれだけの性能を見せてくれれば文句ありません。もう1枚買っておいても良かったかもと思うほどに優秀な結果を示してくれました。
-
購入金額
4,496円
-
購入日
2023年04月25日
-
購入場所
Amazon
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。