私は、余りクルマに乗らないので、年間走行距離は、2,000kmにもなりません。
乗っても近所の買い物用途がメインなので、普段の走行で充分なバッテリーへの充電はできていないと思います。

直近の定期点検では、バッテリー電圧は、今のところ問題無しとのことでした。

未だ今のクルマでバッテリーあがりは経験ないのですが、一応自宅にバッテリーチャージャーを持っています。
しかし、バッテリーチャージャーなので、バッテリーがあがったのを確認してから、バッテリーへの充電を始めるので、セルモーターを廻し、エンジン起動が可能なレベルに充電するための、数時間はクルマを動かすことができません。

クルマに1台ジャンプスターターがあると、大きな安心材料であるのと、モバイルバッテリーにもなるので、スマホの充電も可能という、更なる安心材料が生まれます。

防災用としても、1台あると重宝しそうです。

パッケージは、茶団の小箱で、表面には、JUMP STARTERの文字とバッテリー部分のイラストと電源ボタン、コネクター形状、ライトのピクトグラムと文字が記載されています。

裏面には、使い方が図解と共に、操作が英語で記載されています。
パッケージサイズは、196mm x 116mm x 70mmで、重量は、548gでした。
バッテリ部分だけは、141mm x 79mm x 23mmで、重量は300gしかありません。

パッケージの中身は、バッテリー本体、バッテリー用クランプケーブル、USB充電用3分岐出力ケーブル、取扱説明書が入っています。

バッテリー本体の充電用micro USBケーブルは付属していません。
取扱説明書を見ると、バッテリー本体の充電用途として5V/2A、機器充電用にUSB Type-Aから3分岐ケーブルに5V/2Aとあるので、一般的な速度でも充電で、QuickChargeや、USB PD(Power Delivery)に対応したものではありません。
取扱説明書にも、バッテリーの総容量が記載されていないので、どの程度の機器に充電できるのか判りませんが、バッテリーが満充電の時には、エンジンのスターターを回すことが、10連続で実施できるだけの容量はあるようです。

バッテリー本体には、クランプを挿すためのコネクターが、ゴムカバーの下にあります。
誤挿しを防ぐために、コネクターの形状に工夫があります。
大電流が流れるので、これは非常に大切です。
また、クランパー側も、バッテリーターミナルを挟む金属部分をプラスティックカバーがきちんと覆ってあるので、クランパー同士が接触しても、金属部分がショートしないような工夫がなされています。

また、バッテリーには、電源ボタンと、バッテリー残量を示す緑のLEDが付いています。

バッテリの電源ボタンを3秒押すと、クランプを挿す端子が付いている面のホワイトLEDが点灯します。
もう一度電源ボタンを押すと、LEDが高速点滅します。
更に電源ボタンを押すと、点滅速度が低下し、2種のインターバルでゆっくり点滅します。
更に、電源ボタンを押すとLEDは消灯します。

クランプを挿す端子が付いている面には、その他に、USB Type-A端子と、micro USB端子が付いています。
USB Type-A端子は、付属の3分岐電源ケーブルを挿すと、USB Type-C,micro USB,ライトニング端子にバッテリーの電源が供給されますので、接続した機器を充電することができます。
仕様的には、5V/2Aの電源出力となります。
分岐ケーブルの長さは16cmです。

micro USB端子は、バッテリーの充電用端子で、5V/2Aでの充電が可能です。
電源ボタンの横のバッテリー残量表示LEDの点滅により充電状況が確認できます。

満充電で、普通車を10回ジャンプスタートできるようですが、1～2回でエンジンがかからない場合は、無理しない方が良いと思います。

ちなみに、満充電状態で、クランプ間の電圧を図ってみると、15.58V程度の電圧があるので、ジャンプスタートには充分な電圧です。

このジャンプスターターは、常に15V程度の電圧が掛かっているので、バッテリー交換時などに、バッテリーケーブルとボディアースにクランプしておくことで、ラジオのプリセットメモリや、カーナビゲーションが初期化されることを防ぐこともできると思います。

スマートフォン等への充電に関しては、ケーブルの構造上、3本全てに機器を繋いでも、5V最大合計2A以下であれば、同時に充電できます。
しかし、USB PD(Power Delivery)や、Quick Chargeに対応していることは記載されていないので、急速充電は難しいと思います。

実際に、スマートフォンを接続してみましたが、5.02V/1.23Aで充電ができていました。