14TB のデータを運用していてもうちょっと冗長性があった方がなにかあった時に楽かな、とデスティネーション先にするために購入。
ORICO から販売されている 3.5インチ HDDケース「3529RU3-BK」です。HDD を2本差すことができます。まだ価格が安い 8TB のストライピング → 16TB までデータを溜められるので、とりあえず14TB のデータ容量のしのぎにはなります。
外箱はこんなかんじ。日本語は一切無いです。
丁寧に緩衝材が入ってます。日本メーカーみたいな入れ方ですね。
HDD が同梱されないので大事に梱包されなくても大丈夫そうなのですが。
同梱物は、アダプタと USB ケーブル。
ケーブルはけっこう長い方だと思います。
本体。アルミボディで継ぎ目も無く、高級感があります。
HDD トレイだけプラスチック感がありますね。
背面。説明が英語ではなく繁体で書かれているので全く読めないですね。
雰囲気はなんとなく(?)分かります。
HDDトレイ部分はハンドルが出るラックっぽい仕様です。
下部のトレイはすんなりスムーズに出し入れできるのですが、上部のトレイはひっかかりがあり接着剤で固定されているのかと思うくらい出せませんでした。コツが分かった今でも出し入れしにくく、何回もガシガシ動かしてようやく外れるレベルです。個体差はしょうがないですね。
トレイを外したところ。
トレイの出来はあまりよくなく、コストダウンされているのが見て取れます。ここも金属パーツだったら多少評価が違うところなんですけど。
HDD を挟んで両側からネジで止めるので、しっかりと固定はされます。
ネジも付属しています。
HDD が2本刺さるので2袋かと思ったのですが、ひとつのトレイにネジを4本使うだけなので、8本入った袋なので、完全にひとつの袋がおまけです。
片側4本止めるパターンがあるかもしれないですが。
このトレイにはいろいろ言いたいことがあるのですが、ハンドルの形状は持ちづらく出し入れしにくく、機構としても役にたっていないかと思います。
システムラックっぽい形状にした方が受けはよいかもしれないけど、このギミックを外してコストダウンしても良いんじゃないかなと思いました。
本体側もとくに語ることも無く。
シンプルできれいだと思います。
HDD を取り付けます。
今回もみんな大好き安価な HDD 代表である Seagate Barracuda 8TB を2本で16TBを投入します。
耐久性とか使い方で変えるとか言う人が多いですが、壊れる前提の消耗品に気を遣うよりリカバリー構成の方にコストをかけたいというところが、僕の正直なところです。ざっと簡単に言うと、壊れないはずが壊れてあたふたするより、壊しても壊れていない次がいくらでもあるというイメージなんですかね。ストレスなく楽して暮らしたいってことですね。
電源は思ってたより大きくないなと思いました。
通電している際に緑の LED がちかちかします。
ここまででサーバ側に接続してみたのですが、RAID0 にならずに悩みました。
背面にディップスイッチがあるのでそこで設定できると書いてあるのですが、認識されないのですよね。
僕は設定用の付属ソフトがあっても滅多に使わないのですが、試しに検証用PCにインストールして設定を試みるも駄目でした(アンインストールしました)。
付属ソフトを使わないというのは、出どころ不明(?)のアプリはあまり信用していないというか、特に機密情報を扱うサーバ機器などには絶対に入れたくないのです。
ちなみに全部日本語の説明は無いのですが、このソフトだけ日本語対応してました。
しょうがないのでマニュアルを読むしかない。
繁体だったら詰むところですが、英語マニュアルだけはあって非常に助かります。
ちょうどこのページの右上あたりに、
”PMモードにセットし「セット」ボタンを押しながら起動、その後にディップスイッチをセットし直して起動”
と書いてありました。これは初見は分からん。プロなら分かるかもしれないけど。
要は、いったん「PMモード」とやらに入ることで初期化、その後にディップスイッチで希望のモードを選択しておくことで、設定が反映されるみたいです。よくよく考えたら勝手に設定を変えられない安全策として当たり前のような気もします。
無事、検証用 PC にストライピング 16TB で認識されるのを確認。
満足レベル
僕がアルミ材の質感が好きなこともあるのですが、シンプルで外観は好き。HDDトレイのある顔は少し安っぽい印象はあります。
サーバー本体のあるとろに設置して使用するため稼働音は聞こえにく(かき消される)環境ですが、検証機で使用していたときには静音の部類にはいるほど静かだったように思います。データの移行を始めた今でも、正直音は気にならないです。
温度については、もともと温度管理されている部屋に設置されていることもあり、本体外側を触っても熱さは感じません。放熱されているというより、熱を伝達していない感じです。ファン側はぬるい風が流れており、放熱されていると感じます。
トレイのひっかかりが気になる
本文にも書いたのですが、片側のトレイの出し入れはスムーズ、もう片方は外れにくく両手で抱えてぐいぐいひっぱって強引に外すという感じです。
表面はつるつるで指紋もつきにくく、掃除は楽です。
納得感はある
構成パーツを見ていると、千円・二千円はもっと安くできそうなイメージはします。
材質・RAID機能の有無で競合製品と比較するといろんなパターンがあるのですが、同機能レベルのものと比較すると安い方です。
安いものが欲しければ機能を削り、機能が欲しければコストを上げるという選択肢で考えるべきところだと思います。
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購入金額
10,888円
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購入日
2023年03月18日
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購入場所
Amazon
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