レビューメディア「ジグソー」

J:COMセットトップボックス

これまで、ケーブルテレビのJ:COM セットトップボックスとして、HUMAX SR-4300Hを使ってきましたが、度重なる不具合と動作の不安定さから、苦労してきました。

バージョンアップによる改善も見られず、諦めていたのですが、J:COMから新たな提案がありました。


これまで、2TBのHDD内蔵タイプのセットトップボックスを使っていたのですが、HDDは外付けのセットトップボックスと交換して欲しいとのことでした。


2019年にJ:COMが、J:COM LINKサービスを開始した際のセットトップボックスの最新版(ファームウェアとリモコンの改修と思われます)と交換しましょう。という提案でした。

 

調べてみると、住友電工製のセットトップボックスです。

これまで、2代に渡ってHUMAX製セットトップボックスには泣かされてきましたが、日本メーカーのセットトップボックスであれば、品質には期待が持てるのではないかと考え、交換に応じました。

 

HUMAX製セットトップボックスも何度か交換要求があったのですが、セットトップボックスの不具合は、ハードウェアの故障ではなく、ソフトウェア(プログラム)の問題なので、そのプログラムが改修されなければ、何度交換しても症状は改善しません。
交換の度に、セットトップボックス内のHDDに記録したコンテンツを、Blu-Rayレコーダーに移動しなくてはならず、手間と時価間を要する作業なのです。

 

なので、HUMAX製セットトップボックスは、1度交換してからは、交換には応じませんでした。

交換を了承した時、HUMAXのセットトップボックスには、102タイトルのコンテンツが記録されていました。
約1ヵ月半掛かって、ダビングと視聴後の消去を繰り返し、漸く交換できるようになりました。

新たなセットトップボックスは、本体サイズは、255mm(W)x165mm(D)x35mm(H)で、重量は、約600gです。
HDDは内蔵されていないので、とても軽量です。


背面には、CATVアンテナ入力/出力、リモコンのペアリングボタン、HDMI出力ポート、USB 3.0x1、USB 2.0x1、イーサコネクター、電源端子(ACアダプター入力)が付いています。

OSが、Android TVなのでリモコンは、Bluetoothで接続され、ペアリングが済めば、リモコンはセットトップボックスに向けなくてもリモートコントロールが可能です。

 

ネットワークは、イーサネットコネクター以外に、Wi-Fi(11ac)でも接続が可能です。

 

今回のセットトップボックスは、地デジ、CATV、BS、BS4K各チューナを各々3基搭載し、4K放送を視聴しながら、他の4K放送番組を最大2番組迄、別途セットトップボックスに接続した外部HDDに同時録画することができます。
様々なCATV放送チャンネル以外に、NetflixやTVerなどの豊富なAndroid TVアプリによる動画配信サービスも視聴できます。

 

セットトップボックスのOSとして、Android TVが採用されているため、アプリケーションをダウンロードすることで、Netflix以外にも様々なネットサービスを組み込むことが可能です。

 

また、Android TVなので、付属リモコンのGoogle アシスタント キーを押し、リモコンに話しかけることで、チャンネル切換、録画コンテンツの早送り・早戻しや視聴中番組の録画開始などが音声操作可能です。
また、単語でテレビ番組やNetflix、YouTubeなどの多彩な動画配信サービスのコンテンツを同時に検索することができ、見たい映画を見つけたり、見たいテレビ番組を録画予約したりすることが行えます。

 

ホームネットワーク内のDLNA対応の端末に対して、セットトップボックスから放送中の番組や録画したコンテンツを配信できます。
また、DLNAサーバ機能を持つ機器(我が家では、Blu-RayレコーダーやデスクトップPC)で受信した放送や録画したコンテンツの再生も可能です。
更に、セットトップボックスで録画したコンテンツの持ち出し(ダビング)も可能で、モバイル端末で視聴が可能です。

 

勿論、これまで同様、セットトップボックスに接続したHDDに記録したコンテンツを、ネットワーク経由で、Blu-Rayレコーダー内蔵のHDDにダビングすることができ、Blu-Rayディスクに記録することも可能です。


セットトップボックスの録画先として、外付けHDD以外に、DLNA対応機器を指定することも可能です。
HUMAX製セットトップボックスは、DLNA対応機器を登録することで、ダビング先として指定できるようになったのですが、このセットトップボックスは、勝手にホームネットワークを検索し、勝手にダビング候補として一覧表示するので、ありえないダビング先も一覧表示され、面倒です。

 

映像信号出力は、HDR(HDR10、HLG)に対応しており、テレビにあわせてHDR、SDRの中から最適な方式で出力します。
私の場合、Panasonic TH-55LX950に接続しているので、HDR10で接続されていることが、テレビにOSDで表示されます。

 

音声出力は、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)に対応しているので、Dolby Atmosに対応したPanasonic TH-55LX950では、臨場感のある立体的なサウンドが再現されます。

まだ、使い始めて期間が短いのですが、リモコンのレスポンスも良く、操作も快適です。
HDDは、自前の2.5インチ2TB HDDを接続しています。


このセットトップボックスでは、最大6TBのHDDを、USB HUB経由で、最大4台同時に接続することができるようです。
同時接続で、HDD間のコピーやムーブができると、かなり使えるセットトップボックスになると思います。

 

リモコンの、スタートボタンを押すと、現在選択しているチャンネル画像の上に、オーバーラップして、上段にメニュー、下段には現在放送中のお勧めチャンネルが表示されます。

また、リモコンのTVerボタンを押すと、Tverのトップ画面が表示されます。

リモコンのYouTubeボタンで、YouTubeのトップ画面が表示されます。

更に、J:COMオンデマンドもあり、地デジ/BS4K/BS,CS/CATVチャンネルと多彩なコンテンツを楽しむことができます。

また、新たな広告メディアの試みとして、チャンネルを切り替えるとき、地デジ以降、画面が毎回ブラックアウトして、チャンネルが切り替わるのですが、このブラックアウトの時間に広告メディアを短時間で表示できるZAPP AD mediaというものが表示されます。

YouTubeのように、メディアの全画面を占拠しないので、好感が持てます。

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2023年02月23日

  • 購入場所

    J:COMせたまち

15人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (3)

  • mangoさん

    2023/06/20

    私もSR4300を使っていますが、BUGに馴れました。
    Panasonicから交換した当初は、BUGをJCOMに報告していましたが
    交換する機種が無い事で諦めていました。
    今回の住友電工の情報でJCOMに交換を要請しました。
    有意義な情報、有難う御座いました。
  • Picardさん

    2023/06/20

    mangoさん コメントありがとうございました。
    これまで、HUMAX製STBとは、相性が悪いというか、歴代トラブル続きでした。
    今のところ、XA401に大きな不具合は見つかっていないのですが、これまで、秋葉原でSR4300Hが動作するリモコンを追加で購入し、2台のリモコンで、(嫁用と私用)操作していたのですが、Bluetoothリモコンが、未だ見つけられていなくて、ちょっと不便を感じています。
    XA401で、よいAVライフが遅れるとよいですね!
  • mangoさん

    2023/07/02

    経過説明
    Panasonic からSR-4300に交換して即、音声多重の主/副 切換えで不具合を見つけ
    JCOMに クレームを「JCOMは使ってみたのか? 使ってみれば不具合に気づく筈…」
    Soft更新で治りましたが…その後、種々のBugに悩まされた…
    1 録画されていない。
    2 音声不鳴り。
    3 フリーズする。
    4 使用中、勝手に「Boot up」する。
    5 映像の解像度(resolution)が落ちる。
    6 リモコンで操作出来ず。
    何れの不具合も「Reset」からBoot up すれば正常に…
    海外出張中に奥さんから「TVの音が出ない…」国際電話を…
    4300の右側を押すと、蓋が空いて「リセット」と書かれた押し釦が有るから
    押せば治る。 何れの不具合もSoftが無限ループに陥るから起こる不具合と、思われる。

    無限ループに陥る簡単な対処法は「ウォッチドッグタイマー (watchdog timer :WDT)」が
    有用だがWDTには、二つの遣り方がある。
    1 Processorの外にWDT Deviceを設け、Softの処理(流れ)を監視し
      設定された時間にWDTがReset去れなければ、ProcessorをReset(Boot up)する。
    2 Processor SoftにWDT softを組み込む!
    4300はNo2の手法と症状から推察される。
    勝手にBoot upする…これはWDT イベント処理Softが、設定時間に処理が終わっていない事を検知し「Boot up」する。
    但し、WDT Softを含めて無限ループに陥る事もあるので、効果は今一…フリーズを
    解消できない!
    確実なのはNo1の手法でフリーズは解消できユーザーは「音が出なかったけど、勝手に治った」
    と、思う筈!
    何が何でも、フリーズだけは起こしては為らない!!!

    これらの事を、JCOM カスタマーサポートの技術担当(たどり着くのに二人と不毛な遣り取り)
    に説明し無償でXA401に交換して貰った!

    ユーザー要望で機種交換を依頼すると「4000円?」が、必要だって言われた!
    他の4300、4300H ユーザーさんは、如何しているのかな?

    以上が経過説明です!

    貴殿の書き込みで、XA401 無償交換になりました。
    英語でThanks’ 中国語で多謝、日本語で有難う御座いました。

    以上です。

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