先日自宅の4K「対応」TV、Panasonic TH-43FX500に4KチューナーPIXELA PIX-SMB400を接続して、4K放送の受信を出来るようにしました。
TH-43FX500は入力端子数がHDMI×3のみと少なめであるため、4K HDR対応のHDMIセレクターを挟んでPCやゲーム機などと併存させています。
セレクターを挟むということで、当然ではありますがチューナー→セレクター間、セレクター→TV間でそれぞれHDMIケーブルが必要となります。
今までセレクター→TV間にはケーブルメーカーであるQED製のProfile eFlex HDMIを使っていたのですが、チューナー→セレクター間には手が回らず、PCパーツショップで購入したノーブランドのHDMIケーブルを暫定的に使っていました。
しかし折角4K放送を視るのであれば、もう少しきちんとしたHDMIケーブルを使いたいと思っていました。HDMIケーブルによる画質差は意外なほどはっきりと表れますからね。
今日は久しぶりに行ったオーディオ店で、audioquest製のオーディオケーブル、ビジュアルケーブルの旧製品が表示価格の半額程度で売られているところに出くわしましたので、丁度良いと思い格安HDMIケーブルであるaudioquest PEARLを購入してきたわけです。
白のヌケでケーブルの格がはっきりと判る
PEARLはaudioquest製のHDMIケーブルの中では最廉価品で、1.5mで5千円弱程度が相場だった製品です。今回は元々販売店で付いていた価格の半額ということで、家電量販店でごく普通に売られているパッケージ入りのHDMIケーブルと同等の価格となっていました。
箱のデザインはいつも通りのaudioquestという感じですね。実は私はaudioquest製のHDMIケーブルはFORESTが最廉価品だと思っていたため、PEARLという製品名を見て一瞬訳がわからず、パッケージの商品説明を読んでようやくグレードを理解した状態でした・
外観上はFORESTの色違いという感じです。
導体はLGC(Long Grain Copper、つまりかつてのLC-OFCと同じく結晶を成長させて長く伸ばすことで粒界を極力減らした銅)で、他の製品のような銀コート材は使われていません。コネクター等は恐らくFOREST辺りとは同等だと思います。
コネクターには「PEARL」という製品名、4K+HDRやHDMIロゴの他に、方向指示が印刷されています。ビジュアルケーブルではともかく、オーディオケーブルでは方向によって確かに音が変わることは経験していますので、きちんと指示に従う意味はあるのでしょう。
さて、早速ですがセレクター→TV間のQED Profile eFlex HDMIとPEARLを交換してみました。
これまでの経験通りですが、やはりケーブルのグレードが上がると白の発色やヌケが明らかに良くなります。QED Profile eFlex HDMIはPEARLと比べると少し地味な色に見えるようです。まあ、Profile eFlex HDMIの傾向も個人的には決して嫌いではないのですが、やはり性能ではPEARLの方が上ということなのでしょう。
さらにここで浮いたProfile eFlex HDMIを4Kチューナー→セレクター間のノーブランドケーブルと交換すると、より色の濁りがなくなり、さらに色の質感のようなものが感じられるようになってきます。決して目が良くない私が見てもそれなりに差があるように感じられるのですから、画質にこだわる人であればよりこの差ははっきりと実感出来るのではないかと思います。
私自身はビジュアルケーブルにそこまでこだわるわけではないのですが、やはり金を掛ければそれなりに効果を実感出来る部分ですので、ローエンドクラスであっても専門メーカー製品を選ぶ価値はあるということなのでしょう。
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購入金額
2,365円
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購入日
2023年02月05日
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購入場所
ノジマ オーディオスクエア
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