レビューメディア「ジグソー」

SSDに匹敵する速度性能

先日PNY製の比較的安価なUSBメモリーを取り上げましたが、今回は上位の高速モデルを試してみます。PNY PRO Eliteシリーズの256GBモデルで、公称性能はRead 400MB/s、Write 180MB/sと、USBメモリーとしては珍しく書込性能の方にも公称値がある製品です。それだけ性能に自信があるということなのでしょう。

 

 

 

 

 

 

ちなみに前回取り上げているPNY Turbo Attache 4は、USB 2.0対応品より速いという記述はあったものの、具体的な転送速度などは記載されていませんでした。それでもそこそこの性能は発揮していましたので、速度性能を売りにする本製品に対する期待が高まります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

USBのコネクターはスライド収納されるタイプですが、何故か出荷時にはコネクターが露出した状態でパッケージに収められています…。

 

更新: 2022/09/15
総評

速度性能は文句の付けようが無い

それでは前回と同様に、Ryzen 9 3900を搭載したASUS PRIME X370-Aで動作しているWindows 10 Pro v21H2で計測した値を掲載してみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲Crystal Disk Mark 5.1.0
▲Crystal Disk Mark 5.1.0

 

 

 

 

▲Crystal Disk Mark 7.0.0
▲Crystal Disk Mark 7.0.0

 

 

 

 

まず、シーケンシャルリードは概ね400MB/sを超えた辺りでほぼ公称値通りの性能を発揮しました。今までに使ったUSBメモリーの中ではダントツの速度です。しかしそれよりも強烈だったのは、シーケンシャルライトの値が何と公称値の2倍以上で、370MB/s前後という見事な性能を発揮しています。

 

そしてランダム4KもこれまでのUSBメモリーと比べると異次元とも言える性能です。ここでわかりやすくするために、Crystal Disk Mark 8.0.2でランダム4Kの値をIOPS表示にして計測してみましょう。

 

 

 

 

▲Crystal Disk Mark 8.0.2
▲Crystal Disk Mark 8.0.2

 

 

 

 

一昔前のSATA SSDをUSB変換して接続するよりも優秀ではないかと思えるほど見事な値です。しかもこれだけの速度を発揮していながらも、本体の発熱もそれほど大したことは無いのです。デバイスクラスこそリムーバブルディスクですが、実態はほぼSSDそのものなのではないかという気がします。

 

今回は特価品で購入しているため、容量単価でいえばほぼ1GB=7円という安価な製品なのですが、通常ならその5~6倍で売られていてもおかしくない高性能モデルです。この価格であれば複数買いしておけば良かったと思ってしまいます。

  • 購入金額

    1,800円

  • 購入日

    2022年09月11日

  • 購入場所

    PC SHOP ARK

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