金属は錆びるしプラスチックは割れるしゴムは硬くなる。時の流れは機械に厳しい。昭和の物語で見る機械の身体で不老の命なんて無理があると思う令和の今日この頃。

26年間放っておいた車…日産ラングレーも色々ダメになっていたが雨に当たっていた箇所が限られたおかげでわりと軽整備でエンジンはかかった。しかしオイルは回らねえわ冷却水は垂れ流すわ。

なんとか保守始動ができる状態にもっていこうと、オイルの問題の次に手を付けたのが水冷系。26年間の間にすっかり水が漏れて抜けきってしまい、始動テストの時はエンジンかけている間常時水道水を補充していた始末。

見るからに割れていたアッパーホースはなんとAmazonで純正パーツが入手できたので、ウキウキで始動再チャレンジ…の前に前回の水をちゃんと抜こうとラジエーターのドレンプラグを外す。そもそもここからも水垂れてたし。

…外す？外れるようなもんだっけ？

？？？？？？？？

あああああもげてるじゃああああん！！！
しかも汚れの感じからして遥か昔から割れてたじゃあああああああん！
手探りで残った部分を外せないか格闘したが当然ムリ。
という訳で予定外のラジエーター降ろし。つけたばかりのアッパーホースも外す。他のホースや配線も外す。

不幸中の幸いでこの車、ラジエーター外すのが簡単。コアサポートのボルト2本を外したら、ステー1か所と干渉する配管を固定するボルトを外して配管をそーっと押しのけてやれば引っこ抜ける。初見で10分で外せるとかびっくりだ。

外したラジエーター。右下が割れたプラグが残ったドレン穴。しかしまあこれが回しても全然外れない。ヘタにやるとラジエーターのタンク側を傷めそう（樹脂タンク）。
なんとこれ外すのに1時間かかった。もうやだ。
当然外したところで代わりのドレンプラグ用意しないとどうしょうもない。