先日レビューした「百合DAP」ことShanling M3X Limited Edition。
バランス出力が出来るDAPだが、それまでcybercatが持っていたバランス出力対応DAPと違い、4.4mm 5極端子だった。
他の手持ちのDAP(AK120BM+、DP-X1A、N5、PLENUE D2)は全て2.5mm 4極端子だったので、所持するバランス対応イヤホン/IEMケーブルは全て2.5mm 4極プラグだったのだが、M3X LEにはそれらが使えなくなるので、2.5mmバランスプラグ⇒4.4mmバランス変換プラグが必要となる。
先日レビューした4.4mm 5極バランス(メス)⇔2.5mm 4極バランス(オス)変換アダプタ、CayinのPH-4X
は、そのためのものだが、じつはあれはM3X LEを実家でゆっくり聴いてレビューしようと思っていたのに、変換アダプタを忘れてしまったので、追加で現地で購入したものだった。
それより以前に、世のバランス接続端子が2.5mm 4極から4.4mm 5極に緩やかに統一されつつある流れを見て、イヤホン専門店でDAPをバランス接続で試聴するのに、手持ちの2.5mm 4極のイヤホン/IEM(ケーブル)では不十分と感じたので、4.4mm 5極ジャックを持つM3X LE入手前に手に入れていた2.5mmバランスプラグ⇒4.4mmバランス変換プラグが本品、DD ddHiFi DJ44A。
最外装は単色刷りの紙箱で、あんまり高級そうには見えないが...
実は木製の内箱入りで、結構しっかりしている(クッション材は除去して撮影)
このDJ44Aの特徴は、なんといっても2.5mmジャック部分の小ささ。
2.5mmプラグの大きさと比べると、「これ挿したら突き抜けるンじゃ?」というくらい小さい(短い)。Cayin PH-4Xは「2.5mmプラグが入るところ」が明確なL字型だったが、こっちはもはやI字型。
またデザイン的に面白いのは、PH-4Xのようにガンメタ・サンドブラスト処理で高級な方に行くのではなく、ボディ部分を透明にして、基板やフィルム配線を見せるようにしたところ。結構メカチックで面白いデザイン。
ステンレスエンドに社名などの彫り込みがあって、安っぽい感じではない
で、肝心の音の方だが、Cayin PH-4Xと比べて明確な違いは感じられない。
ということは、目立った劣化もない感じ?
コンパクトなサイズと、Cayin PH-4Xに比べてやや安い価格設定は、外出時に持ち出して、店での試聴時に使うのに最適か?
※2022年6月の価格は、3000円少々。筐体のステンレス部分を金メッキ加工した上位版DJ44AGでもPH-4Xよりやや安め。
※cybercatは、今は亡き購入店の閉店セールで購入したので、さらに破格値で入手できたが。
【DJ44A仕様】
仕様:2.5mmバランス(メス)⇒4.4mmバランス(オス)
重量:約3.5g
外寸(長さ×幅×高さ):約16.5×13×8.5mm プラグ除く
素材:ポリカーボネイト(シェル)、ステンレス(筐体)、24kメッキ銅(プラグ)
DD ddHiFi DJ35A/DJ44A 2.5mm Balanced Adapter
持ち運びには良いが、常用にはPH-4Xの方が?
大きさとしては、このDJ44Aの方が小さく持ち運びしやすいが、2.5mmプラグの差し込みが結構硬く、抜き差しはしづらいので、4.4mmしかないDAPの試聴用に、外出時に持ち出し...というのが良いのかも。
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購入金額
1,980円
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購入日
2020年09月28日
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購入場所
七福神商事
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