基幹ケーブルとアクセスポイントの間のスイッチングハブとして TP-LINK の TL-SG1005LP を購入。5ポートにしては価格が高価なのは PoEポートを搭載しているからです。
製品のラインナップの型番は数字3桁の右1桁目がポート数、「P」が付くと PoE 機能付、「E」が付くと VLAN 機能が付きます。
TP-LINK は価格の安さから家庭用として個人を中心に人気で世界市場1位らしいのですが、プロは避けるとのことでネットワーク部署の人からもそんな話を聞きます。中国企業なので通信の内容の取得とかいろんな問題も抱えていてネットワークに入れるのを躊躇するというのが理由のようです。確かに調べると過去にいろいろやらかしている実情が見えてきます。むしろそれでも生き残っていることに驚きの方があるのですけど。
そんな情報を知った上で価格の安さは魅力的なので、コストと引き換えに導入するか否かというところですね。今回も評価機として導入しました。
先行して同じ5ポートの「TL-SG105」を購入し所持しているので、相対的にどう違うのかなというのも気になりますね。
ブランド化された統一感のあるパッケージ。
TL-SG105 と並べると機能の違いは分かりやすいです。
開けたところ。
マニュアルなどが入っていますが、ケーブルを差すだけなので説明不要ですね。
本体と電源アダプタ。電源アダプタはめちゃくちゃ大きいです。なんなら本体より大きいです。
ポートの先の機器まで電源を供給しないといけないので大きくなるのは理解できるのですが、さすがに大きすぎて配電盤とかないとフロアに組み込むときに隙間に入るのかなとか心配にはなりますね。
背面はシンプル。
金属筐体なこともありファンレスです。ただジジっという音は聞こえてきます。
PoE+給電可能なポート数は4ポート。1本は基幹に繋ぐので全ポートが使用できます。
供給能力は各ポートで最大 30W まで。ただし全体で 40W までを供給します。
アクセスポイントの WLX313 だと最大消費電力が 20W だったので、2台までは接続できる計算になりますね。
接続台数を増やして確認したところ、不安定ながらも落ちずに稼働しましたが、1台のアクセスポイントが管理画面に辿り着かないという動作をしました(電源再起動で復帰)。そこから何度も同様のことが起きているのでトリガーとなる事象は何かありそう。
美しい部屋のための機構
外観としては各グレードで異なることはないので、同じ。デザイン性については語るところはないですね。
機能性という意味では、価格を高くしてまで何で PoE が欲しいのかというと、LANケーブルと電源ケーブルをまとめて1本にできるため、アクセスポイントから出るケーブルが減り、配線の乱雑さから解放できるというメリットがあります。
この製品単体のデザイン性というより、設置後に生まれる設置場所を含めた内観、部屋の内観を美しくしたいという人には向いてますね。
機能によってデザインが変わるという製品部類ではなく、またインテリアとして機能するものではないため、機能面に絞って注目されることになると思います。
物理的手間は少ない
接続するアクセスポイントの消費電力などの確認は必要。
電源ケーブルの配線が不要になるため初期構築の手間は不要、ケーブルも1本になるので1本を保守すればようにで楽。楽になる部分も多いけど、安定という点では不安もある。
価格で探すならこれ
競合製品の中では抜きんでて安い。
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購入金額
4,700円
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購入日
2022年06月09日
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購入場所
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