レビューメディア「ジグソー」

全関節がエルボージョイントで、ボールジョイントがないため、可動域の制限が大きいのが弱点

現在のモニター環境は、正面のメインが色再現性が良いEIZOFORIS FS2333-A

左側のサブ画面兼サブPC用画面(切り換えて使用)が、以前プレミアムレビューさせていただいたモバイルディスプレイGechic On-Lap 1305H

当初は、サブディスプレイは必須ではない使い方をしていたのだけれど、最近サブディスプレイで動画の流し見をしながら、メインディスプレイで作業...というスタイルが定着し、サブディスプレイを片付けることがなくなった。

左のモバイルディスプレイの下、もったいない
左のモバイルディスプレイの下、もったいない

 

そうなると、On-Lap 1305H付属のカバー兼自立スタンドでは、設置面積(デッドスペース)をとってしまうのが気になってきた。

 

そこで、アームスタンドを導入して、サブディスプレイの下を空けることを企画した。

 

通販番組でタブレットアームスタンドの紹介があり、モバイルディスプレイの寸をカバーできる事が判ったので購入してみた。

 

モニターアーム以外に、モニターケーブルや、USBケーブル、変換アダプタなどPC/モバイル系の小物を扱う株式会社ルーメンの液晶アーム、TA-S2C01。色はホワイト(本来、自分としてはブラックが好きで、本品にはブラックも用意されているのだが、購入時のセール対象はホワイトだけだった)。

3役...は自分では使わないけど
3役...は自分では使わないけど

 

大型スマホ~タブレット用のアームスタンドなので、On-Lap 1305Hがホルダーに入ることだけ確認して購入。

 

届いてみると、パーツは思いのほか多いが、構造は複雑ではない。

クランプはなぜか2個入りが正規数量
クランプはなぜか2個入りが正規数量(上部だけ持ち運んで使うことを想定しているのかも)

 

机・台などへの固定方法は、机を挟むクランプタイプと、台に吸盤でつけるタイプの、2つの方式で、両方の金具が同梱されている(クランプはふたつ)。

クランプはこんな感じ
クランプはこんな感じ。手前が上部側にあたる。

 

吸盤で机の上などに貼り付けることも出来る
吸盤で机の上などに貼り付けることも出来る

 

そのどちらかを机に固定して、アームを取り付け、モバイルディスプレイ(タブレット、スマホ)側は強いバネで内向きの力がかかっているホルダーに挟み込むという簡単な造り。

タブレットなどを挟む側は、コの字の部分を広げて挟む
タブレットなどを挟む側は、コの字の部分を広げて挟む

 

難点は、全てエルボータイプの関節なので、思いのほか角度の制約が大きいこと。やや上向きに煽ったり、左右に首を振る際には、アームがどちらを向いているかが重要で、アーム軸に対して「ひねる」ような動きは出来ない。

 

そのため、従前のモバイルディスプレイカバー兼用スタンドに似た位置に置こうとすると、後ろ側に大きくアームが飛び出るうえに、煽りが出来ずに画面が地面に対して垂直になる。アームの方向制限に関しては、モバイルディスプレイの「下」を空けたと思ったら、「奥」が余分に使われたという感じ。角度に関しては、現在の用途は動画垂れ流し画面なのでそれでも良いが、メイン画面と連携しながらの作業をしようとするなら、「並べる」のに苦労するので、やや使いづらいかな。

低く構えると後ろに相当アームが飛び出す
低く構えると後ろに相当アームが飛び出す

 

いずれも、現在の間取り、使い方では大きな問題ではないが、ちょっと調整範囲が狭い感じ。本来、もっとグッとアームを伸ばし気味に使うことが想定されており、今の使い方は、ちょっと使用法的には「腕を曲げすぎ」なんだろうな。ただ、ホルダーの基部部分だけでもボールジョイントで造られていれば、角度調整幅は劇的に改善するので惜しいところ。

 

本品、実はクラウドファンディングで導入されたものらしい。ただ、5月末ファンド開始で7月末最終サンプル仕上がり、というタイミングからは、クラウドファンディングの資金を使って「新規開発」というより、すでにできあがりつつあった商品の「様子見一定数輸入」という事だったんだろう。使ってみると、ホルダー部分がボールジョイントだったならば、大幅に使い勝手が向上したかと思うと、ちょっとザンネンな商品。ファンディング資金で開発...というタイプだったなら、意見が取り入れられて、そこにも手が入ったかも...と思うと。

このホルダー裏がボールクランプだったら劇的に微調整幅が広がったんだけれど
このホルダー裏がボールジョイントだったら劇的に微調整幅が広がったんだけれど...

 

ただ、現状のレイアウトでは結構役立っているのと、それがクラウドファンディングの「超早割」価格より安く手に入れられたので、満足はしてますが。

 

【製品仕様】
・ホルダー:保持タブレット/スマホ幅135~220mm
・アーム:ベース⇔中間長270mm、中間⇔ホルダー長200mm
・ねじ式クリップ:固定台幅5~45mm、奥行き65mm
・吸盤:100mmΦ
・稼働角:ベース部180°、中間部220°
・回転角:ベース部360°、ホルダー部360°
《付属品》
・アーム本体 ×1
・ねじ式クリップアタッチメント ×2
・吸盤アタッチメント ×1
・六角レンチ 大/中/小 ×各1

 

製品紹介:液晶アームTA-S2C01

更新: 2022/05/16
自由度

アーム角度の制約がもうちょっと少ないとコンパクトに設置できるのだけれど

サブディスプレイの自立式スタンドより設置面積は小さいが、低く設置すると曲げたアームが「後ろに」飛び出すので、結構スペースが必要。

  • 購入金額

    3,980円

  • 購入日

    2021年11月05日

  • 購入場所

    ツクモバーチャルショッピング

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