ロボットの操縦がしたくて……。
ロジクールから発売されているシミュレーションコントローラ「X56 HOTAS」を購入しました。
どうせ買うなら良いものが欲しい的には、いろいろ探し回った挙句にこの製品に決定しました。
最高クラスのボタン数も魅力的でしたが、トグルスイッチとかコントローラの種類の多さが決め手です。ロボットの操縦──というのは、急に MechWarrior 5: Mercenaries をプレイしたくなったからです。前の記事で「鉄騎コントローラ」のレビューをしたことがあったのですが、あれをガレージからひっぱりだしてきてから急にロボ欲が抑えられなくなってしまいました。
鉄騎コントローラほどではないですが、この X56 も男心をくすぐる入力系統の数々が搭載されており、パイロットとなる夢を叶えてくれるものです。
材質や品質などは本物っぽく、高級感があります。
箱は大きいです。
通販で購入したので配送してもらったけど、店から持って帰るにはちょっとどうたろうという気になるくらいの大きさです。
こんな感じで収納されていました。
簡素化されているので、再度収納する時には楽で便利です。
ジョイスティック部分は土台とレバーが分割されて入ってました。これがレバーの方。
全体的にレバー部分はさらさらとした素材でできていて、触り心地が良いです。つるつるでもなくざらざらでもなく「さらさら」なところがポイント高し。
引き金の形をしたトリガーが付いているのは「武器の発射スイッチ」というイメージがあって良いですね。通常のフライトコントローラだと当然武器が搭載されていないので、トリガーのあるコントローラは男の子には大変ありがたい。
ハットスイッチは3つ付いていて、それぞれが種類が違うので割り当てる時に便利。
MechWarrior 5 では武装の搭載量に応じて複数の発射トリガーを使用することになるので、ボタン数の多い X56 でもさすがに混乱します。僕はハットスイッチに武器発射スイッチを割り当てていて、入力する角度で発射する武器を使い分けるようにしています。反射的に身体が覚えるので便利!
トリガー類は手の大きな人向けに作られているみたいで、僕の場合は遊んだ後は指がつるくらいに痛くなります。ボタンに指が届きはするのですが、限界に近い位置ですね。たとえるなら大型スマホで画面の端を指でタップできない・ぎりぎりできる、あの感覚です。
ジョイスティックを横から見たところ。トリガーの他にサイドボタンや小指の部分にもトリガーがあり、多彩な入力を楽しめます。
下から見たところ。レバー下の端子を土台に接続させて使います。
この接触が甘いとうまく動かないので、最初は初期不良かと思って焦りました(ガチャガチャ動かして接続したら正しくなった)
レバーは残ご左右に倒すジョイスティック的な動きと、ひねって角度を変える入力があります。レバーを横に倒すという動きと、ひねって向きを変えるという動きができます。飛行機などでは旋回する動きと水平角度を変更する動きがあるのですが、感覚的に使い分けられて便利。
スロットル側。
こちらのレバーは、かなり硬いというか重いです。負荷加減を変更するダイヤルがあるのですが、変更しても重いですね。本物っぽいリアル感はあり、スロットルレベルを細かく調節したりはしやすいのですが、使いにくいといえます。
スロットルレバーは中央の分割店で別々に動かすことができ、2つ別々のスロットルレバーとしても使えます。左右のエンジンのパワーを変更して操作したい時などに便利なようです。僕はロックをかけて2つ同時に動かします。
スロットルレバーも大きめで、握りこむには相当の手の大きさが必要です。スロットルの前にもボタンが用意されているのですが、僕の指だとここはぎりぎり届かない位置のため、武器スイッチとして使うには難しかったです。
側面には十字ボタンやアナログジョイスティックもあり、このスロットルレバーに集中してコントロールを割り当てることもでき、右手はキーボードを叩いて操作するなどのスタイルもきできます。
トグルスイッチは僕が一番好きなスイッチ。このために購入したといっても過言ではない。
鉄騎コントローラのようにON/OFFでどちらかの方向に倒れたままになるのかと思ったら、中央に戻る仕様でした。まぁキーボード入力の代用と考えると、この仕様になるしかないですが。このため、ON の方向に入れたら中央に戻るので、視覚的にはどちらのスイッチに入っているかは判別できません。あくまで ON したい時は ON の方向に、OFF にしたい時は OFF の方に倒す操作をするしかないです。
トグルスイッチの間にあるパイプバーの意匠はカッコイイですね。隣のトグルを誤操作しないためのバーかもしれないですが、とりあえずあるだけでかっこいいです。
写真の左側に見える3つのモードスイッチは機能を割り当てることもできるのですが、コントローラ上のボタン全部を2種登録することで、このモードを切り替えることで3倍の入力方法の記録ができるようになっているみたいです。
スロットルレバーには上下にふたつロータリースイッチが付いており、ここも方向系の操作を割り当てるなどしても便利。僕はメックの上半身の回転方向を割り当てようと思ったのですが、設定をむさぼってもできなくて不完全燃焼。
小指側にはマウスの中央ホイールと同機能のものがあり、ここに望遠モニタなどを割り当てるとズームとか感覚的に操作できて便利です。
しかし MechWarrior 5 は搭乗する機体で前方のピラーの位置が変わったりするので違う機体に乗った感があり、楽しいです。
本物らしさでロールプレイがすすむ
質感や手触りも良く、「操縦をしたい!」という人にはベストな選択だと思います。
僕はフライトシミュレータやドライビングシミュレータなどやらないので、もっぱらロボット操縦ゲーム(というメック操縦専門)となっているのでその視点でしか語れませんが、現実にない機体の操縦という点で操作しやすいのはこれだと思います。
メックは現実に合わせると戦車に近い操縦系統だと思うのですが、レバーやボタンの割り当てで上半身の回転・下半身の回転、前進方向の角度変更などが感覚的に操作可能です。スロットルレバーは必然的に前進速度と後退に割り当てるしかないのですが、前進をレバー前倒しなどに割り当てるとずっと倒していないといけないので操作性が悪く、車や戦車・飛行機のようにアクセルの踏み加減=エンジンストロークの変更と考えるとインターフェース的にこれになるかと。オートで前進しつつ武器管制していくためのコントロールしていくのが楽しいです。
トリガーやボタンも豊富なので、感覚的に操作できる手頃な操作を割り当て楽しめるのも良いですね。
使ってみた経験なのですが、照準移動などはレバーの方が操作しやすい(ジョイスティック優位)だと今まで思っていたのですが、実際に操作してみたところ、マウスの方が正確で速いですね。大事なことなので2度言いますが、「マウスの方が精密に動かすことができて」「マウスの方が照準を合わせるスピードが速い」です。
スティックのカーソル移動は一定速度でしか動かせないのですが、マウスは大きく動かしたい時は大きく動かすだけでできるので一瞬で目的の場所に持っていきやすい。そしてレバーの照準合わせは細かく動かそうにも倒しすぎたりで力加減が難しいのですが、マウスの移動は多少ずれても感覚的に修正できるので速いです。
このことから照準に関しては最強の入力デバイスはマウス以外にはないですね。
移動や各種機体の管制などを左手のコントローラで感覚的に操作し、右手はマウスを握るのがゲームでの最強のプレイだと思います。
リアルでそんな操縦できないので(マウスの動きに追従同期して動く砲身とか物理法則で存在しないので)僕はコントローラを握りますが。
僕はゲーマーではなく、パイロットですからね。
可動部分が多い
形状と可動部分の多さから掃除がしやすい。可動部分が多いという事はそえだけ壊れやすいということなのだけど、触ってみた感じでは壊れそうな気配はない。長く愛用していけそう。
最高級コントローラ
現世代での最高クラスの機能であり、価格的にも最高クラス。
安く購入してちまちま遊ぶより、実を取る人向け。
価格で買えない操作体験に、僕はとっても満足。
-
購入金額
35,364円
-
購入日
2022年04月16日
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。